徒 然 草  2011年9月
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30日(金) 「ハイぺリオン」と「ハオペリオンの没落」(いずれもハヤカワ文庫)読了。 「ハイぺリオン」は10年くらい前に買ったまま、本棚でホコリを被っていましたが、取り出して読みだしたらとまらない。2篇4冊、 1500ページを一気に読んでしまいました。こういう物語に出会えると、幸福ですね。

29日(木)  庭にアサガオの双葉が。こぼれた種が発芽してしまった模様。今が双葉じゃ、花が咲く前に寒くなってしまう。可哀相だけど、仕方ない。

28日(水)  庭のピーマン、ネギ、ニラ、トウガラシと豚の挽肉で肉詰めを作った。美味かった。

27日(火)  市川猿之助は、当代が三代目。祖父は初代猿翁、父は三代目段四郎。弟は四代目段四郎。

 
来夏、猿之助の名前を甥(亀治郎・弟の子)に譲り、自身は二代目猿 翁になるとか。襲名披露では、息子の香川照之が「市川中車」の名で舞台に上がり、香川の息子も 「市川團子」の名で初舞台を踏むらしい。團子 は、祖父・父・自身も名乗ったことがある、澤瀉屋ゆかりの名前。香川は両親の離婚により歌舞伎役者になれなかったが、息子は歌舞伎役者に したい、か。まあ、猿之助は大名跡ですからねえ。それが確実に手に入るなら、悪くはない。役者になったって、売れる保証はどこにもない し。

 ただ、、亀治郎(35)は独身で子供もいないが、将来結婚して男の子が出来たら、猿之助の名前はどうなるんだろう。
26日(月)  この週末は、ニュートリノの速度が光速を上回っていた、というニュースが賑やかでした。

 
物質を構成する素粒子の一つ、ニュートリノが光よりも速 く飛んだことを示す、国際研究チームの実験結果をめぐって、実験に参加する名古屋大学の小松雅宏准教授らが26日、測定データな どを説明するセミナーを、同大で開いた。結果が正しければ、「光より速い物体はない」とするアインシュタインの相対性理論と矛盾 する。(読売新聞)


 
しかしまあ、ホント日本の新聞記者は馬鹿ばっかりですな。相対論を どうひっくり返しても、「光より速い物体はない」なんて話は出てこないんですが。 

 
アインシュタインの相対性理論は、質量を持つものは光よ り速く移動することができないとしており(共同通信)


 共同通信はまともです。相対性理論から導かれるのは、
@光より遅い物体の速度を上げて行くと、質量が増加し、光速に達すると無限大になる(光より遅い物体を光速まで加速するためには、無限大 のエネルギーが必要)。
A光(光子)は質量がゼロなので、こうした問題は生じない。
B光より速い物体を減速させると、質量が増加し、光速に達すると無限大になる(光より速い物体を光速まで減速するためには、無限大のエネ ルギーが必要)。

 つまり、光より遅い物体を光速(以上)に加速することはむりだが、最初から光速より速い物体を否定するものではありません。「これが本 当なら、タイムマシンが実現する」と書いた新聞社もいくつもありましたが、これまたウソ八百です。

 「ヤマト で描いた、ワープ(超光速航法)が実現可能なんだと思った。(松本零士)

 論評の価値なし。こんな奴のコメントなんか載せるなよ。

 とはいえ、ニュートリノが光より速いとなると、相対論がまずくなるのは事実です。相対性理論が発表されて100年。その時代その時代の 科学技術の粋を集めた幾多の検証にも全くゆるがなかった偉大な理論です。これが確かなら間違いなくノーベル賞ですが、研究チームが恐ろし く慎重なのも、相対論に異を唱えるのは、中世において聖書を否定するようなものであることを良く理解しているからでしょう。

25日(日)  今日の中山競馬場で耳に入って来た独白。「1着7番?、6番じゃねえのか!」

 6番の馬と7番の馬がゴール前で際どい戦いをしていたのなら、この科白もむべなるかな、ですが、6番の馬は人気を背負って馬群に沈んで います。恐らくこの科白の主は、6番の馬からかなりの金額を投じていたので、目の前の現実を認めたくなかったのでしょう。

24日(土)  トウガラシの実が赤くなったので、刈り取って、残った葉は佃煮にしました。あと、プランターにニンニクを植えました。

23日(金)  「ローマ人の物語XV ローマ世界の終焉」の文庫版が出たので、買ってきました。この時代のローマ(西ローマ帝国)の状況は、今の日本に 被るところがあります。歴史は繰り返す、でしょうか。

 
ローマ帝国が滅びた直接の影響は、東方からフン族が進出してきて、 それに押し出された蛮族がローマ帝国に雪崩れ込んで来たところにあります。同じようにフン族から逃れようとした民が、トスカーナ の干潟の上に築いたのがヴェネツィアの街。同じ著者が、この巻を書く四半世紀前に、ヴェネツィア共和国の一千年記を「海の都の物 語」として上梓していますが、何と、この巻の中に、「海の都の物語」の冒 頭部分がそのまま転載されています。全く違和感が無い。これはすごいなあ。

22日(木) シソの穂が出てきました。秋ですねえ。

21日(水) 1 日残っていた夏休みを取得。午前中は買い物とか。午後は、ニュース見ながらウトウト。16時半頃、嫁さんが帰って来る。17時過ぎから、 予想通り首都圏の鉄道が止まり始め、休みを取ったのは正解でしたな。しかし、中々風が激しかった。

20日(火) 普 通、どこの国でも入国には申請書が必要ですが、アメリカ(含むグアム)の場合、ESTAがあればこれが要らない。幸い、灯台も嫁さんも、 昨年アメリカに行った時にESTAを申請していたので、今回は通関の書類だけで済みました。注:米本土に入国するにはESTAが必要です が、グアムは、ESTAが無くても申請書を書けばOK。

 で、イミグレ行ったら、ESTAありとなしでは窓口が別で、ESTAなしは長蛇の列なのに対し、ESTAありは数人。まあ、ESTAは 14ドルかかるし、パックツアーだと自分一人が早く入国できても、同じツアーの人が全員揃うまでは出発できないので意味がありませんが、 個人旅行ではESTAありは、グアムに関しては結構意味があります。

19日(月) ホ テルをチェックアウトして、荷物をJCBプラザに預け、タイ料理の昼食。その後、もう一度DFSへ。某ブランドのベルトが、現品限りで7 割引きだったので購入。結局、灯台が買ったのはこれだけ。嫁さんは・・・

 荷物をピックアップして、タクシーで空港へ。大震災の直前、AKB48がPV撮りにグアムに来たそうで、運ちゃんは高橋みなみを乗せた とのこと。Very Cute だったそうです。夕刻の飛行機で日本へ。成田は21℃。やっと涼しくなったか。

 そういや、プールにも海にも1回も入らなかったな。

18日(日) 今 日も嫁さんのカバン持ち。タモン・サンズ・プラザ、プレミアム・アウトレット、Kマートと回る。疲れたので、ホテルに戻って昼寝。嫁さん は、再度DFSに出撃した模様。夕飯はTGIフライデーズ。ホテルに戻って、NHKで「宇宙の渚」を見る。

17日(土) 午 前の飛行機でグアムへ。ホテルにチェックインしたのが15時半くらい。少し休憩して、ザ・プラザ、DFS、JPスーパーストアと回り、マ イクロネシアモールのフードコートで夕食。ホテルに帰ってぐぅ。

16日(金) フ レックスを使って、ちょっと早帰り。シャワー浴びて、着替えて、荷物持って成田へ。嫁さんと合流して、駅前のホテルで1泊。

15日(木) ギ リシャの国債は、1年物で金利 70%とか。市場は破綻確実と思っているのでしょう。日本国債も同じ道をたどらない、という保証はどこにもありませんが。

 ただ、円は日本国内でしか流通していないので、最後の手段としてハイパーインフレを起こしてしまえば、形の上では何とかなりますが、ギ リシャはユーロなので、インフレでチャラに出来ない。どう収めるんだろう。EUはローマ帝国の夢(パクスロマーナ)再び、で出来上がった ものですが、今の時代にはカエサルもアウグストゥスもいないようです。

14日(水)  なんかちょっと体調が悪く、フ レックスを使って少し早退。気候がぐちゃぐちゃだからなあ。(年のせいとも言う)

13日(火)  何か、また暑くなって来てしまい ました。枯れかけた朝顔も元気を取り戻して、また蕾が付いています。

12日(月)  普通、W杯のグループリーグなん かの最終戦は、同じグループの試合は同時に開始します。時間差があると、後から戦うチームは、他チームの勝ち点を見た上で試合が出来るの で、「引き分けでも良い」みたいな判断が出来て有利だからです。しかし、今回の女子サッカー・ロンドン五輪アジア予選では、地元中国の最 終戦(対日本戦)だけが、他の2試合よりも遅れての開始でした。

 そこまで頑張ったのに、キックオフ前に予選敗退が決まっていたのも情けないなあ。

11日(日)  バジルに花芽が付いて来たので、収穫しました。 通年栽培の小ネギとニラを除けば、残っているのはシソ・ナス・ピーマン・トウガラシ。庭もだいぶ静かになって来ました。

10日(土)  今年入った新人さんが、「競馬場 に一度行ってみたい」と言うので、今日開幕の中山競馬場に連れて行きました。灯台は何とか数レース当てて、マイナスながらも面目を施しま したが、彼は全敗。懲りたかと思ったら、「ハマリそう・・・」と言って、帰り道には競馬の入門書を買うべく本屋に向かって行きました。ま あ、ギャンブルはほどほどにね。

9日(金) 先日、吉野家で十勝風豚丼を食べ たのですが・・・

 
牛丼ってのは、汁が良く染み込むペラペラの肉でこそ美味ですが、十勝の牛丼の場合、ある程度の厚さのあるロース に甘辛いタレがからんでこそ美味なのであって、ペラペラの豚肉に甘辛いタレをからめても全く美味くない、と言うことが良く分かり ました。食べ物って、難しいですね。

8日(木) 夏休みを取って、お台場の大江戸 温泉物語へ。入場料には浴衣も含まれていて、温泉宿のお決まりの柄ではなく、中々オシャレな柄の浴衣が男女各4種類が用意されています。 帯の色も、やはり4種類。中に入ると薄暗い中に三味線の音。中々風情があって良いですな。交通の便が悪いのと、高い(大人2,900円。 あまりに高くて客が入らないのか、9月末までは1,980円)ので、結構苦戦しているみたいですが。

7日(水) 9/17にNHKが宇宙ステー ションからのハイビジョン生中継をするそうです。

6日(火) 洋泉社と言う所から発行された、 「昭和36年10月改正 時刻表を楽しむ本」と言うのを買ってきました。今から50年前、1961年10月の国鉄の時刻大改正時の特急・ 急行・準急の時刻を示したものです。時刻表の復刻版ではないので、普通列車が全く乗っていないのが不満ではありますが(当時は夜行の長距 離鈍行がゴロゴロあった時代)、それなりに楽しめます。

 当時は新幹線開業前。特急は1日わずか26往復(それでも改正前の9往復から3倍)。上野発の特急は1日2本(秋田行きと青森行き)。 北海道は1本(函館−旭川)。四国には特急は無く、北陸と山陰は各1本。そんな時代です。夕方から夜、東京駅からは10分おきに九州・山 陽・山陰・宇野(四国連絡)・南紀・大阪・名古屋行きの夜行が旅立ってゆく。古き良き時代ではあります。

5日(月) 1時間雨量は、10mmで本降 り。20mmで土砂降り。20mm/hrが24時間続いて480mm。これが丸4日間続いて1,920mm。今回の紀伊半島の豪雨はこう 言うレベルです。東京の年間降水量は1,500mm弱なので、これが5-6日で降った訳です。そりゃ、被害も出るよなあ。かつては、死 者・行方不明者が1,000人を超える気象災害が何度もありましたが、気象衛星が実用化されて以降、死者・行方不明者が100人を超える 気象災害はありませんでした。今回は、これを超えるかも知れません。
4日(日) 野田新 内閣の支持率が史上4番目 だそうで、日本人はご祝儀が好きだなあ。

3日(土) 台風の動きが異常に遅いので(上 陸後の速度が10km/hなんて初めて見た)、降り始めからの雨量が1,800mmなんてところがあるそうで、やっぱり何かおかしい時 代。

2日(金) とりあえず野田内閣が発足しまし たが、期待は出来ないですな。まあ、大臣は全て、世界に冠たる透明度を誇る日本の選挙制度の下で選ばれてる訳で、責任の過半は国民にあ る、と。日本もこの先、永いとは思えませんが、それも国民が選んだことですからね。後は沈む時の渦に巻き込まれないよう、個人が自己責任 で対処するしかないでしょう。

1日(木) 今日は防災の日。今年は大震災があったことで、 例年を遥かに上回る規模の防災訓練が実施されましたが、国会で野田新首相が指名されたものの、組閣前と言うことで、防災訓練の首相役 は菅ちゃんが担当。いや、しまらないこと。