徒 然 草  2002年9月
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30日(月) ヒジの方は、医者に行って内服薬やシップ薬をもらって来た事もあり、徐々に良くなって来ました。週末のお出かけまで には直って欲しいなあ。

 小泉改造内閣発足。アテが外れた人多数とか。御愁傷様でした。今回、大臣のイスから漏れた 人は、この際自民を脱党して民主に移っては? 鳩山の方が、論功行賞・派閥均衡・年功序列人事をやってくれるべ。

 日朝交渉で姑息で低レベルな情報操作を行った、外務省の田中某。何であそこまでやるのか ね。北の情報期間に、余程の弱味を握られているのでは、と言うのは邪推?

 台風接近中。明日のワイン会は延期かなあ。折角マカオで買ったポートワインを出すつもり だったのに。


29日(日) 右腕のヒジの所が腫れていていて痛い。放っておけばいいんですけど、横になっていて姿勢を変える時って、無意識にヒ ジを突くんですよねえ。で、ウギっ。あと、ヒジをピンと伸ばしても痛い。まいったね、こりゃ。


28日(土) 23日の帰りの新幹線の中で、「まれに見るバカ(勢古浩爾著 洋泉社)」と言う本を読んでました。「バカ論」と言う のは非常に難しく(馬鹿の定義だって、万人を納得させる物を提示するのはほぼ不可能です)、基本的には作者の独断と偏見になります。この本についても、作 者の言う事を全て肯定するつもりは毛頭ありませんが、中には「イイ事言った」と思わせる所もあります。そこをご紹介。

 なぜ容易(たやす)くバカになるのか。理由ははっきりしている。人間は楽なことを選 ぶ生き物だからである。わたしたちは、できることなら責任なんか負いたくない。他人のことの心配なんかまっぴらである。難しいことより易しいこと。苦しい ことよりも楽しいこと。不自由よりも自由。貧乏よりは裕福。まどろっこしいことよりはすぐに成果が見えること、に流される。努力をするのも金輪際イヤであ る。

 これらの諸条件を満たすものは必然的にバカになる。自分中心主義で、モノを知らず に、自分の頭で考えることができない。考える努力もしない。だから、人に頼りたがり、人の責任にしたがる。このような意味において、人はたやすくバカを指 向する。
 

 この言葉(注:自分を活かせる仕事がしたい)の発生地はたぶん「自分らしく生きた い」である。私が目の敵にしている言葉である。「ありのままの自分でいい」も同類。中田英寿が「自分らしく」という。だが中田はこの言葉に甘えているわけ ではない。これは彼にとって闘いの言葉なのだ。だが世の大半の「自分らしく」派は、努力もせず困難も求めずいかなる向上心もなく、ただ現在ある自分をその まま認めてくれ、といっているだけである。親でもない他人が、なんでどこの馬の骨かもしれないあんたを認めなければならないのよ。

 かれらは、自分という存在が、他人にとっては一文の値打ちもない存在だとは思ってい ないのである。自分という個性は、そのまま他人が認めるべきだ、と思っているらしいのである。


27日(金) 静止衛星と言うのがあります。赤道上の高度36,000kmを周る衛星は周期が24時間になるため、24時間で自転 する地球上から見ると、空の1点に止まっているように見えます。気象衛星や放送衛星は、大抵この軌道です。

 静止衛星を打ち上げる場合、ロケットの1段目と2段目で衛星を高度400km〜500km の低軌道まで持ち上げ、3段目を吹かして地球に一番近い所(近地点)が400km〜500km、地球から一番離れる地点(遠地点)が36,000kmの楕 円軌道に投入するのが一般的です。静止衛星は、「東経135度」とか「東経120度」の様に静止させる場所が決まっているので、一旦低軌道に投入した後、 衛星が丁度良い場所に来たタイミングを見計らって3段目を噴射し、目的とする場所に行くようにします。9/10に打上げられた「こだま(DRTS)」の場 合では、近地点450km、遠地点36,000kmの楕円軌道でした。

 この後は、衛星が遠地点(アポジ点)に来た時に、衛星に搭載された「アポジモーター」と言 う小型のエンジンを吹かして、近地点を上げていきます。「こだま」では、1回目のアポジエンジン噴射(1時間)で近地点を7,800kmに、2回目の噴射 (1時間)で32,300kmに上げ、3回目(4分)の噴射で35,800kmに上げる予定でしたが、3回目の噴射の途中で燃料(正確には酸化剤)が切 れ、33,900kmまでしか上がらなかったため、軌道の微調整用のスラスタを吹かして35,800kmまで上げました。

 この後はスラスタを吹かしながら軌道の微調整を続け、最終的には36,000kmの円軌道 にします。なお、H-IIAロケットの場合は2段目に最着火機能があるので、3段目は使用せず、2段目の2回目の噴射で衛星を楕円軌道に投入しています。 無重力下でロケットエンジンを再点火するのは難しいらしく、この機能はH-IIAのご自慢となっています。ロケットエンジンは高価なので、2機で済めばそ の分経済的だからです。


26日(木) 21〜23の3連休は、横浜アリーナでモーニング娘。のコンサートがありました。このコンサートが終れば後藤真希が 脱退するとともに、グループ内ユニットのタンポポ、プッチモニもメンバーが大きく入れ替わります。

 プッチモニ(保田、後藤、吉澤→吉澤、小川、アヤカ)の場合、後藤が抜け、保田も来春には 抜けるので、メンバー交代も仕方がないのですが、タンポポ(飯田、矢口、石川、加護→石川、紺野、新垣、柴田)の場合、別に誰が抜ける訳でもないし、娘。 オリジナルメンバーとして結成時から苦労を重ねながら、中々陽の当る場所に出られず割を食っていた飯田、その飯田が「命より大切」とまで言い切ったタンポ ポから脱退させられると言うので、ネットの中では事務所に対する非難や怨嗟の声が渦巻きました。

 しかし、そうは言ってもその日は来る訳で、その日を前に、ネットの中の見知らぬ同士の雑談からこんな企画が生まれました。せめて感謝の気 持ちで送りだしてやろう。そのために、タンポポが歌う時、1万5千人は入る横浜アリーナの客席を黄色のサイリウム(化学反応で発光する棒状のもの)で埋め 尽くし、会場を巨大なたんぽぽ畑にしよう、と言うもの。
 


944 名前:名無し募集中。。。 投稿日:02/09/16 00:23

タンポポのとき一面黄色にしてえなあ
 

954 名前:じゃない 投稿日:02/09/16 00:25

>>944 あなた今いいこと言った。やりますか。
 

62 名前: ◆KAORIJJQ 投稿日:02/09/16 00:38

タンポポ最後の為に、ここはひとつガツーリ逝こうか。
 

84 名前:じゃない 投稿日:02/09/16 00:42

で、この祭のタイトルは?
 

100 名前:名無し募集中。。。 投稿日:02/09/16 00:43

>>84 タンポポ祭り2002〜たんぽぽのように光れ
 

138 名前:じゃない 投稿日:02/09/16 00:49

>>100 σ(〜^◇^)σ <採用
 
 

「タンポポ祭2002 〜たんぽぽのよ うに光れ〜」






 日時:9/23夜公演  タンポポ出演時

 場所:横アリ

 持ち物:9/23夜公演のチケ(席不問)、黄色のサイリウム(できれば 高発光のもの)

 祭内容:タンポポの出番と同時に、黄色のサイリウムを光らせろ! そん だけ。

 客席が黄色で埋まれば感動物だけど、所詮思いつき祭なので無理ぽ。で も、タンポポになった途端に、会場のあちこちでいきなり高発光イエローが光る。それだけでも楽しくないかい?   という祭り。
 

・あくまでも祭りなので「運動」とか「キャンペーン」という言い方はイ ヤーソ

・高発光イエローは、普通のサイリウム売り場で売ってます。ぱっと見、 パッケージは普通のサイリウムとほぼ同じなのでよく探してね。値段も同じ1本300円、ただし10〜長くて30分ぐらいしか光りません。(なので、タンポ ポと同時に折ってちょうどよいぐらいかと)

・高発光イエロー売ってないよウワアアアンという人は、普通のイエローで も。あとは気合(ナンノ?

 積極宣伝する気も時間も無いのでしませーん。ぷっぷくぷー。テキトに空 気が伝わりそうなヲタもだちとかヲタサイトに伝言ゲームって感じで。以上!こんな感じ。
 

 言い出した人達も、「周知期間は1週間しかないし、コンサの参加者全てがネットをしている訳でもない。「タンポポなんかどうでもいい」と 言う人や「飯田なんかイラネエ」と言う人もいる。現実問題として、黄色のサイリウムで埋め尽すのは無理。」と思っていた様です。まあ、黄色がちょぼちょぼ あれば良い方だろう、と。「でも、飯田や矢口のこれまでの努力に報いるために、せめて自分は。」とバックにサイリウムを入れた。中には、100本を超すサ イリウムを会場に持ち込み、周りの人に無料で配っていた人もいたとか。

 そして当日。それまで色とりどりのサイリウムが振られていたものが、タンポポが登場した瞬 間、会場を黄色いサイリウムが埋め尽したそうです。タンポポのメンバーは「タンポポ畑だ」と絶句し、それは鳥肌すら立つ感動的な光景だったとか。ファンの 力が事務所の思惑を粉砕した瞬間です。ネットの持つ力を改めて感じました。


25日(水) ちあきさんのお母様が、23日(日本時間24日)にハワイにて亡くなられました。

 謹んでご冥福をお祈り致します。


24日(火) 出歩いていたのでコメントが遅れましたが、日朝会談についての灯台の考えを。

 今回、首脳会談に応じたと言うのは、それだけあの国が苦しいと言う事の証左でしょう。しか し、だからと言って甘い顔をするのは、日本にとってもあの国にとっても良い事ではありません。小泉首相が平壌まで出かけたのは素直に評価したいと思います が、共同宣言には署名するかは別の話。日本としては、共同宣言には署名すべきでなかった。

 ここ暫くは途絶えていましたが、過去にも日朝は国交再開に向けての協議を行っていた時期が あります。で、どうなったか。合計数百万トンのコメを援助して、見返りは何もなし。まあ、これは日朝間に限った事ではなく、南北交渉でもあの国は同じ事を してますが。「やらずぼったくり」と言うのが、あの国がこれまでしてきた事です。

 これまで、交渉の結果に対して誠意のカケラすら見せず、自分の義務は全てサボタージュし、 権利だけはゴリゴリ主張してきた国が相手なのです。今はさすがに懐が苦しいので、頭を下げるフリをしていますが、それを信頼してしまうのは過去に学ばない 馬鹿者の行動でしょう。共同宣言に署名するとしても、その内容は、「国交正常化交渉を再開し、その中で拉致や核・ミサイルと言った諸問題を話し合う」ので はなく、「拉致や核・ミサイルと言った諸問題の解決が、国交正常化交渉再開の前提条件」でなくてはなりません。

 外務省や首相にあの国を相手にがっぷり四つの相撲を取るだけの交渉能力があるならともか く、日本の外交能力の無さは世界中の物笑いの種なのですから、このまま行けば、「国交を正常化し、経済援助を貰えば、拉致されたを帰国させる」となり、そ の言葉を信じてン千億円を渡した挙句に拉致された人は帰って来ず、しかもそのン千億円で核武装完了、となるのは、火を見るよりも明らかです。今回の共同宣 言の文面には、日本の義務は細かく書いてあるのに、あの国の義務はぼんやりと、どうとでも言い逃れられるようにしか書いてないのです。

 言うだけなら鳥でも言える。「あの国がこれだけ自分の非を認めるのは異例の事」、などと 言った自己満足に陥る事なく、実際に拉致された人が帰国し、核査察を終えてから、結果を誇って欲しいものです。

 話変わりますが、民主党の党首選は僅差で鳩山ですか。日ハムの一件では、まるで落語に出て くるようなボンクラな若旦那が笑いを取りましたが、鳩山も日ハムの若旦那とは丙丁(甲乙ではない)付け難いレベルだからなあ。小泉も笑いが止まらんなあ。

 日銀が銀行の持つ含み損をかかえた株を購入。そこまでやるか。しかも、そこまでやっても株価は3日で元に戻るし。最早、この国が沈むのは 避け難いように思います。タイタニックを見れば分りますが、巨大な船は船底に大穴が開いてもそう直ぐには沈みませんが、ある所を過ぎれば一気に海の底で す。船と共に沈みたくなければ、いかに救命ボートの席を確保するか、ですね。


23日(月) 7時半にホテルをチェックアウト。地下鉄谷町線の南側を乗った後(これで大阪市営地下鉄は完乗)、梅田へ出て荷物を コインロッカーに突っ込む。それから阪神で武庫川へ。駅に着いてみてビックリ。川にかかる橋の上にホームがあるんやねえ。出口は川の両岸にあるけど、大阪 寄りの出口はホーム端にあるのに対し、神戸寄りの出口はホーム端から更に通路を歩いて橋を渡り切った所にある。で、そこに武庫川団地行きの支線のホーム も。

 左は武庫川の堤防、右は住宅地と言う車窓で3駅行くと終点。これで阪神電鉄も終った。武庫川駅に戻り、ホームへ続く通路を歩いていると電 車が入って来た。思わず100mダッシュ。疲れた。今津で阪急に乗り換え西宮北口へ。伊丹線と甲陽線の2支線をつぶしてから三宮へ。神戸高速で高速神戸ま で行ってから元町へ戻る(高速神戸−元町が未乗区間)。ここで一旦下車。時刻は11:30だし、ちょっと早いけど南京町で昼食。上海餃子と言う水餃子の店 へ。7種類10個のセットを注文。美味しいんだけど、ちょっと量が少ないし、ちょっと高い(1,200円)なあ。物足りないので、屋台で豚まんを買う。時 刻は正午。連休最終日とあって混んで来た。元町駅に戻り、JRで住吉へ。ここから六甲ライナーに乗る。

 六甲アイランドもずいぶん開けて来たねえ。終点の1つ手前にはベイヒルトンなんかもあるし。ただ、終点の周りは空き地が多く、某大学の建 物だけがアクセント。再び六甲ライナーで魚崎まで戻り、阪神で今津へ。そして阪急で西宮北口(今日2回目だな)〜園田。そして送迎バスで園田競馬場。結果 はこちら

 園田駅に戻り、阪急で梅田へ出る。荷物をロッカーから出し、JRで新大阪へ出て東京へ。忙しかったけど、面白い旅だったな。


22日(日) 不祥事続きでUSJの入場者数激減。これはチャンス。とは言え、いかに灯台が厚顔でも、さすがにUSJに1人で行く 度胸はない。おつき合いして下さったみのり様に多謝。

 入ったアトラクションを個人的に採点すると(星5つが最高)。

★★★★★
ウォーターワールド:シアター形式のアトラクション。スピィーディなアクションと秀逸な脚本、意表を突く演出。文句なく楽しめま す。ただし、座る場所によってはズブ濡れになる可能性あり。

ターミネーター2:アクション部分とCG部分の違和感のない繋ぎは見事。あと、案内役のおねいさんの演技が絶品でした。た だ、TDLのジャングルクルーズがそうであるように、下手な人が担当する回に当るとつまらないかも知れない。

★★★★
バックトゥフューチャー:CGが凄い。ほんと、現実を見ているよう。「十分に 進んだ科学は、魔法と区別が付かない」。ただし、食事直後に乗ると、気持ち悪くなるかも。

★★★
ザ・ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスタン・スタント・ショー:スタントはいいんだけど、脚本・演出がショボい。

★★
バックドラフト:いつもより沢山燃やしております。。。 ただそれだけ。火遊びが好きな人には良いんでしょうけど。

ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック:スピルバーグが特撮の神髄を解説してくれるのかと思ったら、た だ名場面をつなぎ合わせただけだった。まあ、空いてるので、疲れた時に入るには良いかも知れない。


ジェラシック・パーク:ファストパスでさっさと乗ったから良いようなものの、間違っても2時間も並んで乗るアトラクションではあり ません。

 少なくとも、TDLと同じ値段(5,500円)てぇのはちょっとボッてるよなあ。まあ、話のタネに1回くらい行く価値はあると思います。


21日(土) 7時半にカプセルホテルを出る。和歌山市駅からJRで和歌山駅へ。更に紀勢本線で南へ。紀勢本線って、意外と海は見 えないんですよね。ミカン畑を見ながら40分で藤並。駅前から20人乗りのマイクロバスに20分揺られて金屋口へ。有田鉄道のタクシーや旅行代理店の入っ た建物の裏に回ると金屋口の駅。青いレールバスが停まっていた。

 

 有田鉄道は、木材やミカンを運ぶために建設されたらしい。1960年頃は1日4,500人くらいの輸送量があったらしいけど、乗客減に 従って運行本数も減り、今では1日2往復(バスはもっと走っている)、しかも日曜と第2・4土曜は運休。それでも赤字は止まらず、今年中の廃止が決定して いる。でまあ、廃止前に乗りに来た訳。駅前の食堂やスーパーも閉店していて(バス通りに移転したらしい)、時代の流れを感じさせる。レールバスの横にはキ ハ68。昔はこれが走っていたんだろうな。


金屋口駅に飾られていた、手作りのヘッドマーク

 入場券のセットを買った後、9:35、発車。客は7人。全員同業者の模様。ゆっくりゆっくり、レールバスは行く。沿線にはそこそこ住宅も 多いし、高校や病院もある。それでも、鉄道は維持できないか。17分で藤並着。9:59の紀勢本線で更に南 へ(有田鉄道の方は金屋口行きが10時丁度なので、紀勢本線から有田鉄道に乗り換える人が10数人)。

 10:21、御坊着。紀州鉄道に乗り換え。車両は昭和34年製。おおお、床が木だよ。まだ こんな車両が生き残ってたんだなあ(後で分かったが、この車両と割合新しいレールバスが3日交代で運行しているらしい。ラッキーだった)。紀州鉄道は延長 2.8km。日本で一番短い鉄道。車は御坊を出ると、最初の駅までの1kmほどは刈入れの終った田んぼの中を行く。その先は500mおきに駅があり、街の 中を行く。JR駅が市街地から離れているので、それを結んでいるわけだけど、御坊程度の人口なら、バスでも十分輸送は可能。にもかかわらずこの線が残って いるのは、会社の主な事業が不動産だから。と言うか、鉄道会社の信用を欲しがった不動産屋に買収されたから(本社は東京だし)。ただ、決して片手間で鉄道 を維持しているのではなく、1日28往復と言うローカル私鉄としては驚異的な運転本数を維持しているのは誉めて良いと思う。

 
左:紀州鉄道の車両 右:車内

 終点西御坊は古ぼけた木造の小さな駅。おばちゃんが硬券の切符を売っていたので、帰りの分と記念の分と2枚購入。駅の回りの家々も、ガッ チリとした瓦の乗った古い家が多い。四半世紀位タイムスリップした気分。

 御坊に戻り、紀勢線で和歌山へ戻る。昼食は御坊駅で買ったサンマ寿司。正直、サンマは寿司に向いた魚ではないんだけど、サンマ寿司ってあ んまりないので、つい買ってしまう。1時間で和歌山駅着。和歌山市駅に回り、サザンで難波へ。新装なったウィンズ難波へ。地上1階地下2階で、地下が馬券 売り場、地上が案内所やフードコートと言う、ちょっと不思議な構造。開業記念で生ビールが100円引きだったので、それを頼む。サンマ寿司の量が少なかっ たし、ついでに何か食べよう。ウドンが美味そうだったけど、関西に来たんだしとお好み焼きを注文。不味かった。。。

 ちょこっと馬券を買ってから、又乗りつぶしモードに入る。地下鉄の長堀・鶴見緑地線に乗り、京橋から環状線で鶴橋。ここから近鉄大阪線で 河内山本へ。ここから出ている信貴線が未乗なんだよね。生駒山地へ向かって坂を登る2駅だけの線。沿線ものんびりムード。

 さて、今日はこれくらいにしとこう。難波に戻り、今日と明日の宿、ホテル難波へ。新歌舞伎座の向かいで1泊税サ込み6,500円なら悪く ない。出来たばっかりだし。ちなみに経営は「ぼてじゅう」。荷物を置いてチケット屋で帰りの新幹線切符を買い、焼き鳥で夕食。それからホテル10階の大浴 場で汗を流す。


20日(金) 昨日寝たのが早かったので、午前3時頃に目が醒めてしまった。しばらく、「文庫版 ローマ人の物語の7冊目(III の後半)を読む。それから又寝る。

 今日は夏休み最後の1日を取ったのです。で、富山地方鉄道の本線(富山−宇奈月温泉)と宇 奈月峡谷鉄道を乗るつもりだったんだけど、昨日チェックしたら、宇奈月峡谷鉄道は土砂崩れで運休中。そんなあ。仕方がないので、富山地鉄の残り2線、立山 線と不二越線をつぶす事に。

 7:40、ホテルをチェックアウトし、8時過ぎの立山線に乗る。旧京阪テレビカーで、TVのスイッチが残っているのがご愛嬌。寺田までは 本線を走る。沿線は住宅地だし、まだこの時間だと通学の高校生が多い。寺田を過ぎると車窓は刈入れの終った田んぼが広がる。岩峅寺では、不二越線と再び合 流。ここからは北アルプスに向かって急勾配を登って行く。富山−立山は1時間だけど、最後の1駅、本宮−立山が10分かかる。常願寺川の河原にゴロゴロ転 がる岩を眺めながら、電車は登って行く。

 立山駅着。ここは、立山黒部アルペンルートのケーブルカーとの乗換駅。人家は1軒もない。いつ か、この先にも進んでみたいなあ。岩峅寺まで戻り、不二越線に乗り換え。こっちの方が、沿線に人家が多いね。10時過ぎ、富山に戻った。駅弁とビールを買 い、11時過ぎのサンダーバードに乗る。駅弁は、味は上品でいいんだけど、量が少なかった。「ますのすし」にしとけば良かったかな? その後は大阪まで爆 睡。

 14時過ぎ、大阪着。ここんとこ、東京は最高気温25度くらいだけど、大阪は30度。やっぱりちょっと蒸し暑いね。阪神に乗って今津へ。 ここで阪急今津線に乗り換え。今津線と京都線は、大昔は平面交差してたらしいけど、今は南(今津)側と北(宝塚)側は西宮北口駅で分断されてる。2駅で西 宮北口に着き、エスカレーターを上がって京都線の上を越え、北側へ。仁川までは阪神競馬場へ行くために乗ったけど、その先は初乗。阪神のスタンドを見なが ら北へ。

 宝塚で阪急宝塚線に乗り換え。そして川西能勢口で能勢電鉄に乗り換える。能勢電は日生中央行きと妙見口行きが1時間に3本つつあるけど、 両者が分岐する山下で、反対側行きの区間運転が接続しているので、結果としてどちらも1時間6本のフリークエンシーをキープしている。これは良く考えてる なあ。川西で乗ったのが日生中央行きだったので、まずは日生中央へ。北に行くに連れ、山が迫って来る。山下から先はトンネルとかもあって、最近出来たらし い。ただ、日生中央周辺はまだそんなに宅地開発されてない。バブル崩壊の影響か? 山下まで戻り、今度は妙見口へ。基本的には山が迫って家は少ないけど、 それでも駅の近くにポツンと高層マンションが建ってたりして、結構面白い。終点妙見口は少し歩くと妙見山へのケーブルもある。まあ、田舎の駅前と言った感 じ。

 川西能勢口まで戻り、阪急で蛍池へ。ここで大阪モノレールに乗り換え。そろそろ夕闇が迫ってきた。万博記念公園まで行って(久しぶりに太 陽の塔を見たよ)、最近出来た阪大病院前までの2駅の飛び出しを乗る。この線もそこそこ沿線人口はあるけど、建設費を償却できる収入が上がるとは思えない なあ。大阪府は大赤字の筈なんだが。

 山田まで戻り、阪急千里線に乗り換え。終点の北千里まで1駅行ってから、南へ下る。時刻は18時過ぎ。日も暮れた。天六で地下鉄谷町線に 乗り換え。大日までの未乗区間を乗ってから引き返す。谷九で地下鉄千日前線に乗り換え。未乗区間の鶴橋−南巽を乗ってから難波へ。21:10のサザン(南 海和歌山線の特急)の指定席を押さえてから夕食。尤も、入った店でカレーを頼んだら売り切れ。仕方なくビールとつまみを頼み、店を出てからコンビニで弁当 を買ってサザンに乗り込んだ。

 金曜の夜だから混んでるかと思ったけど、サザンは空いてた。22:10、和歌山市駅着。駅近くのカプセルホテルへ。ここは3,400円なんだけど、9月 はサービス月間とかで2,900円だった。デフレの影響がこんなとこまで及んでるのかなあ。風呂に入り、缶ビールを1杯引っ掛けて、お休みなさい。


19日(木) 午前5時起床。ね〜む〜い〜。寝たのも午前1時くらいだったからなあ。安さに引かれて、早い飛行機にしたのが間違い だった。。。5:40、家を出る。羽田着は7:20。チェックインし、売店で焼きそばを買って朝飯。7:55、定刻にテイクオフ。窓際の席だったので、甲 府盆地上空から見る富士山と富士五湖がきれい。そして南アルプスと中央アルプス。御嶽、乗鞍。目の下には槍。結構儲けたフライトでした。

 9:00、富山空港着。30分待ってバスに乗る。富山駅着は10時。お仕事は午後からなの で、喫茶店に入り、頼まれてたけど昨日終らなかったお仕事をこなす。お昼は駅ビルの中の天丼屋で、カニと白エビ(富山名物らしい)の天丼。中々美味。

 お仕事を終らせて、駅近くのビジネスホテルにチェックインしたのは17時頃。富山駅の周囲 には、小さなビジネスホテルがいくつもある。やっぱり、製薬会社に出張に来る人向けなのかなあ。ともあれ、4,500円と安かったけど、良いホテルでし た。駅前に戻って、チケット屋で明日使う富山−大阪の切符を購入。それから夕食。富山の中心部は駅から路面電車で5つ位行った所にある。そこまで行く根性 がなく、駅前の居酒屋で。あんまし大した事無かったなあ。

 コンビニで明日の朝飯を買ってホテルに戻り、シャワーを浴びてベッドに潜ったら、早起きの せいもあって轟沈。


18日(水) 據日本 < Naitai Sport > 報章報道、一向古靈精怪極受歓迎的加護亜依、近来竟然生了痔瘡!

 Morning 娘最近的熱門話題、莫過於後藤真希離隊、Morning 娘監製 Tsunku 要将「Peti Moni」及「Mini Moni」等多隊組合作重新調配、結果加護亜依因為工作有變動而感到非常厭力、故僅十四歳的○(女ヘンに也)便生起痔瘡来。(東方日報)

 日本人なら「ソースはナイタイスポーツか。ヨタ記事だな。」と分りますが、香港の人はどう なんだろう。しかし、「痔になった」なんて話まで配信されてしまうとは、国民的アイドルも楽じゃないなあ。


17日(火) 灯台は足の裏、特にカカトの辺りが堅くなってしまう体質です。で、あんまりカチカチになると、風呂上がりに小鋏で堅 くなった所を切っています。切り取った後って、「堅い角質に押さえ付けられていた部分が自由になって、あ〜楽チン」と足が言っているみたいです。脱皮直後 の昆虫や甲殻類(エビ・カニ)って、こんな気分なんでしょうね。

 「6人死亡、4人生存、1人行方不明」で経済援助数千億か。さすがにあの国は商売が上手い。「では、国交正常化交渉を開始するか否かは次 の会談で決定しましょう。金主席が拉致された人達と共に東京に来られるのは心からお待ちします」と言って席を立てば、拍手喝采だったのに。


16日(月) 小泉首相は、明日日帰りで北朝鮮ですか。今回の彼の役どころはチャブ台をひっくり返して帰って来る事ですが、彼にで きるかねえ。本来外交とは、国家と国民の利益のためになされるものですが、ここ四半世紀くらいは、政治家の人気取りと外務省の保身のためになされています から。

 今回の場合、追い詰められているのは向こうですから、ちょいとでも気に入らない事があれ ば、国家と国民の利益を考えればチャブ台をひっくり返して当然なのですが、小泉首相はどう見ても自分の支持率を上げるために行くので、果たして出来るか。 相手は交渉術にかけては世界一ですから、下手に足元見られれば、丸め込まれてお終いになるのは必定。ともあれ、結果を待ちましょう。


15日(日) 夜中、窓を打つ雨音で目が醒める。天気悪いなあ。朝は結局9時頃までベッドでウダウダ。この天気じゃ、周辺を歩き回 る気にもならないしなあ。で、荷物をまとめ、10時半にホテルをチェックアウト。空港までとっとと行くなら機場快速だけど高い。で、地下鉄でライキン駅ま で行って地下鉄東涌線に乗り換え。機場快速と東涌線は同じ線路を走るのだけど、終点手前で2つに分かれ、機場快速は空港へ、東涌線は東涌へ行く。で、機場 快速は100HKDだけど、東涌線は17HKD。東涌から空港は、3.5HKDのバスが走ってる。もっとも機場快速だって1,600円だから、あんまり旅 慣れない人はこっちの方をお薦めするけど。

 空港に着いたのは12時頃。昼飯と言う事で、カフェテリアでマレー風チキンカレー。(゚ д゚)ウマー。ただ、60HKDはちょっと高いなぁ。まあ、空港だから仕方ないか。しかし、去年のAirport of the Year に選ばれただけあって、きれいだし、機能的だし、良い空港だなあ。成田も、計画された頃には世界レベルの一番下辺りにはランクされていたけど、こことか、 仁川(ソウル)とかを見てると、今となっては二流空港だなあ、と思う。

 チェックイン後、出国手続きをして、免税品店をウロウロ。ウィスキー何かを買う。残ったHKDは28。18HKDのコーヒーを飲んで、1 枚3HKDの絵葉書を3枚買って、残ったのは1HKD。我ながら見事。

 15:25、タキシング開始。出発便がつまっていたらしく、離陸は15:55。帰りはMD11で、席毎のモニタはなかった。まあ、お客は 50代60代のオジオバだらけだったので、週刊文春や週刊新潮、サンデー毎日なんかを読む人もなく、おかげで退屈せずに済みました。成田着20:40。気 温20度。ああ、涼しくて快適。


14日(土) 9時過ぎに起き上がる。しかし、これ読んでる人は、折角マカオまで来て、怠慢なやっちゃなあ、と思ってるんだろうな あ。まあ、走り回る旅はジャムが出来る程して来たんで、今回はのんびりですねん。しかし、天気は相変わらず小雨。雨期とは言え、何とかならんかなあ、この 天気。

 荷物をまとめ、11時のバスでフェリーターミナルへ。新八佰伴でワイン会へのお土産に上等 のポートワインを買い、ターミナルに戻って貼心の昼食。エビ雲呑麺と牛ひき肉を餅に包んで揚げた物を注文。40PTC。味は昨日の翠園酒家 に比べるとだいぶ落ちるなあ。翠園酒家は美味かった。サイフの中にはまだパタカが21PTC残っていたので、20PTCのクッキーらしきお土産を買う。そ れからチケットを購入し、12:30の船に乗船。土曜日の香港行きとあって空いてる。相変わらず海は泥色。雨期だとこんなもんなのかな。

 13:40、香港着。相変わらず小雨。蒸し暑い。入国手続きをし、フェリーターミナルへ。3日前はここで待ちぼうけ喰らったんだよなあ。 地下鉄で尖沙咀へ。5年前に泊まったキンバリーホテルの前を過ぎ、今日の宿、エンパイア・カオルーンへ(名 前はすごいが、ちょっと上等なビジンスホテル)。しかし蒸し暑いな。荷物を降ろし、シャワーを浴びる。それから宿の近くをウロウロ。何か土産になりそうな ものと中国資本のデパートに入ったけど、改装中で地下しか営業してなかった。すぐそばにスーパーがあったので入る。月餅を3割引で売っていたので購入。仲 秋の明月が近いせいか、駅には大きな月餅の宣伝ポスターが沢山張り出されていて、地下鉄の中も同様。で、駅に入ってるお菓子屋さんでは、ちょうど X’mas時に日本のケーキ屋の前にケーキの箱が並ぶ様な感じで、金属製のカンに入った月餅を沢山並べて売ってる。これがまた良い値段なんだ。中型月餅が 4個入って、餡にもよるけど(10種類以上ある)200HKD位。物価が日本の2/3位だってことを考えると、中々ですな。

 コンビニでビールを買い、ホテルに戻ってちょっと休憩。18:30になったし競馬場に行くとするか。


13日(金) 目が醒めたのは9時過ぎ。しばらくベッドの中でウダウダ。天気は薄曇り。着替えて11時のバスでマカオ半島へ。所 が、バスを降りてちょっと歩いたら雨がポツポツ。で1分もしないうちにバケツをひっくり返した様な豪雨。はあ。相変わらず気温は30度、湿度90%で鬱陶 しい。

 ともあれ、お昼にしよう。ガイドブックを見ながら、昼時は貼心が美味いという翠園酒家へ。英語もほとんど通じず、半分身ぶり手ぶりの世 界。エビ蒸餃子。日本人の感覚だと醤油付けて食べるけど、テーブルの上には醤油はない。豆板醤みたいなちょっと辛い調味料が小皿に乗って出て来たので、こ れを付けて食べる。(゚д゚)ウマー。シュウマイ。これも例の調味料で。(゚д゚)ウマー。ピータン粥。 (゚д゚)ウマー、(゚д゚)ウマー、(゚д゚)ウマー。牛肉の蒸団子。これは醤油の小皿が付いて来た。日本のミートボールはかなりキッチリ火を通すけ ど、これは火が通るか通らないか。なんかペチャっとしている。最初は違和感があったけど(醤油も中国醤油だし)、例の調味料で食べてみたら、これはこれで 結構イケるなあ。60PTCなら大満足。

 店を出る頃には雨も小振りになっていた。セナド広場の義順に行って、今日 はミルクプリン。(゚д゚)ウマー。そのちょっと先がスタバだったので、コーヒーを注文し、店先の席に陣取って行き交う人々を眺める。中学生とか結構い て、金曜は半ドンなのかな。しかし、マカオって新宿区くらいの広さしかない。マカオ半島だけを考えれば国境から南の端まで4kmちょっと。日本人を島国根 性と言うけど、こうした場所に生まれたら、世界観ってどうなるんだろう。

 さて、お腹も一杯になったし、再び新八佰伴へ。お土産に何か面白い物はないかなぁ、と店内 をブラブラしてけど、以外と何もなかった。日本の大型スーパーと大して変わらん。

 ホテルへ戻り、しばし昼寝。18時過ぎに起きだして、ホテルの中の紅鶴(フラミンゴ)と言う有名なマカオ料理のレストランへ。炸馬介尤 球。マッシュポテトにタラを混ぜてコロッケにしたもの。ん〜、悪くないけどねえ。カリー蟹。プーケットで食べた蟹の春雨蒸しが感動するほど美味かったので 期待したんだけど、それ程大したもんじゃなかった。マレー風炒飯。これは美味かった。玉子タルト。(゚ д゚)ウマー。ビールも飲んで、これで300PTC。まあ、話のタネにはなったかな。ただ、やっぱり灯台はB級グルメ向きだなあ、と思う。

 さて、マカオ最後の夜だし、どうしよう。葡京酒店でカジノもあるけど。でも、塩野七生さんの「ローマ人の物語I ローマは一日にして成ら ず」を持って来たからなあ。こっちにしよう。で、午前2時までかかって読破。はぁ、読書の悦楽を存分に味わいました。


12日(木) 朝起きたのは8時過ぎ。荷物をザックに押し込んで、9時チェックアウト。天気は小雨。気温は30度くらいだけど、 90%近い湿度が鬱陶しい。地下鉄で再び上環へ。さすがに今日は動いていた(と言っても、間引き運転だけど)。チケットを買って乗船。大雨の後の日本の川 にように濁った海の上を船は進む。さっき買った新聞を見る。中国語なので、意味は大体分る。昨日の台風では、電話が大混乱したりとか、立ち木が倒れたりと かしたらしい。(帰って来てから調べた所では、980hPa、風速23mの台風が、昨夜24時くらいにマカオの70kmくらい南に上陸した模様。あのまま 待っていたとしても、運行再開は今日の明け方だったろうな。ギブアップは賢明な判断だった。)

 大雨の後の川の様な泥色の海を船は進み、1時間でマカオ着。風雨共に強し。入国手続き後、 フェリーターミナルのナナメ向かいの新八佰伴(ニューヤオハン)デパートへ。屋根付きの連絡通路があって助かった。マカオは旧ポルトガル領だけあって、ポ ルトガルワインが安いので、ポートワイン(ブランデーを加えて作る、アルコール度数の高いデザートワイン)を1本買って、フードコートで昼食。鳥と言えば 鶏しか食べない日本人と違い、中国人はガチョウやらアヒルやらも良く食べる。ガチョウを醤油味のタレを付けて焼いたものと麺のセットを注文。肉だけだと 塩っぱいけど、麺の中に入れると丁度良い。(゚д゚)ウマー。これで25パタカ(注:マカオの通貨はポルトガル時代のパタカ(以下PTC)をそのまま使っ ている。ただし、HKDも1HKD=1PTCの割合で、そのまま使える)。

 さて、まだ13時前だけど、この天気じゃウロウロする気にならんしなあ。で、タクシーでホ テルへ。今回取ったのはハイアット・リージェンシー・マカオ(HISで1泊税・サ込7,100円だった)。マカオ半島の向かいのタイパ島にある。もっと も、マカオ半島とタイパ島は、長さ2kmのタイパ橋と3.5kmの新タイパ橋で結ばれている。10分ちょいでホテル着。少し早いかとも思ったけど、部屋に 案内された。作りは古いけど、ハイアットを名乗るだけあってきれいだね。ああ、マカオは遠かった。シャワーを浴び、荷物を解き、さっき買ったポートワイン を飲んで少し昼寝。

 17時過ぎに起き出し、着替えてフロント前へ。このホテルでは1時間に2 回、マカオ半島へ無料バスを運行している。17時半のバスで半島へ。さて、夕飯は何にしようかなあ。小雨の降る中、セナド広場(マカオの中心で繁華街に なってる)辺りをウロウロしたけど、これという店がない。1人で中華に入るのもなあ。で、結局葡京酒店(リズボアホテル、マカオのランドマーク。一番大き いカジノがある)のコーヒーショップで、鶏肉のカレー(?)煮とライス&ビール。1回グリルした鶏肉を煮込んであるらしくて、(゚д゚)ウマー。ビール2 杯飲んで、計140PTC。まあ、一流ホテルだから値段もこんなもんか。その後、セナド広場の義順と言う店で玉子プリン。なんか、ボロい大衆食堂みたいな 店で、炒飯に付いて来るスープ用の小丼に入ったプリンが出て来るんだけど、(゚д゚)ウマー (゚д゚)ウマー。12PTC。ああ、幸せ。

 それから、タクシーでドッグレースへ。1周400m位のコースを、6頭のグレイハウンドが 駆け抜ける。20時開始で24時過ぎまで、20分おきに14レースがある。着いたのは21時前で、中国人の団体が、ドッグレース場を後にバスに乗り込んで いた。パックツアーの夜の部ってとこか。天気は小雨。気温は少し下がってけど、湿度は相変わらず高く、汗かきの灯台には辛いなあ。中に入ると、4Rに出場 する犬がコース上で顔見せしていた。データなんてさっぱり無いし、見た目で何となく良さそうな犬の単勝・複勝を計20PTC(10PTC単位で買える)。 ハズレ。次のレースは30PTC買ったら当って55PTCになった。しかし、その後3レースは又連続してハズレ。

 さて、犬券を買う際、マークシートを塗りつぶすのは日本の馬券と同じだけど、ここの犬券は マークシートの裏側に買った内容が印刷されて渡される。マークシートとは別の馬券が帰って来る日本とは大違い。あと、窓口がHKD用とPTC用の2種類 あって、HKDで買えば当りはHKDで帰って来るし、PTCで買えばPTCで帰って来る(ちなみに、HKDで買い物すると、おつりは原則HKDで帰って来 る(小銭の硬貨はPTC)。ただしタクシーだと、HKDで払っても釣り銭がPTCの場合がある)。HKDはマカオで通用するけど、PTCは香港では通用し ない。1HKD=1PTCと言っても、実はHKDの方が価値がある。中々不思議な世界。当然、灯台もサイフの中のPTCから先に使っている。さらに、ドッ グレース場の客は300人くらいしかいないけど、犬券は1レース60万PTC(1,000万円)位売れてる。実は、葡京酒店や他のいくつかのカジノに場外 犬券売り場があって、金持ちはそっちで賭けてたりする。

 ともあれ、75PTCスった所で打止め。タクシーでホテルに戻る。シャワーを浴び、ポート ワインを傾けつつ、「テロ」の残り半分を読む。確かに、国際政治学的にテロを読めばこの本の通りだろうな。ただし、テロを実行するのは心を持った人間であ ると言う視点が、この本には決定的に欠如してるけど。


11日(水) 昨日のうちに成田のホテル入りしておいたので、6:45に起床。洗面して、昨夜買っておいたパンとヨーグルトの朝 食。ホテルをチェックアウトして、曇り空の下を7:30の送迎バスで成田空港へ。今日は9.11なので空港は空いてるかと思ったけど、そんなことはないで すね。まあ、アメリカ便は空いてるんだろうけど。

 チェックインした後、時間があるのでVISAのラウンジでビールを飲みながら新聞を読む。 9時になったので出国手続き。X線検査とか、思ったよりは時間がかからなかった。9:30搭乗。10:00タキシング開始、なんだけど、離陸は10: 40。成田空港は新滑走路が出来たのはいいけど、誘導路が狭いため、離陸便の多いこの時間帯は待たされると聞いたけど、実際そうだった。

 今回乗ったのは747だけど、各席にモニターが付いたタイプで、食事時間以外はゲームを やって時間をつぶす。しばらく着陸待ちをした後、厚い雲の中、かなり揺れながら、13:50(以下、現地時間)タッチダウン。あちこちで「こんなに揺れた のは初めて」の声。灯台がもっと凄まじいのを経験してるのは、日頃の行いが良いせい? さて、5年ぶりの香港だ。空港も新しくなったねえ。

 入国後、機場快速(列車の名前)で香港の街へ。値段は100香港ドル(以下HKD。 1HKDは約16円)と高いけど、香港まで23分。早くて快適。揺れもほとんどない。終点の香港駅は地下鉄の中環駅につながっているので、ここで地下鉄に 乗り換え。1駅先の上環駅降りて、地下道を通ってマカオ行きのフェリーターミナルへ。出発前に見た「ひまわり」の画像には、大陸の東に丸い雲の塊があった し、飛行機も着陸時に結構揺れたし、何となく嫌な予感はあったんだけど、16時にフェリーターミナルのチケット売り場に行ってみれば、「台風のため欠 航」。やれやれ。

 フェリーターミナルのビルも5年前とは一新されて、きれいになっていた。チケット売り場は 2F(注:日本の1階は現地ではGF、日本の2階が現地では1F、以下、現地式に従う)にあるんだけど、1Fと2Fは旅行会社、食堂、各種ショップが入っ たショッピングセンターになっている。3Fはスパと大学。ただし、フェリー欠航の影響で、3Fは休業。1Fと2Fもかなりの店が閉まっている。やれやれ。 とりあえずチケット売り場前で荷物を置いてしばらく待ったけど動く気配なし。ビルの中をウロウロしてから戻ってもダメ。ビルの外のコンビニに行ってしばら く時間をつぶしてから帰って来てもダメ。しかし、荷物を極力減らしてザックにしといて良かった。動きやすいもんね。

 長期戦を覚悟し、1Fのマクドナルドでハンバーガーをかじり、休業している食堂の椅子に腰 掛ける。外は蒸し暑いけど、このビルの中は冷房が効いていて快適。プールサイドで読もうと思って持って来ておいた本をザックから取り出し、読書モード。 で、30分おきに3Fに上がり、状況を見る。マカオ行きの高速船は終夜運行で、昼間は15分、夜も1時間おきに出ている。その他にもヘリコプターとかある ので、空港にある出発便案内と同じ様なモニタがある。で、上から下へズラっと「欠航」の文字が並んでいる。「北朝鮮難民(石丸次郎・講談社現代新書)」、 「ハワイの歴史と文化(矢口祐人・中公新書)」の2冊を読破。「テロ−現代暴力論(加藤朗・中公新書)」を半分読み終えた所で22時。まだ運行再開の気配 は無い。中国語が話せないと、何時頃に運行を再開するのか、聞いても適格な情報が得られないし。まあ、係員も良く分かっていなかったみたいだけど。世界的 に見れば日本の台風情報が詳し過ぎるんであって(1時間おきに情報を更新するのは日本だけ。普通は3時間おき)、「まあ、そのうちおさまるさ」が世界の標 準らしい。

 さすがにここで夜明かしする気にもなれず、ギブアップ。地下鉄で油麻地に出て、小雨の中、 駅の回りをウロウロ。手頃そうなホテルがあったので飛び込む。シングル満室で、ツインならあるとの事。400HKD。まあいいやと決める。建物は古いけ ど、部屋の中は割合きれいだった。長い1日だったなあ。シャワーを浴びて人心地。近くのコンビニで買い出し。ただ、レトルトの鳥肉は不味かった。手巻寿司 も、御飯がベータデンプンに戻っていて、ボロボロで不味かった。柳魚のカンズメだけがイケた。それをビールで流し込みながら、テレビを見る。ニュースで台 風の模様をやっていた。結構風とか吹いていたんだなあ。良く飛行機が着陸したなあ。そんなことを思いながら眠りに落ちた。


10日(火) 小泉首相の北朝鮮訪問まで1週間。

 生活必需品が安いのだけが北朝鮮のよう国家の生命線ですが、この秋から給料を上げる代わり に物の値段も上げて、しかも国営市場にモノが無いので、闇市場の物価はどんどん上がっています。いくら将軍様(金正日)にご威光があっても、国民の生存を 保証できなければ、国家は崩壊します。

 もともと食料の不足している国ですが、今年はイネミズゾウムシと言うイネの害虫が大発生し ているとか。加えて先日の台風で、韓国では史上最悪の被害が出ている訳で、北に何もなかったはずもない。食料を輸入しようにも外貨はなく、既に借金を踏み 倒しまくっているため、ツケで売ってくれる所もない。このまま行けば、2000万人の国家で、餓死者が100万とも200万とも言われています。

 でまあ、小泉君の訪問となった訳です。何せ、エエ格好しいの癖に論理的思考は一切出来ない 方ですから、おだてて木に登らせるのには最高のお方。外交的駆け引きに関しては天才的な将軍様にとって、手玉にとるにはこれほど適した相手はおりますま い。

 小泉君の頭の中は、歴史的訪問が決まり、これで成果を引き出せば歴史に名が残る、内閣支持 率もドカンとアップ、と、取らぬ狸の皮算用で有頂天になっているでしょう。これで訪問したとたんに一気に冷たくされれば、何も手土産を持たずに帰国した時 の世論に袋叩きにされる恐怖に金縛りになり、相手の言いなりで「人道に配慮し、行方不明者は国交正常化までに探し出す」の一言と引き換えに、数千億円ぐら いは置いてくるんじゃないでしょうか。

 とまれ、見物ではあります。


9日(月) 灯台のアパートの近くに、行きつけの焼鳥屋があります。そこの常連さんに旅行会社の人がいるらしく、10月の19・ 20日に盛岡へ「わんこそば」を食べに行くツアーが企画されました。灯台は5−6に銭函の会で秋田に行くので参加を断りましたが、15−6人集まっている とのこと。

 朝イチの新幹線で行って(これだと安い)、昼にわんこそば。その後観光して1泊。翌日は冷 麺の昼食を食べて帰ってくる、と言う大まかなコースは店内の張り紙で知っていたのですが、昨日、その焼鳥屋に行った時に詳しい案内を見せて貰った所、宿は (灯台は当然盛岡市内と思っていたのですが)雫石の温泉民宿。で、夕飯は郷土料理を食べに行くつもりで取っていないとの事。「雫石って行ったことあるけど、あのあたりって、あきれるくらい何もないですよ!」

 慌てたオヤジさんが民宿に電話して確認したところ、近くに飲食店は寿司屋が1軒のみ。歩い て15分位の所にはお店の集まっている所はあるけど、郷土料理の店はない。(田舎ですからね。スーパー、八百屋、魚屋、肉屋、本屋、酒屋、喫茶店、ラーメ ン屋、クリーニング、電器店、GS、スナック、そんなものしかないでしょう)。

 オヤジさんはどうしようか考えてたけど、行く前に分かってよかったね。灯台の放浪癖も、た まには役に立つ、と。


8日(日) 前にもちょっと書きましたが、松戸競輪場がナイター設備を導入しました。しかし、8月上旬にナイター開催を3日やっ たものの、お盆の記念競輪は昼間開催。この金土日はナイターですが、14、15、16の3連休は昼間開催。で、10月以降は昼間と、何のために設備投資を してるんかいな。

 で、今日はナイター開催なので、ちょいと覗きに行ったのですが・・・。競輪は、昔は客が大 騒ぎして競輪場に火をつけた、なんてこともままあったので、場内ではアルコールは販売していませんでしたが、さすがに時代が変わったので、今では売るのが 普通になってます。昨日行った川崎競輪場(ナイター)では、缶ビールをコップに移したものを売ってましたし、平塚競輪場(ナイター)では、「アサヒビール 杯」とビール企業の冠を付けたレースをやってました。もちろん生ビール。で、松戸も以前はアルコールを売っていませんでしたが、さすがにナイター開催とな れば解禁だろうと思っていたのですが・・・。

 行ってみたら、「ホッピー」という、ビールに似た味のノンアルコール炭酸飲料のみ。もう、 アフォかと、バカかと。お前ら客を増やそうという考えはないのかと小1時間。

 夏の夜に、ビールも飲まずにギャンブルが出来るか!! 設備投資した以上、それに見合うだ けの売上げ増を図ると言うのが世間の常識だろうに、ヴォケ役人はそんな事も知らんのか。

 灯台が責任者なら、常磐線に車内広告を大量にぶら下げて、「女性にはビール無料券、お子様 にはジュース無料券+お菓子パック進呈」とやるけどなあ。競輪は法律で25%の粗利が保証されてる訳だから、如何にお客を増やすかが勝負。将来をも考えれ ば、若い客を増やす事が、生き残るのには必須なのに。何度も書いてますが、デートも出来ない場所に未来は無い。

 結局、レバー焼き1本食べただけで、車券は買わずに帰って来てしまいました。


7日(土) 駅前に出たついでに、昨日の火事現場を見てみました。3Fの不動産屋は蛍光灯が点いてるから営業中の模様。1Fの ラーメン屋は、お詫びの張り紙を出して休業中。中を覗くと、かなりグチャグチャの様子。消防車が本気で放水すればそうなるよなあ。
6日(金) 朝、駅に向かって歩いてたんですが、そしたら、駅前で煙が上がってるんですよ。駅のすぐ向かいに5階建てのペンシル ビルがあって、そのてっぺんから少し黄色がかった煙がモクモクと。こりゃ火事じゃないのか。

 見てると、1階のラーメン屋(この時間はまだ開店はしていない)から店員がゴムホースを 引っ張り出して、階段があるらしい所に入っていく。多分、階段でなんかで燃えてて、煙がパイプか何かを通って上昇し、屋上から出ているらしい。ビルから少 し離れるとその様子はよく分かるんだけど、ビルのすぐ下にいる店員は、煙モクモクが見えてない様子。

 ビルの2、4、5Fはサラ金で、スモークガラスで中は見えないけど、少なくとも3Fの不動 産屋は蛍光灯が点いてるから、誰かいるらしい。大丈夫かいな。少なくてもホースで水撒いて消えるような状況じゃないぞ。そうこうするうち遠くからサイレン が聞こえて来た。そろそろ電車の時間なので、その場所を後にした。


5日(木) アルバム「All of タンポポ」を買って来ました。

 タンポポはモーニング娘。のグループ内ユニット第1号で、98年11月に石黒彩、飯田圭 織、矢口真里でスタート。アルバム1枚、シングル4枚を発売したものの、00年1月の石黒脱退で一時休止状態に。同年7月に石川梨華、加護亜依が加わって シングル3枚を発売。で、この9月には飯田、矢口、加護が抜けて、新たに紺野あさ美、新垣里沙、柴田(メロン記念日)と言うメンバーで再出発。その前に、 1期、2期のベストアルバムとして発売されたのが2ndアルバム、「All of タンポポ」。

 しかし、石黒彩が娘。を脱退したためのメンバー交代はともかく、今回はそんなことはない し、今のメンバーでオリコン2、2、1位なのに、メンバーを変える必要があるんかいなあ。お色気路線(1st、2nd シングル & 1st アルバム)、爽やかコーラス路線(3rd & 4th シングル)、ガールズポップ路線(5th、6th & 7thシングル)と目まぐるしく路線を変更しながらも、1つのグループとして成立したのは奇跡の様。ユニットとしてすごくまとまっているのに、もったいな いなあ。

 今、「たんぽぽ(Grand Symphonic Version)」が流れています。「たんぽぽ」と言う曲はタンポポのテーマソングみたいなもので、「TANPOPO 1」に収められた「Album Version」、3rdシングルとしてカットされた「Single version」、2期で歌った「2000 Version」、そしてこの「All of タンポポ」に収められた、過去の録音の合成で、歴代5人の声が含まれた「Grand Symphonic Version」があります。今度のメンバーでは、この曲は成立しないだろうなあ。


4日(水) 12月に東北新幹線が八戸へ延長されるので、八戸は観光客の受け入れ準備で忙しいみたいですが、温泉はないし、鮮魚 の直売店に食堂を新設と言っても、そんなもの日本中にいくらでもあるし、海岸線と言ってもやっぱり日本中にいくらでもあるし、皮算用するほど上手くはいか ないだろうなあ。山県新幹線新庄延長では観光客がドッと増えたけど、あれは銀山温泉を中心に温泉が山ほどあったのが大きかった。


3日(火) 株価がバブル後最安値を付けました。中間決算を控えて、どうなりますやら。

 話は変わるけど、今夜の「タンポポ編集部OH-SO-RO(TBSラジオ毎週火曜深夜24時)」は切なかったなあ。


2日(月) 東京電力の社長、会長、副社長に、前の社長(現相談役)2人も辞任ですか。下手に執着すると、却って悲惨な目に会 う、という Lessons Learned が浸透しつつあるようです。まあ、これから燃料電池が普及して行けば、30年後には東電と言えども潰れてるかも知れないしね。火力発電にしろ原子力発電に しろ、発生した熱の内、電気に出来るのは1/3。残り2/3は捨てている。送電時のロスもある。都会のど真ん中に発電所を作れれば、熱を別の形で使えるけ ど、現実問題無理。燃料電池なら、電気と熱が使えるし、送電ロスもない。単純計算で電気代が1/2になるから、どうやっても勝負にならないもんね。
1日(日) 暑い〜。この夏一番の暑さを記録した所もあったようです。暑いと、ホント何もやる気がなくなる灯台なので、昨日は中 山、今日は健康ランドと、怠惰な週末に終りました。長野県知事選挙は田中康夫圧勝。まあ、タマが悪過ぎたよね。あのオバハンじゃ、反田中の人間だって投票 したいとは思わないだろうし。