徒 然 草  2012年12月
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31日(月) 対 面通行で開通にこぎつけた笹子トンネルですが、連日事故で通行止めになっています。年末年始やお盆は、普段は車を運転しない、運転しても 近所のスーパー程度、という人が大挙して高速に乗ってくるので、怖いんですよね。流れが全然読めてない。周りが全然見えてない。アクセル やブレーキのタイミングが遅い。で、長いトンネルの対面通行ですから、そりゃ事故も起きるわなあ。

30日(日) 今 年もあと2日。実家の様子を見に行ったり、年賀状を書いたり。雨の年の瀬です。

29日(土) 今 日から正月休み、なんですが、植物を育てる試験をやっているので、ちょいと会社まで様子を見に行きました。生き物相手の仕事はこれがあり ます。灯台の場合、試験はそうしょっちゅうはありませんが、生物系の研究所なんかは大変です。ま あ、生物屋の宿命ですね。
28日(金) 御 用納め。平和な1日でした。

27日(木) 街 中で肉眼でも見えるような明るい彗星はなかなか出ないのですが、来年は2つ出るかもしれません。

 1つはパンスターズ彗星。2013年3月上旬の近日点通過時には、0〜-1等クラスに増光するのではないかと期待されています。ただ、 北半球からだと地平線からあまり上がらないので、どこまで見えるか。
 
 もう1つはアイソン彗星。太陽をかすめるサングレイザー彗星です。2013年11月に近日点を通過しますが、この時の近日点距離は僅か 186万km(太陽の半径は70万kmあるので、太陽表面からの距離は116万km)。太陽の高熱と潮汐力で分解してしまう可能性もあり ますが、それに耐え切れれば、悪くても金星(-4等)並み。ひょっとすると満月(-13等)並みの、史上最も明るい彗星になるかも。

 まあ、彗星の高度予報は難しくて、期待倒れに終わった彗星はそれこそ星の数ほどあります。国立天文台の渡部潤一氏が「明るくなる」と 言った彗星は明るくならない、という法則があるので、副台長になったんだし、マスコミには登場せずに大人しくしていてくれれば。

26日(水) 電 車の中に、テレビ朝日の年末年始の特番の広告が貼ってあったのですが、20以上列挙されていた番組の名前のほとんどに、 「SP」か「スペシャル」が入っている。入っていないのは1つか2つ。ちょっと異様です。

 内容に自信があれば、こんな芸のない番組名にはしないだろうし、スペシャルなのは名前だけなのでしょう。


25日(火) 前 屈みになったら、腰が「うにっ」。あちゃ、ここんとこ、毎年冬になるとやるなあ。まあ、前回は床の物を取ろうとしてだったけ ど、今回は軽い前屈みだった分、軽くて済むか。

 とは言え、毎度のことながら、腰の角度が変わると痛い(座っている分には痛くないけど、立ち上がると腰が伸びるので痛い。数分で痛みは 無くなるけど)。やれやれ。

24日(月) スー パー銭湯行って、整体受けてきました。後は昼寝。

23日(日) 今 年の競馬の収支は、マイナス3万円でした。月2,500円。灯台はタバコはやらないし、酒も忘年会みたいな行事以外で仕事帰りに飲むこと もないので、これくらいは良いであろう、という事にしておこう。

22日(土) 明 け方、夢現つの状態で布団の中で伸びを打ったら、左足のふくらはぎが吊って、ぎゃあ。あわててつま先を引っ張って外しました が、痛かった。

21日(金) 現 在建て替え中の歌舞伎座ですが、来年4月に新開場します。しかし、2015年3月までの1年全部の公演に「こけら落とし」と入れるのはど うよ。

 さて、4月-6月の演目が発表になりました。4月は3部制で全7演目。主演はそれぞれ、藤十郎、三津五郎、吉右衛門、菊五郎、玉三郎、 仁左衛門、幸四郎。さすがに大看板が並んでしますが、あれっ、團十郎は? 一応、出てはいるけど、主演ではない。勧進帳なんか、成田屋の 十八番だってのに、弁慶は幸四郎。大名跡ではあっても、当代は大根、と松竹が認めているようなもので、世襲というのも大変やなあ。

20日(木) 原 子力規制委員会が、あちこちの原発で活断層を判定しています。原発を建てる時には、御用学者に「活断層ではない」と言わせられましたが、 今回は地震学会何かがまともな学者を送り込んでいるので、袖の下が通じない。原発推進の安倍政権に取っては頭の痛い話ですが、そもそも原 子力規制委員会を設置する際、民主党案にケチをつけて、政府からの独立性の高い、御用学者を送り込めないシステムにしたのは、他ならぬ自 民党ですからねえ。

19日(水) 年 末年始のTV番組ガイドを買ってきました。しかし、面白そうな番組がないですねえ。スポーツ以外は、歌舞伎の中継くらいか。

18日(火) 今 朝は寒かった。駅に行く途中の水たまりも凍っていたし。今年は厳冬でしょうか。

17日(月) 総 選挙の結果が出ました。自公の大勝。とは言え、前々回、前回、今回の総選挙における、自公民の比例代表の得票率と獲得議席を並べてみる と、

 自民:38.2%(77議席)→26.7(55)→27.6(57)   公明:13.3%(23議 席)→11.5(21)→11.8(22)

 民主:31.2%(61議席)→42.4(87)→15.9(30)

 前々回と前回を比べると、投票先を自民から民主に変えた人が11%程度いて、これが民主党の大勝に繋がりました。

 次に前回と今回を比べてみると、民主党から減った27%は、自民や公明には全く行っていません。つまり、民主党にガッカリした層は、自 民にもコリゴリしているので、第3極に行った。ただ、第3極が一本化されていなかったため、小選挙区での議席にはつながらず、結果自民が 大勝した、となります。

 来年の夏には参院選がありますが、小選挙区が大半を占める衆議院と異なり、参議院は改選数121の内、小選挙区(1人区)は29しかな いので、自公も今回のような大勝ちは出来ません。ただ、オツムの弱いアちゃんには、この辺も難しい数学は分からないだろうなあ。

16日(日) 大 河ドラマ「平清盛」も、来週が最終回。面白かったし、松山ケンイチ演じる清盛の、青年期・壮年期・老年期のキャラクターや演 じ分けも良かったし、服装や小道具へのこだわりや音楽も秀逸でしたが、視聴率は伸びませんでした。視聴者のレベルを超えるの も考えものですな。

 来週は有馬記念もあって、年末を感じます。

15日(土) 都 響の定期演奏会に行ってきました。ここんとこマチネー(昼公演)ばっかりだったので、何かちょっと変な感じ。演目は、バル トーク:ピアノ協奏曲第2番、コダーイ:ガランタ舞曲、バルトーク:中国の不思議な役人。皆、結構な難曲で、今日の拍手は名 演と言うよりは難曲を見事に演じ切ったことへでしたね。

14日(金)  NHKの夜9時のニュースで、北のロケットの1段目の燃料タンクがトップニュー スでしたが「打上げのショックか凸凹に」。ああっ。ここでもま た、国家機密の漏洩が。打上げのショックで変形していたら、衛星を軌道に投入出来るわけないだろう。着水のショックに決まってるやんけ。

 あと、相変わらず「衛星と称する物体」と言っている。高度500kmを、ほぼ太陽同期準回帰軌道で回っているんだから、これが衛星でな いなら、日本の人工衛星第一号の「おおすみ」だって、衛星じゃなくなるぞ。真実は真実として伝えないのは、自らの存在意義を否定している ことに気づかんのかなあ。

13日(木) 大 阪で仕事して、帰ってきました。

 北の人工衛星は、さっくり上がりましたねえ。韓国のロケットの担当者は大変なプレッシャーだろうなあ。と言うか、韓国のロケットの場 合、1段目はロシアからの購入品で、自主開発は2段目だけなので、黄海に落ちた今回のロケットの1段目を、血眼になって探している、と言 う説もある(燃料タンクは見つけたらしいが)。

 しかし、「人工衛星と称するミサイル」は止めてほしい。こんな言葉を使う政府も政府だし、それをそのまま報道するマスコミもマスコミ。 この国は、政府もマスコミも馬鹿ばっかり、という国家機密を、自らバラしているようなもの。(宇宙コミュニティはまともなので、念のため)

 「目玉焼きと称するフライパン」って可笑しいでしょ。「目玉焼き用と称するフライパン」なら分かるけど。人工衛星というのは地球の周り を回る物体で、地球の重力に引かれて落ちてこないよう、秒速7.9km(時速2万8千km)まで加速しなければならない。そのために使用 されるのがロケット。なので、「人工衛星打上げ用と称するミサイル」なら、まだマシだが。もっとも、これも誤りで、実際に衛星は軌道に 乗った以上、今回の発射は人工衛星の打上げに他ならない。従って、正しくは「大陸間弾道ミサイルに転用可能な、(人工衛星打上げ)ロケッ ト」と表現するのが正しい。

 別に北朝鮮を擁護する気はないが、報道ってのは正確性を欠くと、後で舌を噛むことになる。もし、次の打上げで北朝鮮がどこかの国の衛星 を打上げたらどうなる。「人工衛星と称するミサイルによって打上げられた、○○国初の人工衛星○○1号」。頭痛い。

12日(水) 神 戸へ出張。灯台も昔はずいぶん顕微鏡とニラメッコしましたが、高倍率の顕微鏡の視野の下で、これほど自由自在にサンプルを扱うってのは、 正にゴッド・ハンドやなあ。

 夜は元町に宿を取る。18時頃、ルミナリエを見に行こうとしたら、これが大行列。これはアカン、という訳で、南京町で夕飯食べて、19 時半くらいに出直し。今度は15分ほどで入口までたどり着けました。ルミナリエを見るのは14年ぶり。今から14年後、灯台はどこでどう しているかな。

 


11日(火) 16 日は総選挙の投票日、19日は韓国大統領選挙の投票日で、いずれも新しい国の代表が決まります。で、北の青年大将様は、祝砲代わりに人工 衛星の打上げを準備していましたが、ロケットの調子が良くないようですな。本来なら、山ほど燃焼試験を行って、エンジンを熟成させるべき なんでしょうけど、そこまでお金がないんだろうなあ。まあ、韓国のロケットも、11月打上げ予定がトラブルで越年だし、開発担当者は大変 やねえ。

10日(月) 寒 くなってきました。ただ、寒い時に布団の中でぬくぬくするのは幸せです。出るのは悲しいですが。

9日(日) 中 央道笹子トンネルでは、下り線の天井板11,200枚を撤去した上で、対面通行の形で年内に仮復旧させるそうです。

 確かに、天井板を外してしまえば降ってくる事はなくなりますが、換気はどうするんだ? 天井板は、換気用の空気の通り道を作るために設 置されていたのでは?

8日(土) 期 日前投票に行ったら、某新聞社が出口調査を行っていました。投票日当日ならともかく、投票者も少ない休日に、投票所の出口で 1日張っているとはご苦労様です。なので、その新聞社が喜びそうな政党を、投票先として記入しておきました。
7日(金) 灯 台が仕事している建物は安普請なので、地震があると、もれなく震度が1つ上がります。今日の地震は、会社の辺りは震度4だっ たみたいですが、建物の中は震度5はありました。久しぶりに机の下に潜った。

6日(木) TDL が風船の販売を中止したそうです。理由は、中に入れるヘリウムの不足。宇宙全体で見れば、ヘリウムは水素に次ぐ存在比を持ち、「宇宙は水 素とヘリウ ムで出来ている」と言っても過言ではありません。50億年前に地球が出来た時は、ヘリウムもそれなりにあったはずですが、地球は重力が小 さいため、軽いヘ リウムをつなぎとめておくことが出来ず、宇宙へ飛んでいってしまいました。ちなみに、水素はヘリウムよりさらに小さいのですが、他の元素 と化合して液体や 固体になるため、今でも地球上にあります。ヘリウムは希ガスで、化合物を作りませんからね。

 結局、地球上にあるヘリウムは、ウランなんかがα崩壊した際に出すα線=ヘリウム原子核が地中に貯まり、これが天然ガスなんかと一緒に 出てくるのを分離 するしかありません。人工的に合成することは不可能なので、高い熱伝導率のために需要が増えると値段が上がり、風船まで回らなくなった、 と。

5日(水) NHK の夜9時のニュース、60分番組の最初の15分が中村勘三郎死去だった。中村勘三郎の死亡にニュースバリューがない、とは言わないが、せ いぜい2-3分だろう。今は総選挙の真っ最中でもあるんだし。NHKは中村屋に弱みでも握られているんだろうか。

4日(火) 今 年の流行語大賞が発表になっています。今年は「ワイルドだろぉ!」だそうです。恐らく、飛び込み台から落ちた時に骨折していなければ大賞 は無かったでしょうから、スギちゃんも痛い思いしたかいがありましたね。どうせ来年になれば消えている一発屋ですが、流行語大賞を取って おけば、とりあえず歴史には残りますから。

 では、灯台が個人的に選ぶ流行語大賞。

 第1席:該当なし

 第2席:該当なし

 第3席:iPS細胞

 
第4席:東京スカイツリー  
第 5席:近いうち

 入選:金環日食、塩麹、手ぶらで帰らせるわけにはいかない、うどん県、第3 極

 
しかしまあ、今年の流 行語は低調です。第1席、第2席、共に該当なしも仕方ない。あとはまあ、順当でしょう。
3日(月) 中 央道・笹子トンネルの事故は、ちょいとビックリです。天井から、1枚1tもあるコンクリートの板が降ってきたら、逃げようがないもんな あ。

 ただまあ、これは氷山の一角で、1960-70年代に作られたインフラが、これから続々と老朽化し、こうした事が頻発するのでしょう。 コンクリートというのは、きちんと作れば100年は軽く持ちますが、日本のコンクリは、水を増やしたり、塩抜きしていない骨材を使ったり しているので、30年もすれば強度がガタ落ちしてこうなりますから。

2日(日) 貰 い物の招待券があったので、嫁さんと五島美術館とザ・ミュージアムをハシゴ。

 五島美術館に行ったのは初めて。最寄りの上野毛の駅周辺は普通だけど、五分ほど歩いた美術館の周辺は、「なるほど、豪邸とはこういうも のか」という高級住宅地でびっくり。五島慶太のコレクションがベースですが、「強盗慶太」と称されたお人なので、入手に関わるいきさつを まとめたら、戦後の裏面史としては面白いんだろうなあ。国宝の紫式部日記絵巻は見事でした。

 ザ・ミュージアムは英国の水彩画展。思ったより混んでました。やっぱりターナーは人気があるか。出展作が150もあって、これは見ごた えがありました。ただ、イギリスという国は、風景画の対象としては面白みに欠けるなあ。イギリス人が悪いわけではないけど。

1日(土) 昼頃から2時間ほど、夕立。上空に寒気が入ったか。そろそろ冬本番ですなあ。