徒 然 草  2000年10月


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31日(火) 宇宙ステーションの最初の滞在クルーを乗せたソユーズが打 ち上がりました。とはいえ、まだまだ長い道のりです。
30日(月) 最近のニュース から

参院の選挙制度改正案、衆院でも可決・成立:参院議長のクビを飛ばしてまで成立させた法案。与党の狙いは

1)今の比例代表区では、名簿上位の候補は当選確実だから真面目に選挙運動をしないし、下位の候補は落選確実だからやっぱり選挙運動をしない。 結局、真面目に運動するのは当落線上の候補だけ。非拘束名簿にすれば、どの候補も必死で票を集める。

2)かつての石原慎太郎の様に300万票も集める候補がいれば、1人で3人分当選できる。

しかし、1)については、今や組織を締め付ければ締め付けるほど、雑巾を絞るように票が逃げて行くのに、候補や支援組織の幹部がいかに必死に なってもそれで票が入る時代でもないでしょう。2)も、今まで「自民党」と書いていた300万人が自民党候補の個人名を書いても、結局当選できる人数は同 じ。今まで「民主」や「共産」と書いていた人が自民候補の名前を書いてくれて初めて意味があるのだけれど、他の党だってそれなりに知名度のある人を立てる 訳だから、結局はあまり効果ないんじゃないかな。

長野県企業局長が田中知事に「名刺折り曲げ」謝罪:抗議の電話/FAX/メールが5千件も殺到して、あわてて陳謝したとか。あそ こまで大見得切っておきながら、ああ、情けない。プライドってもんはないのかね。謝るくらいなら最初からやるな。やった以上は責任取って辞めろ(一応退職 願は出すものの、知事が慰留するとか。でも本当に辞める気なら、憲法(職業選択の自由)を持ち出せば、知事とて慰留はできないはず)。

 今までは知事や副知事にゴマさえすっていればあとはデカい顔が出来た訳ですが、世の中の風向きが変わった事は今度の選挙結果で明らかなのにも 関わらず、それが全く見えていない事を満天下に示しました。

 しかし、田中知事には「長い間ご苦労様でした」と辞表を受け取って欲しかったですね。あまり波風を立てたくないと言う事なのでしょうが、木っ 端役人の分際で県民が選んだ知事に楯突く事はどう言う結果を産むのか、秩序の確保の意味で必要だと思います。もちろん、辞表を片手に批判する自由はもちろ んあります。

そごう、9店を12/25で閉店:雇用の点で問題にはなっていますが、「そごう」が無くなる事自体は大した問題じゃないんですよ ね。お店はいくらでもあるわけですから。


29日(日) 小雨降る肌寒い日。千 葉県内の鉄道未乗区間をつぶしてきました(詳しくはこちら)。そ れから天皇賞(秋)の馬券を買って帰る。天皇賞の結果はこちら
28日(土) 朝ご飯食べて、もう1度温泉入って出発。まずは小諸でリンゴ狩り。園内で3種類位味見して、お土産は入園料に含まれ ている2個。品種は「陽光」(初めて聞いた)と「千秋」を選びました。佐久IC前の「おぎのや」で釜飯+αの昼飯を食べ、軽井沢へ。

 軽井沢駅南口に広がる、「プリンス アウトレット・モール」へ。イーストモール、ウエストモー ルに加えて、最近ニューウエストモールが開業し、更に工事している。儲かってるんやろうねえ。お客も多いし。メインはアウトレットだけど、輸入雑貨等の店 も多くて、気分はアメリカのショッピングモールかな。ただ、アメリカのモールみたいに大きな建物の中に入っている訳ではなく、隣の店に行くには一度ショッ プの外に出なければならない。真冬にはきつそう。まあ、ショッピング中の女性には大した問題じゃないか。

 ちなみににイーストモールやプリンスホテル東館のあるあたりは、かつては灯台の通ったM学園の 土地で、戦前に建てられたオンボロの建物がありました。中1の時に1週間泊まり込んで、軽井沢周辺をずいぶん歩き回らされたっけ。今では当時の面影はな く、堤の金儲けの道具と化しているのは口惜しい限り。

 男の一人暮らしでは買うものもなく、ひと回りして、ついでに軽井沢の駅の反対側とかも見て、 コーヒー飲んで、2時間はおしまい。降り出した雨の中を帰って来ました。


27日(金) 今日は会社の旅行。15時で仕事を切り上げて、15時半出発。3時間で群馬・磯部温泉着。風呂に入って19時45分 から宴会。もう一度温泉に入って、部屋で2次会。灯台は体質的に酒に強くないので、長時間飲んでるとづ頭痛が・・・。午前1時にはフトン被りました。ほと んど徹夜で飲んで騒いでた人もいたみたいですが。まあ、5階はウチの会社で貸し切ってたし。


26日(木) 地球の月がどうやってできたかは、天文学上の大問題です。色々な説があるのですが、最近有力なのは、 地球が出来上がってしばらくした頃、火星くらいの物体が地球に衝突し、その時のショックではじき飛ばされた岩石が集まってできた、と言うものです。スー パーコンピューターによるシミュレーションでは、はじき飛ばされた岩石は1年以内に集まって月になるそうです。地球のほうは、「囓ったリンゴ」みたいにな りますが、自分の重力の影響で、長い年月の間にまた丸くなってしまうのそうです。

 現在、太陽系の惑星は9個ですが、太陽系初期にはもっとあったようです。しかし、お互いの重力によって軌道が乱され、衝突したり太陽系の外に 飛ばされたりして、最終的に9個で安定しました。天王星が公転面に対して横倒しになっていますが、これもかつての大衝突の名残だろうと言われています。

 ちなみに、現在の月は地球から38万km離れていますが、形成当時はその1/10くらいの距離だったようです。つまり、今の10倍の大きさに 見えた。どんな眺めだったのでしょう。現在、潮の干満は全地球平均では1mくらいですが、当時は何十mだったはずです。この辺に生命の誕生の謎が隠されて いるのかも知れません。


25日(水) 最近はネット取引が花盛り。「バスに乗り遅れるな」と中小証券もネット取引を導入しています。ちゃん とした(?)ネット証券では、客がネット上で売買の指示を出すとそれがホストコンピュータに直接つながり、自動的に株が売買されますが、中小証券では客が ネット上で取引の指示を出すと、それが電子メールみたいな形で証券会社に送られ、後は人力で売買しているケースがあるそうです。ネット証券のシステムは数 億円かかるが、こちらなら数百万で済み、人件費を考えても安上がり。

 まあ、中小の地場証券の顧客はあまりコンピュータには縁のない人が多く、ネット取引は1日数十件しかないそうなので、確かにこの方が賢いかも 知れません。ITITと言っても所詮はツール。電話と同じでそれ自体が利益を生み出すわけでもありませんし。


24日(火) 若田さんの着陸は強風で延びています。シャトルの場合、メインの着陸場所は東海岸・フロリダのケネ ディ宇宙センター(KSC)ですが、悪天候用の非常着陸地として西海岸・カリフォルニアのエドワード空軍基地があります。実はシャトル初期にはKSCに シャトル用の滑走路が無く、エドワードに着陸した後、ジャンボジェットの背中に乗せてKSCまで回送していました。ただ、回送はお金がかかるので、今では KSCが悪天候の場合、着陸を1−2日延期してもKSCに降ろします。ただ、今回はフロリダで悪天候が続いているようなので、久しぶりにエドワード着陸で しょうか。

 最終的には着陸予定時刻の20分前にフライトダイレクタが最終判断をし、Goであればシャトルのエンジンを噴射して大気圏に再突入します。

 ところで、NASDAのHPの「若田さんにメッセージを送ろう」コーナーを見ていると、「○○県××小学校△年□組」の生徒の書き込みがズラ ズラ並んでいる事が結構あります。きっと、クラス全1人1人が1〜2行ずつ書いては送信しているのでしょう。

 今ではどこの学校でもインターネットくらい出来るようになっていますが、インタネーットは所詮ツール・手段でしかありません。それを使って何 をするか。小学校レベルでは結構難しいんじゃないかな(政治屋には理解不能か)。ただ、ある程度詳しい先生がNASDAのHPを見つけてきたりすると、 じゃあ、みんなでメッセージを送ろう、みたいな話になるのでしょう。確かに森首相なんかよりは送りたい気になるよね。


23日(月) 現在サッカーのアジアカップが進行中です。日本は快調ですが、しかしFIFAの世界ランクでは、アジ アのトップは韓国で44位。以下サウジアラビア46位、日本49位となります。はっきり言ってアジアのレベルは低く、ここで好成績を納めても簡単には喜べ ないのです。

 ちなみに40位までの分布を見ると、欧州26・南米6・アフリカ5・北中米カリブ海3となります。Wカップの出場枠は、ヨーロッパ14*・南 米5*・アフリカ5・北中米カリブ海3・アジア2・開催国2(日本・韓国)ですから、余程の番狂わせが起こらない限り、Wカップで日本よりランクが下の国 はアジアだけです。つまり予選リーグは、自分達よりランクが上の国ばかりと闘う事になります。とすれば、アジアカップで喜んでる場合ではなく、強豪国との 対戦を1つでも多くこなす必要があるのですが。

*:欧州14位とアジア3位、南米5位とオセアニア1位が出場を争うが、前者は欧州、後者は南米が出場権を得るのはほぼ確実


22日(日) 今日は上野へ。まずは西洋美術館で「死の舞踏」展を見る。お客が少なくて良かった(^^)。あまり日本でウケるネタ ではありませんが、面白かったです。「死」と言うのは、時代を色濃く反映しますし、宗教感とも密接に絡むので、ヨーロッパの精神面の変化が見て取れます。 また、これらは風俗画でもあるので、王侯貴族ではなく庶民の空気を現代に伝える貴重な存在でもあります。

 画のお約束もあって、例えば教皇なら、「イスにふんぞり返る教皇とひざまずいてその足にキスす る信徒、そして教皇の後ろから近付く死神(デス)」。この他、王、貴族、貴婦人等も取り上げられ、どんな偉い人にも分け隔てなく忍び寄るデスに、庶民の鬱 憤が込められているようです。この他、子供であれば、「子供を連れ去ろうとするデスと嘆き悲しむ母親」。当時は医学も進歩していなくて、子供の死が日常的 だったのでしょう。「老人を丁重にエスコートするデス」。ある意味、望ましい死なのでしょうか。「後ろから乙女を羽交い締めし、乳房を弄ぶデス」。こちら は「死」よりも「性への目覚め」がモティーフでしょうか。

 今世紀に入ると、戦争の影響が色濃く現れます。これもまた、興味深い所です。

 その後、科学博物館で「ダイアモンド展」。灯台が行った頃は10分待ちでしたが、出て来る頃は 1時間待ち。やはりダイアモンドとなると、女性が多い。一緒に来ている彼氏は大変!? 地下2Fはダイアモンドの歴史、科学。面白かった。地下3Fは女性 方のお目当て、数百カラットのダイヤや、協力各社(ブルガリ、カルティエ、ティファニー、ミキモト等々の銘品。貧乏人に手の届くものではありませんが、目 の保養にはよろしいでしょう。行くなら開館(10時)直後がおすすめ。


21日(土) 日本シリーズが始まりました。リーグ優勝が決まったのはずいぶん前だし、もう、とっくに終わってたと思ったよ。

 しかし、マスコミはONシリーズと騒いでいるけど、監督が三振取る訳でもホームラン打つ訳でも なし、還暦過ぎたジイサンしか話題が無いと言う所に、プロ野球の未来が象徴されているような気がします。イチローも大リーグ行っちゃうしね。


20日(金) 今日は有休。月に1日は有休を取る事にしているので。で、世田谷美術館へ行きました。用賀の駅に着いたのが11時過 ぎ。まずはブランチと「トンカツ茶漬け」の店に入る。20数年前、姉に連れられて渋谷・東急文化会館でトンカツ茶漬けを食べた事があるけど(その後、その 店は無くなった)、あれと同じ店かなあ。ともあれ、熱い鉄板にトンカツを乗せ、その上に正油味のキャベツ炒めがかかった物が出て来る。トンカツ自体が大き くて厚くて柔らかくカラッと揚がっていて、これだけで十分美味。最初はトンカツ定食のノリで食べ、トンカツが残り3切れくらいになったらキャベツのと共に ご飯に乗せ、お茶をかけて食べる。いや、満足満足。これで940円+税なら安い。

 それからバスで世田谷美術館へ。メソポタミア文明展を見る。門外不出だったハムラビ法典を始め (しかし、ハムラビ法典がルーブルにある所が、過去の植民地政策を示してますね)、紀元前数千年の文物が過去へのロマンを掻き立ててくれます。ただ、これ はNHKがこの夏にやった「四大文明」とタイアップしてるのに、人類初の文明をもたらした麦と農耕の話は一切なく、ただひたすら出土品を並べた姿勢には疑 問が残るなあ。

 降り出した雨の中、今度は御徒町へ。松屋の北海道展に行く。でも、マルセイバターサンドは売り 切れでした。ベビーチョコ(ミックス)を買って、階段を使って1Fへ。階段の踊り場には座れるスペースがあり、そこには何をするでもなく座っている人々が 各階に10人くらいずつ。サラリーマン風の服装の人もいれば、そうでない人もいる。それぞれに色々な過去があるのでしょうけれど、でも何もせずに1日座っ ているのはシンドイだろうなあ。まあ、慣れてしまえばそうでもないのかも知れないけど。


19日(木) 「魂と引き換えに、お前の望みを何でも3つ叶えよう」。良くある物語です。

 望みのパターンは、お金/贅沢、地位/名誉(貴族とか)、異性、健康/不老不死、と言ったところでしょうか。物語の結末としては、

1)望みを手に入れたものの、こんなはずじゃなかった。例えば、望みの美女と結婚したけれど、性格が悪くて全然楽しくない、とか、老人が若さを 手に入れたけど、周囲が若返った老人と信じてくれず、家を追い出された、とか。

2)望みを手に入れて愉快な生活を送っていたけれど、老いるにつれて魂を悪魔に取られることが恐ろしくなり、絶望的な日々となる。

 こうしたパターンを逆手に取って、読者を「おお」と言わせるヴァリエーションも、もちろんありますが。

 灯台だったら、どうするかな。お金と、健康と、あとはTVかな。未来とまでは言わないけれど、現在と過去の望みの場所を映してくれるTV。 関ヶ原の合戦を見てみたいし、クレオパトラや楊貴妃が実際にどんな顔だったかも見てみたい。恐竜を絶滅させたという小惑星の衝突の瞬間とか、完成した直後 の「最後の晩餐」(ダヴィンチ)とか。


18日(水) あと2週間で年賀状の発売ですね。最近はカラープリンターでプリントアウトした年賀状が増えて来ました。プリント ごっこより簡単だし、PCとカラープリンターさえ買ってしまえば、1枚当たりの値段はポストカードより安いからでしょうか。灯台は、まだ当分はポストカー ドのつもりですが。
17日(火) 毎年年末に帯広ユースのOB会名簿を作っていますが、今年も名簿原稿を集める手紙を作りました。明日投函します。そ ろそろ年の瀬も近いですね。
16日(月) 田中氏の長野県知事当選というのは、自民党にとってかなりのインパクトを及ぼしていると思います。県会議員の9割、 市町村長のほぼ全て、3千を越す業界団体の支持を取り付けながら勝てなかったと言うことは、どんなに利益誘導をアメとムチにして票を集めようとしても、一 度風が吹いてしまえばどうにもならない事を示していますから。

 森総理が進めようとしているITも、実は自民党にとっては自分のクビを絞めているようなもんで すが、総理はもちろんチンプンカンプンでしょうね。今までなら、勤務先で「○○候補を応援しろ」と言われれば、内心面白くなくても世間がどうなっているか は分からないので渋々従っていたのに、今では選挙関係掲示板で意見交換やら何やらできてしまいますから。


15日(日) 目が覚めて外を見る。曇り。ありゃ。紅葉は陽が当らないと映えないからなあ。朝食を食べて、9時頃さつ木荘を後にす る。所々で車を停めて写真を撮りながら上へ。今年は9月に入っても高温少雨が続いて紅葉が遅れていた所へ台風が来て、おかげで上から下まで一気に紅葉した らしい。とはいえ、肩の小屋口では白樺は既に散っている。これ以上は行っても無駄だし、畳平の駐車場は大混雑なのが見えてるので引き返す。

 結局、冷泉小屋辺りから休暇村辺りが一番見頃みたい。時々雲間から薄日が射すので、それを頼り に写真を撮る。ただ、大したのは撮れてないだろうな。
 

乗鞍の紅葉(10/15撮影)

左上:三本滝平の少し上     

右上:休暇村下にて       

左下:位の小屋から高原温泉を望む

 下界に降りてきたのは11時。蕎麦でも食うかと思ったら、「中之屋」の駐車場は既に満杯。「と くべえ」もマイクロバスが停まっていて、開店を待つ人が並んでいる。こりゃダメだとそのまま下る。

 松本トンネル、三才山トンネルを通って東部湯の丸ICから上信越道へ。横川SAで給油。後は一 直線に家へ。降り出した小雨の中、16時半に帰ってきました。

 長野県知事選は田中康夫氏当選。破れた池田氏は「いつかは知事に」と思いながら前知事の太鼓持 ちをし、やっと自分の番と思った瞬間にトンビに油揚げをさらわれた。田中氏が立候補を表明したのは告示3週間前ですからねえ。選挙資金もずいぶん使ったろ うに、御愁傷様。


14日(土) 金曜23時に家を出て、午前1時半頃上信越道横川SA着。ラーメン食べて、車内で寝る。明け方、さすがにシェラフカ バー1枚では寒くなり、エンジンをかけて暖房を入れた。6時頃、太陽が上がると車内も暖かくなり、エンジンを切る。

 7時半起床。ペカペカの好天。SAはいつのまにか混雑していたので、給油だけして出発。ところ が、トンネルくぐって長野県側に出ると曇天。ありゃあ。佐久まで降りて来ると晴れてきたけど、浅間や八ヶ岳は雲の中。山はダメなわけね。ともあれ、佐久 ICで降りて八ヶ岳に向かってもいいことはなさそうなので、そのまま直進。東部湯の丸SAで朝食。

 さて、どうするか。とりあえず長野ICで降りてオリンピック道路経由で白馬に出、天気が良けれ ば八方尾根か五竜のゴンドラリフトに乗って紅葉見物。山に雲がかかっていたら山麓の温泉、と決めて出発するも、雲はどんどん厚くなって来る。こりゃダメだ と更埴JCTで南へハンドルを切り、豊科ICで降りる。松本市内に入ってお城の近くの駐車場に車を停め、「まるも」でコーヒー。それから「おきな堂」で昼 食。おきな堂は戦前から続く洋食屋で、店内は戦前のノリ。カツカレーは美味でした。

 それから、車で15分程の豊科の日帰り温泉施設へ。小さな施設だけど、400円と安いし、露天 風呂もあるし、まあまあでした。時計を見ると14時。そろそろ乗鞍へ行くか。さつ木荘前を通過し、三本滝レストハウスで車を止める。雲間から時折日が顔を 見せるけど、この時間だと逆光なんだよね。写真は明日だな。三本滝まで往復してからさつ木荘に入る。

 夕食を食べ、風呂に入り、reiko様や看板娘sとしばらく歓談。reiko様はお弁当作りが あるので、23時前におひらき。露天風呂に入り、サッカーのアジアカップを見て寝る。


13日(金) 中内氏がダイエーの代表権を返上したとか。息子も取締役を辞めるとの事。ただダイエーの場合、DHC(ダイエー  ホールディングスコーポレーション)と言う持ち株会社がダイエー本体の株を押さえていて、例えダイエー本体から手を引いてもDHCさえ押さえておけば、株 主総会で社長を罷免する事も、意中の人間を社長に据える事もできます。で、DHCは中内家が押さえている、と。人間、年を取ると煩悩を捨て去る人と煩悩だ けになる人がいますが、中内氏は明らかに後者ですから、これで一件落着と言う事はないでしょう。

 与党は参院比例代表区の非拘束名簿方式を参院の委員会で強行採決しました。しかし、この法案で 万事上手く行く時代でもないと思いますが。

 西武・松坂が男を下げましたね。同性としては気持ちは分からないでもないけど −若いんだし−  免停中の無免許運転はまずいよねえ。


12日(木) 灯台は東京・北区の赤羽で生まれ育ちましたが、ここには西友がありました。その後、ダイエーがA館&B館をオープン させ、更に対抗した西友が2号館をダイエーのすぐ裏にオープンさせたのは、確か灯台が小学校5年の時だったでしょうか。

 その西友2号館オープン時の安売り合戦は凄まじかったですね。利益一切無視、面子を賭けたノー ガードの殴り合い。ダイエーはここが関東の1号店で、今後関東に店鋪を広げて行くためにも赤羽店は何としても成功させなければならない。西友は関東 No.1の意地に賭けても負ける訳には行かない。西友がチラシに「ラーメン1袋19円」と出せば、ダイエーが18円で売る。それを見た西友は17円に値下 げし、今度はダイエーが16円を付ける。午前と午後で値段が違うんだから。古き良きスーパー黄金時代でしょうか。


11日(水) ダイエーがドタバタしております。社長・副社長がヒラの取締役に降格になり、中内氏も会長を退いて顧 問になるとか。もっとも中内氏の代表権はそのままなので、実質は氏の院政なのでしょうけれど。来年6月で引退とか言ってるけど、その時になったらどうする のやら。

 中内氏を見ていると、豊臣秀吉を思い浮かべます。ご承知の通り秀吉は、土民から出発して戦国の世を統一した英雄ですが、豊臣家は秀吉の没後 18年にして滅びています。晩年の秀吉は息子秀頼の事を思い、五大老・五奉行と言った体制を残しましたが、結局無意味でした。秀頼は決して暗愚な男ではな かったようですが、大阪城で生まれ育ったボンボンでしかなく、海千山千の家康には対抗できずに天下は徳川家の手に落ちました。

 海音寺潮五郎は武将列伝の中で、秀吉が死の床の中で家康に向かって、「天下はおぬしに渡す。大阪城も明け渡す。秀頼にはどこぞで百万石くらい やってくれい」と言い、諸大名にもそう申し渡していれば、豊臣家の悲劇的な最後はなかったろうと言っています。当時はまだ、天下取りの息子だからと言って 天下様になれるわけでなく、天下はあくまで実力で奪い取るものでした。秀吉自体、信長の息子達から天下を奪い取った訳ですから。これは見る目がある人には 自明の事でしたが、老いた秀吉は肉親への愛情のために盲目になっていたのでしょう。

 中内氏が一代の英傑であることは認めますが、残念ながら息子はそれほどの器ではないようです。中内氏ならばそれ位は分かっているのでしょう が、それを認めきれないのが愛情なのでしょう。氏は息子のためにダイエーを守ろうとし、それを邪魔する者は切っている訳ですが、今のダイエーでは、カリス マ中内氏が欠けた時点で瓦解するでしょう。決して息子の手に渡る事はないと思います。息子には一生食うに困らない位の資産を与えてダイエーから退かせ、そ の上で大手術をする事がダイエー生き残りの唯一の方策と考えますが、残念ながらダイエーは、滅びへの道を走っているようです。


10日(火) 今年は国勢調査の年でした。多分、調査員の人は何度かやって来たとは思いますが、灯台は9/29から福岡・広島へ出 かけて、アパートに戻ったのは10/1の22時。その後の1週間もアパートに戻るのは毎日22時頃でしたから、結局シートは出さずに終わり。まあ、しょう がない。

 前回1995年の調査の時も灯台のような人間の存在が問題になったらしいですが(ちなみに灯台 は、95年の時もシートを出してない)、対面調査と言うのは最早時代に合いません。プライバシーの問題もあるし。いくら、「国勢調査以外の目的には使用し ない」と国が言い張っても、悪意ある担当者の手にかかれば簡単にデータが流出するのは、警察やNTTが証明してくれています。今回の調査では、シートを出 さずにカウントされない人口は、多分10万人のオーダーでしょう。世界に冠たる日本の国勢調査も、そろそろ黄昏時かな。


9日(月) 今日は天気も悪いし、ワイン飲みながらぐぅたら。

 シドニーオリンピックは全部で300種目だったとか。多いか少ないかはともかく、オリンピック には採点種目はいらんなぁ、と言うのが灯台の感想。採点者の主観で結果が決まる競技は、オリンピックには相応しくない。そ〜ゆ〜のは、別に世界選手権やW 杯でNo.1を決めればいい。オリンピックでは、「最初にゴールした人がチャンピョン」のスタンスで行って欲しい。

 具体的には、体操、新体操、飛び込み、シンクロ、トランポリン、冬期のフィギュアスケートあた りかな。柔道も、採点がボクシングやレスリングに比べて明らかに主観に片寄るので、これも廃止。日本の金メダルが無くなっちゃうけどね。代わりに相撲を入 れる。ルールは簡単だし、優勢勝ちがないから妙な時間稼ぎもないし、良いと思うんだけどなあ。

 あと、綱引きを復活させる。第1回のオリンピックでは採用されていたんだし、見ていて力が入っ て面白いと思うんだけど。要は、見ている誰もが勝者を判断できる競技だけにして欲しい。


8日(日) 最近開通した営団地下鉄南北線・都営地下鉄三田線の新線部分を乗って来ました。鉄は完乗した灯台ですが、私鉄は結構残っています。九州や北海 道となると大変だけど、関東地方の私鉄くらいは全部乗るかなあ、と最近思い始めて、その一環です。今日は地下鉄なんで景色とかはないですけど、設備とかは きれいでしたね。


7日(土) で、土浦の花火競技会に行って来ました。例年通りすごい人。ここの花火が他と違うのは、「競技会」なので「○ば〜 ん、××県△△花火さ〜ん、ミレニアムの華」と言う放送が入ってからポーンと上がるんですな。各メーカーもここでの成績が来年の営業に直結するので、普通 の花火大会なら中トリや大トリでしか上がらない様なものが、次から次と上がります。

 尺玉、創作花火(変わり玉)、スターマイン、やはりメーカーによって個性があって面白いです ね。前年の成績を基に順番が決まるのですが、やはり後ろの方に上がるもの程、出来がいいです。いいやつには「オオ〜」と言う歓声と共に拍手が涌き、ほとん ど江戸時代の「たぁまやぁ〜!」「かぁぎやぁ〜」のノリ。一度見るとハマリます。

 ただ、場所がね。常磐線で上野から特急45分、普通だと75分。車は駐車場がないし、無理矢理 停めると、今度は終わった後に土浦市街を抜けるのに2時間はかかります。


6日(金) 今日は福生に出張。青梅線は遠足の小学生でいっぱい。天気が良くて良かったね。帰り道に立川でホワイトベリーの「夏 祭り」のCDを買って来ました。

君がいた夏は 遠い夢の中 空に消えてった 打ち上げ花火

明日は戦前からの伝統を誇る「第69回 土浦全国花火競技会」です。


5日(木) 日銀はリストラの一環として、小樽支店と北九州支店を廃止するそうです。日銀が支店を廃止するのは史 上初。この2つが選ばれたのは、近くに他の支店があるためとか(小樽は札幌、北九州は下関と福岡)。

 小樽は、かつては港町として北海道経済の中心だったわけですが、鉄道、道路、航空が発達した現在では札幌にその地位を奪われてしまいました。 北九州も、かつては八幡製鉄所(現・新日鉄八幡)を抱えて九州の工業を支えていましたが、日本経済全体が軽薄短小、そして第三次産業にシフトして行く中 で、その地位が下がってしまったと言う事でしょう。

 ただ、これはずっと以前から始まっていた事で、尻に火がついた今になって対応する当たりは流石親方日の丸ですね。まあ、支店を減らせば「支店 長」ポストも減少するわけで、地位に執着すること鬼の如しの役人が、そんなことを進んでする訳もありませんが。


4日(水) ちぃと前の話ですが、このページを見てくれている友人から、「灯台は休みになると、あっち行ったりこっち行ったり、 エライねえ」と言われました。そんな風に見えるのか。灯台的には、最近は往年のパワーも衰え、ただ惰性で生き、休日はアパートでゴロゴロするのも芸がない ので、惰性で出かけているだけなんですけどね。

 今回の福岡・広島にしても、日本中走り回って来た灯台としては、駅前のサ店にコーヒー飲みに行 く感覚だし、タイ旅行もおまかせパック旅行では、やっぱり都心に映画見に行くノリでしかありません。昔の様に野心的な旅をする元気が、今の灯台にはないな あ。ふぅ。


3日(火) 灯台は極度の暑がりなので、6月〜9月は半袖のYシャツ(上着無し)、5月と10月は長袖のYシャツ(上着無し)、 11月〜4月は上着あり、と言う生活をしています。今年もそろそろ長袖のYシャツを着る季節になりました。


2日(月) 灯台が今の会社に転職したのが95年の10月1日。もっとも、あの年も10/1は日曜日だったので、今日が実質5周 年になります。

 人間同じ仕事を10年以上やってはいかんのだそうです。10年もやっていれば、自分の能力で出 来る事はやり尽くしているはずで、10年以上やっているという事は、過去の栄光にすがりついているだけなんだそうだ。蓋し名言。

 灯台も5年以内には今の仕事にはケリをつけて、次の10年に向けて転進すべく、そろそろ準備を 始めなくちゃね。


1日(日) 7時に目覚ましをかけてたんだけど、ベットが合わなかったのか良く眠れなかった。ので目覚ましをかけ直して二度寝。 9時起床。今日は久しぶりに良い天気。ホテルをチェックアウトして路面電車で広島駅へ。見ると10分後のレールスターは新下関停車。キップを買って会社へ のお土産用のもみじまんじゅうをゲット、レールスターに乗る。ところで今日は10/1。東京は「都民の日」で学校は休みなので(今年は日曜だけど)、駅前 では小学生が「共同募金お願いしま〜す!!」と声を張り上げるのが風物詩だけど、こっちはどうなんだろう(ちなみに広島でも下関でも小倉でも、赤い羽募金 は見かけなかった)。

 1時間ちょいで新下関。山陽本線に乗り換えて3駅で下関。久しぶりだなあ。バスに乗り換えて唐 戸へ。ここから渡し船で対岸の下関に渡る。5分ちょっとの船旅だけど、風が気持ち良い。関門海峡を越える公共交通機関は在来線(関門トンネル)、新幹線 (新関門トンネル)、バス(関門国道トンネル&関門橋)、徒歩(関門人道トンネル)とこの渡船があって、これで完全制覇。全部乗る奴も珍しいだろうなあ。

 とりあえず昼飯。目に付いた蕎麦屋で「ふく丼(ふぐ天丼)」を注文。美味でした。それから港の 回りをウロウロ。下関は最近「下関レトロ」で売り出し中。古い建物を公開したり、観光施設を作ったり。それなりに観光客も来ていて、まずは成功かな。関門 トンネルの開通(1940年)までは、栄えたんだろうなあ。あと、下関は「バナナの叩き売り」の発祥地だそうで、バナナ関係の土産が目を引きました。来週 はバナナ祭りとか。

 

 それから観光船に乗る。1時間で関門橋の下をくぐったり、厳流島に寄ったり、1時間で800円 ならまあまあかな。しかし、天気が回復したのは良いけれど、天気が良くて暑い暑い。過ぎたるは及ばざるがごとし、か。門司港駅からJRに乗って小倉へ。喉 が乾いたのでドトールでフレッシュオレンジジュース。それから電話でスプリンターズSの結果を確認。冗談で買ったダイタクヤマトの単勝100円が当ったら しい。257.5倍。今回の新幹線+ホテル台が出た。

 17時、バスで福岡空港へ。予約したのは19:25の便だったけど、18:40に空きがあった のでそちらにする。楽しい3日間だったな。思い出を乗せてB777はテイクオフ。そう言えば今日は国勢調査か。まあ、家に居ないものはしょうがない。