徒 然 草  2001年5月


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31日(木) 昨日は 「キャラメルコーン パインシャーベット味」、今日は「夏色の果実 パイナップル」を食べました。

 お菓子に果物の味をつけるのは結構難しいらしく、どこかの会社が何かの果汁を上手く粉末化し て、製菓メーカーが簡単に使えるようになると、その味のお菓子が一斉に発売されるみたいです。今回はパイナップル果汁の粉末化に成功したのでしょう。

 粉末化といっても、単に乾燥させて粉にすれば良いというものでもなく、味や色や香りを保ったま ま、溶けやすく製造時に均一に分散しなければなりませんから、結構難しいと思います。


30日(水) 上野動物園のモノレールが新装開業したそうです(4代目とか)。一昨年暮れの定期点検で、車両に老朽 化によるヒビ割れが見つかって営業休止に。営業自体は黒字だったのですが、車両を新制するお金がないとかで、しばらくそのままだったようですが、晴れて再 開業しました。

 お金がかかると言っても、高々数億円。過去3代の車両は合わせて4800万人を運んだそうで、この車両も1000万人を超える子供たちの夢を 運ぶのでしょう。何と安い買い物! 1兆円もかけて客の乗らない大江戸線を作るよりは、はるかにマシです。


29日(火) 日本人6人が不法滞在でオーストラリアから強制送還されたそうです。これだけならありがちな事件ですが、内容が笑え ます。6人は39歳の夫婦、その母で68歳、8,2,0歳の子供と言う構成。2年前の2月にオーストラリアに入国した後、3ヶ月の滞在期限が切れた後も、 キャンプ場や現地で出来た友人宅等を転々とし、現地で子供も生まれたそうです。

 ただ、頼りの月十数万の母親の年金が更新手続きをしなかったために止まってしまい、お金に困っ て万引きをした所を捕まって、不法滞在がバレたそうです。「初めは3ヶ月で帰るつもりだったが、旅をしているうちに楽しくなった。お金が尽きてからは帰国 を考え、宝くじでも当てて帰るつもりだった。」とか。最後の一文は、ど こぞのHPの「totoを当ててオフ会をする」と似たような発想ですね。

 まあ、気持ちは分かりますけどね。旅をしてると、旅こそが現実で、家で待つ日常生活は、遠い昔 に見た夢のように感じますから。どっぷり旅に浸ってしまって、日本からやって来た事なんて記憶の彼方に飛んでしまい、遠い昔からこうして旅を続けていたよ うに思えたのでしょう。


28日(月) ダービー翌日のスポーツ新聞の一面を相撲なんぞに持って行かれるとは、競馬も落ちたもんだ。

27日(日) 欲しい本が あったのですが、近所の本屋に見当たらなかったので三省堂へ。結局見つからなかったのですが、大きい本屋は良いなあ。家の側の本屋も、そんなに小さいわけ ではないのですが、三省堂クラスになると何でもありますからね。久しぶりに本格SF(「ハイペリオン」ダン・シモンズ著 ハヤカワ文庫SF)を買って帰り ました。

26日(土) ダービーの 馬券を買いに中山競馬場に行ったのですが、空いてましたねえ。ダービー前日だと言うのに。

 JRAの売り上げは、1997年に4兆円でピークを打った後は5-8%の減少が続き、昨年は3 兆4348億円でした。今年は、昨年を更に7-8%下回っているみたいです。景気が悪くて馬券に使えるお金が減っている、と言うのもあるのでしょうけれ ど、一番の原因は「ブームが去った」事ではないでしょうか。日本人は、熱しやすく冷めやすいですから。

 1970年代始めにボーリングブームが起こって日本中にボーリング場が出来ましたが、間もなく ブームが去って倒産続出。あちこちに廃虚と化したピンの看板が空しく立ち尽くしていました。1980年代後半はスキーブーム。これまた、あちこちにスキー 場が出来ましたが、最近それが潰れ始めてます。JRAが潰れるとは思いませんが、売り上げの減少は更に続くでしょう。どこまで?

 競馬がブームになったのは1990年くらいからで、この年の売り上げが2兆2000億円ですか ら、この辺まで落ちる事は覚悟した方が良いでしょう。もっとも、当時だってJRAは黒字だった訳ですから、売り上げ2兆円でやっていけない事は無いはずで す。ただ、そのためには支出を当時と同じ程度にまで減らさなければなりません。賞金の減額、職員のリストラ、外注費の削り込み。競馬サークルにとってはか なりの出血となるでしょうけれど。


25日(金) 「毒草を食べてみた」植松黎 著(文春新書)。毒ってのは、ある意味不思議なものです。わずか数十ミリグラムで人を 死に追いやるメカニズムは、「生命」と同等の神の御業を感じさせます。そして、量によっては薬にもなることもまた。

24日(木) しばらく前 に掲示板でW杯の会場の話題が出ましたが、現在続々完成中のスタジアムは、年間数億円の赤字を産み続けます。もちろん、赤字が全て悪だとは言いません。金 銭的に赤字でも、それに見合うだけのメリットがあるなら、W杯のスタジアムを作るのも良いでしょう。ただ、それには着工前にきちんとした議論がなされ、赤 字とメリットのトレードオフの結果、メリットが赤字を上回ると判断されることが前提です。

 そんなものを一切せずに作り始め、完成が目前になってから「完成後はどうしよう」。いかにも日 本的な風景です。

 先日、海外から来た宇宙ステーション関連のお客さんの話を聞きましたが、完成して打ち上げた後 も、運用に人出とお金がかかることを力説していました。そして、ちゃんと予算がついていることも。開発中から完成後の事を考えているから、当然ですよね。

 翻って日本は? 日本的な風景が広がっています。


23日(水) 奈央恵様の妹君であられる「おまる様」がネットデビューしました。姉君同様、ネット上を爆発しながら疾走して頂きた いものです。


22日(火) 4年前にMSL−1というミッションがあって、当時某社に居て日本チームのサポートをしてくれたJohnが、現在は NASAに移って今週は日本に来ているので、当時のメンバーで集まって飲み会をしました。灯台は今日は東京で会議だったのですが、それが終わってから高速 バスで筑波へ。楽しい飲み会でした。

21日(月) 韓国雑感2

 韓国では、日本車はほとんど走っていないとの事(税制のためらしいが)。9割が国産車、1割は ベンツ・BMWとか。ただ、韓国車のデザインは日本車そっくりなのが多い。「おや、これはトヨタかな」、と思って見るとヒュンダイだったりする。意地でも 日本車のデザインなんか真似られるか! としそうなものだが、この辺は結構節操が無い。

 日本では、やたらバカでかい車は「品がない」とされるが、韓国では車はとにかく大きければ良い そうだ。三菱自動車は「クラウン」に対抗して「デボネア」と言う大型車を作っていたけど、とにかく売れない。何せ、三菱グループが義理でエラいさんの社用 車に買ってくれただけだったから。経営が傾いて来て、こんな売れない車の生産は続けられん、となったものの、ラインナップから大型車がなくなるのはカッコ 悪いので、どこかからOEMで入れようと言う話になった。で白羽の矢が立ったのが韓国車。とは言え、やっぱり売れないらしい。


20日(日) 8時起床。13時間寝たか。でもまだ眠い。蒲団を干して、クリーニング出して、オークスの馬券を買いに行って。

19日(土) 今日は会社 のBBQ。灯台の車は積載能力があるので、荷物運びに駆り出されたのですが、会社8時半集合。。。 いつもの日より早いやん! と言う訳で、昨夜は筑波の 健康ランド泊まり。

 会社から荷物を運んで(何故か会社にキャンプ用品がズラリ揃っている)、11時頃から開始。風が強くて、ウチワであおがなくても炭に火が着く ので、楽チン楽チン。灯台は、肉の塊(2〜3kgあったはず)をアルミに包んで焼くと言うので、その番をしてました。小さめの炭に火を付けて、肉の周りに 置いて行く。1時間ぐらい焼いたら、外側は良く焼けて、中も生ながらもじんわり暖かく、我ながら良くできました。

 飲んで食って、15時頃お開き。荷物をたたんで会社に着いた頃、ポツポツと落ちて来て、帰り道は土砂降り。BBQ最中じゃ無くて良かった。家に帰り着いたら猛烈に眠くなり、19時には寝てしまいました。


18日(金) 4月から総務企画部に異動して事務屋になったはずなんだが。。。 来週の火曜は某事業団の本社で打ち合わせ。教育研 修に広報にWeb Based Training に民間利用に加えてこれかい。灯台の体は1個しかないんだが。

17日(木) 韓国雑感

 現在韓国では学校で漢字を教えていないので、若い人はほとんど漢字が読めないらしい。なので、 町中の広告の看板はほぼハングルです。漢字を使っているのは、中華料理屋か日本人/中国人をターゲットとしている店。ひらがなも使っていれば、これはもち ろん日本人向け。笑ったのは「読売マッサージ」と言う看板。読売新聞が韓国でマッサージに乗り出したと言う話は聞いた事がないので、名前を騙っているので しょう。どうせ騙るなら、「ナベツネ様御用達」くらい付ければいいのに。

 ホテルの近くにシネコンプレックスがあったのですが、週末と言う事もあるのでしょうけれど行列 のできる大盛況。日本では映画が廃れて久しいですが、韓国ではまだまだデートの定番みたいです。最近「シュリ」を筆頭に韓国映画が日本でも人気を博してい ますが、人気があれば制作費もかけられるし、才能ある人間も映画界に入って来る、そういう良い循環があるのでしょう。

 10代の女の子の80%は髪を染めてます。日本よりは色が大人しいけど。「大東亜厚底共栄圏」 と言った人がいましたが(ネーミングに問題はともかく)、茶髪といい厚底サンダルといい、日本の若者文化はかなりアジアを席巻していますな。ただ、ルーズ ソックスだけは流行らなかったねえ。

 明洞で思ったけど、人が多い、そして活気がある。日本は少子化で若い人が減っている上に、若い 人自体が精神的には老けている。それが日本の社会の活気の無さに繋がっているような気がする。


16日(水) 「1,000日で1,000万台」をキャッチフレーズにスタートしたBSデジタルですが、半年でやっとこ60万台。 しかも、売行きは鈍化しているとか。白黒がカラーになった時は、その差が視聴者に一目瞭然でしたから買い換えも進みましたが、アナログがデジタルになって も大して変わらんもんなあ。大型TVで見れば違うらしいけど、日本のウサギ小屋のどこに置くスペースがあるねん。そんなもんに30万も払うほど、日本の消 費者は甘くない、と。見る人が少なければスポンサーも付かないから、番組の内容が貧弱になり、ますます視聴者が付かない、の悪循環。

 文字放送の時もそうでしたが、消費者は供給側の勝手な皮算用(1台○万円で普及率△%なら、総 売上は××億円)ではなく、自分にとって払うお金に見合うだけのメリットがあるか、で行動しますからね。メリットがあれば高くても買うけど、なければ買わ ない。消費者にとってのメリットの判断を間違えるとこうなる、という見本でしょうか。

 現在、高速道路の渋滞解消を旗印に、非接触型の料金受領システムが開発され、各地のICで工事 が行われています。現在のシステムでは、ICに入る時と出る時の2回、車を止めねばなりませんが、このシステムだと車上と地上の装置間で無線でやりとりす るので、徐行するだけでいい。料金所渋滞が大幅に緩和される、と言うのが謳い文句です。

 しかし、利用者がこのシステムを使用するためには2万円くらいの車載装置を買わねばなりません し、しかも高速料金の割引はゼロ(5万円のハイウェイカードなら8千円のプレミアが付くのに)。道路公団は、「渋滞緩和のメリットがあるんだから、割引の ないのは我慢して欲しい」と言ってる様ですが(翻訳すると、「導入に金がかかるのに、割引なんかできるか! 割増料金もらいたい位や」)、これぞ供給側の 論理。

 このシステムで解消されるのは料金所渋滞だけですが、料金所渋滞が起きている時はそれ以外の所 でも混んでるもんです。例えば東京付近の中央自動車道(上り)では、笹子トンネル、中野トンネル、小仏トンネル、八王子料金所、調布IC、高井戸出口、首 都高環状線との合流辺りで渋滞しますから、八王子料金所での渋滞が解消されたってあまり意味がありません。八王子で流れる分、調布や高井戸の渋滞が伸びる だけです。八王子ICで降りる人にはメリットがありますが。

 このシステムを使うと料金20%引き! ならあっと言う間に普及すると思いますが、今のままで は新システム用のゲートは出来たけど、通る車はまばら、でおしまいでしょう。


15日(火) 田中外相に対して森前首相曰く。「感情的になっておられる」「世の中にはやって良い事と悪い事がある」。あんたにだ けは言われたくないよなあ。

14日(月) 9時頃ホテ ルをチェックアウト。地下鉄に乗ってクヮンナル駅へ。ここからシェラトン・ウォーカーヒル・ホテルまでは送迎バスがあるらしいけど、乗り場が分らないし、 1kmなので歩く事にする。今日も良い天気であつあつ。

 ホテルに入り、ディバックを預けてカジノへ。ボードゲームが40台くらいと、スロットが200 台くらいか。ベガスの中の下位のホテルのそれと同じかな? ただ、月曜の午前中とあって中は閑散。スロットには10人くらい。ボードゲームも、やっている のは1/5くらいか。

 とりあえずスロットを20,000Wやるも、ほとんど当らず。渋いなあ。ベガスならもうちょっ と遊ばせてくれるのに。それからブラックジャックに移動。タネ銭50,000Wでスタート。8,000Wくらいまで増えたけど、結局スカ!

 クヮンナル駅に戻り、地下鉄で東大門へ。一昨日とは道の反対側へ。この辺はとにかく小さな店が 密集している。エリアによって帽子屋が並んでいたり、古本屋だったり、靴屋だったり、園芸店だったり。全部合わせたら万じゃきかないだろうな。相変わらず 照りつける太陽の下、ぶらぶらと歩く。腹が減ったので、屋台で買い食い。玉子のトーストサンド(1,200W)。目に前で焼いてくれたあつあつを頬張る。 もう少し歩くと電器屋街となり、その中にセントラルホテル。1Fの食堂で焼肉定食とビールの昼飯。注文しなくてもキムチが付いて来るのはいいよね(しか も、白菜と大根と)。

 食事後、しばらくロビーで待つと迎えのバスが来た。14:45乗車。いくつかホテルを回り、キ ムチ屋に寄って仁川国際空港着は17時。現地添乗員さんがチェックインしてくれて、航空券を受け取る。出国手続きした先には免税品店の群れ。ロスの免税品 店がすごいと思ったけど、その比じゃない。空港全体が免税品店と言っても良いくらい。みんな日本人向けなんだろうなあ。お酒をちょっと買って、財布の中の ウォンを使ってビールを飲み、搭乗。19時、定刻にテイクオフ。

 成田着は21時。いや、早いねえ。海外に行く感覚じゃないや。さて、駅に行くと次の京成は急行 で、船橋競馬場まで各駅停車。これじゃラチが開かないと京成成田で降りてJR成田へ。ところが成田線はたった今出た所で、次は50分後。やれやれ、これ じゃソウルの方が近いじゃないか。


13日(日) 今日も良い天気。最高気温予想は28度とか。やれやれ。ホテルを出てソウル競馬場へ。

 都心に戻り、地下鉄西大門駅で降りて、予約してあった亂打(NANTA)を見る。いやあ、面白 かった。日本のニュースで取り上げられるのは包丁を振り回す所だけだけど、それ以外にもボールやフライパンや何でもあり。今回は中央寄りの前から2列め だったので、野菜は飛んで来るわ米は飛んで来るわ、臨場感バッチリ。これで3,000Wは安かった。

 劇場から出た頃には日も傾き始め、昼間の暑さもだいぶ収まって来た。市庁駅までぶらぶら歩き、 そこから地下鉄で昨日に続き明洞へ。今日は石焼きビビンバと思ったけど、入った居酒屋でチヂミを頼んだら直径30cm超。これだけで腹が一杯になってし まった。

 一旦ホテルへ戻り、シャワーを浴びる。そしたら猛烈に眠くなり、BSで7時のニュースを見てい るうちに沈没。


12日(土) 6時起床。6時半からホテルの1Fでパンとコーヒーのサービスがあるのでこれを食べ、6;56の京成に乗る。成田で チェックイン、出国手続き。さすがにこの時間は空いてるなあ。財布の中の小銭を消化するため、ビールを一杯。9時、定刻にテイクオフ。

 「富士山がきれい」との放送が入ったが、中の方の席なので良く見えない。トイレに行くついで に、トイレ横の窓から眺める。確かに中々きれい。眼下に広がる白い山脈に、窓の所にいたオバサンが「北アルプスですよね!?」。南アだって。仙丈のカール がすぐそこに見えれるやん。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、白峰三山、南ア北部が手に取るよう。しばらく見とれてから反対側の窓に回る。ちょうど御嶽の真上を通過 する所で、すぐそこに先週ヒイヒイ言いながら登った乗鞍岳。思わず微笑む。

 席に戻ってしばらくウトウトしたら、もう仁川国際空港。なりたから2時間ちょい。新幹線の東京 −大阪より短いんだから、海外に来た気がしないなあ。入国手続きをして、現地添乗員さんのところへ。しばらく待って全員揃ったところでバスに乗り込む。

 この仁川国際空港は開港したばかり。もっとも、今後も拡張工事は続き、完全に完成するのは 2020年らしい。気の長い話。まあ、成田だって開港20年経っても当初の計画は全然達成されていないのだから、人の事は言えないけど。空港の周りはビル も人家も人家も全くなく、非常に殺風景。そこに伸びる高速をバスは快走する。40分くらいで大きな川に出た。漢江である。川幅は広い所で1kmもある大 河。川の北側が旧市街で、南側が新市街。川の北側をバスは走る。

 1時半、某ホテルの免税品店に着く。ホテルのチェックインが3時なので、それまで時間つぶし。 けど、灯台は買うもの別にないしなあ。腹減った。無料のコーヒーやジュースをくぴくぴ。ただ、ここで手に入れた日本語の地図は後で非常に訳に立った。

 2時過ぎ、再びバスに乗車。渋滞のソウル市街に突入。しかし、文字がハングルなのと車が右側通 行なのを除けば、あんまり日本と変わんないなあ。女の子は茶髪だし。3時ホテル着。日本で言えば安めのビジネスホテルと言う感じ。まあ、安いツアーだから 仕方がない。荷物を置いて、地下鉄で2駅の国立博物館へ。ここは昔の宮殿の中にある。門とかはいかにもと言う作り。高麗青磁や白磁を見る。ただ、それほど 大したものはないなあ。エジプトを研究するなら大英博物館なように、逸品は日本が掻き集めてるからなあ。これもまた、歴史の一断面。

 ここから明洞(ミョンドン)に出て夕食。しかしすごい人だなあ。土曜日だからとは言え、年末の アメ横みたい。骨付きカルビを食べて満足。キムチも美味。更に今度は東大門(トンデムン)へ。渋谷の109みたいなファッションビルがいくつかあるんだけ ど、どこもビルの前に舞台があって、ここで歌やら踊りやらトークやらのパフォーマンスをやってる。こうやって人寄せするのが韓国流らしい。ビルの中に入る と、フロアによって、メンズ、レディス、ファッション小物、アクセサリ等々狭い通路の両サイドに小さな店がごちゃっとある。この辺のごちゃっとしているの が特徴やね。30年くらい前の大阪ってこんなもんじゃないかなあ。今でも駒川の商店街とか行くと、その面影があるけど。

 流石に疲れた。ホテルに帰ってBSを見ながらお休みなさい。


11日(金) 明日早い飛行機なので、今日は成田駅前のビジネスホテル泊。

10日(木) 小泉新首相 に問われているのは、勝海舟になれるか、と言う事だと思います。

 明治維新の際、勝海舟と西郷隆盛の会談によって江戸城が無血開城(=停戦条約の締結と、幕府軍 の江戸城からの撤退)したわけですが、当時、衰えたとはいえ幕府/徳川家はなお300諸藩の中で最大の軍事力を持っていましたから、開城せずに官軍(薩 摩・長州連合軍)と決戦すれば、どちらが勝つかは判りませんでした。幕府内にも、小栗上野介を中心
とした主戦論がありましたし。ただし官軍と幕府軍が全面対決となれば、勝ったほうも無傷とは行きませ ん。国力は衰え、列強の植民地となる可能性がかなり高かったはずです。

 当時は300年続いた徳川体制のため、「お家」と言う思想が世を覆っていました。重要なのは自 分の所属する藩(徳川家を含む)が安泰かどうかであって、自藩以外がどうなるか、などと言うことは思考の範囲外でした。そうした時代にあって、幕臣にも関 わらず「幕府=徳川家」の外側にある「日本」の未来を憂いた勝海舟と、その考えを入れた慶喜は卓見であったと言わざるを得ません。

 もちろん、官軍側が幕府の一意恭順を受け入れず、慶喜の切腹を迫った場合には一戦構える覚悟は あったようですが、ある意味これは外交戦略でしょう。最初から白旗では相手に舐められますから、和戦両様の構えで官軍側が勝の出した提案を受け入れるよ う、圧力を掛けた、と。

 勝の取った態度は「武士道」に反する行為ですから、明治になってから旧幕臣にはずいぶん反発を 喰らったようです。まあ、勝は徹底した合理主義者ですから、気にはしなかったようですが。土佐藩の下級武士で、しかも脱藩者の坂本竜馬があれだけ活躍でき たのも、身分など無視して竜馬の才能を見抜き、それを後見した勝の合理主義あればこそですし。

 今の自民党は、当時の徳川幕府にそっくりなように、灯台には見えます。さて、小泉首相は勝海舟 になれるでしょうか。


9日(水) 国会の代表質問が始まりましたが、原稿棒読みの鳩山では、小泉・田中の株を上げてやっているようなもんやねえ。

8日(火) 去年のGW中 の大事件と言えば、西鉄バス乗っ取り事件でしたが、今年は金正男でしょうか。今年30歳らしいですが、40位の引きこもりオヤジにしか見えんなあ。しかし 拘束したは良いけれど、表沙汰になった瞬間土下座して解放では、相変わらずこの国には外交がありませんなあ。小泉内閣は憲法9条改正も口にしているけど、 軍備もまた外交の1つの手段に過ぎません。外交がないのに、自衛隊を国防軍にしたって意味はないんだけど。

7日(月) 心配していた 筋肉痛も現われず、まだまだ若い!! ただ、顔が日焼けして変な感じ(特に、口の上辺り)。

6日(日) 朝食を食べ て、8時半出発。梓川SAでお土産買った以外はノンストップ。新座料金所で5km詰まった以外は順調で、13時にアパート着。洗濯してから中山へ。結果 は。。。

5日(土) 乗鞍岳春スキーにチャレンジ。

4日(金) 7:30、 「ごはんだよ〜」と言うノックの音で目が覚めた(他の部屋は「お食事の用意が出来ました」なんだけど)。ありゃ。7時に起きて準備して、朝食済ませて即出 発、のつもりだったんだけど。まあ、山スキーは明日で良いか。食事を食べて準備をし、8:30出発。ぺかぺかの好天。

 まずはエコーラインを上がって三本滝レストハウス(標高1,800m)へ行く。既に車が50台 くらい停まっていた。駐車場に入れるのは10台位なので、残りは道端に一列に停まっている。灯台も車をUターンさせて列の先に停める。スキー靴に履き替 え、ブレードを持って斜面をえっちらおっちら。積雪はまだ2mくらいある。標高差で50m位登って、板を履いて滑り降りる。斜面には、乗鞍岳を目指すグ ループもいれば、ソリを持った家族連れも。靴が濡れるとブウブウ言っていた女の子が、ソリで1本滑るなり「もっとやる!!」。小さな子供連れだったら、ゲ ロ混みの上高地なんかよりも、ここでソリして雪だるま作って雪合戦してBBQする方が、よっぽどいいよねえ。

2本滑ったらノドが乾いてきた。今日は怠慢したので、食べ物飲み物は持ってこなかった(レストハ ウスはまだ休業中)。まあ、明日のための足慣らしになったしと鈴蘭に戻る。

 鈴蘭に着いたのは11時前。ビジターセンターで少し時間をつぶす。11時半になったので、 ちょっと早いけど昼飯にするか。乗鞍に来たんだから蕎麦でも食おうと思ったけど、「中之屋」には20人ぐらいが列を作っているし、「いがや」も駐車場は一 杯。「徳兵衛」は新島々に移転してしまったし、で蕎麦はギブアップ。「ふきのとう」で馬肉ステーキ定食を食べる。美味!! これで又、乗鞍に来る楽しみが 増えた。

  そ れから一ノ瀬牧場へ行って、水芭蕉の遊歩道を1時間くらいかけてぶらぶら。雪解け水が流れる中、ボコボコと水芭蕉が姿を見せている。冬眠から覚めたカエル が鳴声を競っている場所も。高原も春なんだなあ。遠くに乗鞍岳を望みながら、ぷらぷらと歩く。

 駐車場に戻り、車を発進。コーヒーでも飲もうと思ったけど、入ろうとしたお店は満席。まあ、繁 盛何より。さつ木荘に戻り、温泉に入って休憩。Iから電話があったそうで、渋滞に巻き込まれて遅れると言う。やれやれ。

 結局、Iが着いたのは20時半頃だった。御迷惑をおかけしました>さつ木荘の皆様。 昼に出れ ば18時には着くと思ったら、都内を抜けるのに4時間かかったとか。渋滞が無くたってノンストップで4時間はかかるんだから、8時間で済んだのはラッキー やね。

 再び温泉に入って、23時過ぎに沈没。


3日(木) 午前0時、雨の中を出発。三郷JCTから外環に入る。大泉JCTで渋滞していたので、和光ICで降りて川越街道〜浦 所バイパス経由で所沢ICから関越道へ。雨は土砂降り。花園IC(10km)、八風山トンネル(8km)と多少渋滞してたけど、3時半には東部湯の丸SA に着いた。腹が減ったので、ウドンを食べて車中で寝る。雨が車の屋根を激しく叩く。バラバラという音を聞きつつ、この車の中で一体何泊したかなあ、などと 思いながら眠りに落ちる。

 明け方はやたらと寒くて暖房を入れた。起きたのは9時。雨は既に上がっていた。情報版では関 越、上信越、中央とも数10kmの大渋滞らしいけど、この辺はガラガラ。上信越道の場合、軽井沢の所で2車線が1車線に減るので渋滞する分、そこから先は 空いてる。夜の内にここまで走っていたのはそのため。

 Iから携帯に電話が入った。明日から参加したいとのこと。さて、天気も持ち直して来たので出 発。豊科ICで降りて松本へ(この時間に乗鞍に行こうとすると、上高地渋滞にハマる)。お城の裏の駐車場に車を停めて、まずは米芳(馬刺で有名)でちょっ と早い昼食。でもって、「まるも」でマンデリン(今日のBGMはアリアでした)。それから本屋巡り。優雅な休日です。

 カタクラパーク(ショッピングセンター)でワインを仕入れ、16時になったので上高地渋滞も解 消したろうと乗鞍を目指す。17時、「さつ木荘」着。この辺は昨夜から今朝にかけては雪だったらしい。番所でも5cm積もったとか。温泉入って、夕御飯食 べて。車中泊で睡眠不足だったので、21時に沈没。


2日(水) 今夜はどこかのSAで車中泊。明日から乗鞍で湯治です。HPの更新はチト止まりますが、掲示板には書き込みしますん で。

1日(火) 本来なら、そ の月の徒然草のページは月の最初の更新時に(5月分なら5/1に)新規アップすべきなんでしょうけど、月末に時間があると翌月の分もアップしちゃってます (つまり、このページは4月末にアップしている)。当然、5/1まではのぞいたって何もないのですが、奈央恵様は毎月のようにのぞきに来ている模様。毎月 見に来てくれるのに、中身がカラッポでは申し訳ないので、来月は何か面白いものでも載っけておこうかしらん。