徒 然 草  2011年3月
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31日 (木) 成果報告書を納入しました。とりあえず1年が終わった。何 か、今週が終わったような気もするんですが、明日も仕事なんだよな。

 昨夜から今朝にかけて雨が降りましたが、放射線量は増えませんでした。大気中の放射線は、22-23日の雨でほぼ落ちたようです。放射能の大気中への放 出は、地震直後の水素爆発以外はあまり起きていないようです。水には入っていますが。

30日 (水) 大気中の放射線量、観測数値が足踏み 福島・関東放射性物質の大気への大量放出 が新たに起きていないほか、原発の爆発で放出されたヨウ素131が半減期(約8日)を過ぎたことなどが影響して いるとみられる。 (朝日新聞)

 駄目だ、何 も分かってない。

29日 (火) 東京電力の株価がストップ安を続けています。東電は近い将来 国有化されて、現在の株券は紙切れになりますから、1円でも値段がつく内に売りたいところでしょう。

 東京電力の筆頭株主は日本トラスティ・サービス信託銀行で、持ち株比率は4.42%。ここは、りそな・住友信託・中央三井トラストホールディングスが 1/3ずつ出資して出来た会社で、資本金510億円。東電の株価総額は地震前は3兆円以上ありましたから、1300億円以上がすっ飛ぶ計算です。まあ、自 分の金ではなくて、客の金でしょうけど、それにしてもねえ。(ちなみに同社は、10位にも顔を出します。1.21%。360億円くらいか。勘定が違うんで すかね。)。第一生命と日本生命が4%前後で、ざっと1,200億円。まあ、生命保険会社は儲かっているので、潰れることはありませんが。東京都が3%で 900億円。三井住友が800億円。みずほが530億円。社員持株会が500億円。ま、兵共が夢の跡、ですかね。

28日 (月) 今話題のヨウ素131ですが、半減期は8日。8日たてば半分 になり、16日たてば1/4になります。今日で地震発生から17日。原子炉の運転が止まればヨウ素131の生成も止まりますから、現在のヨウ素131の量 は地震直後の1/4になっています。ちなみに、80日後には約1/1,000。160日後には100万分の1。240日後には10億分の1。320日後に は1兆分の1。

 まあ、全ての放射能がヨウ素131の様に半減期が短くはありませんが、一番飛散しやすいのはこいつなので、その意味では破局を少しでも先に延ばすのは意 味があります。ただ、東京の様に福島からある程度距離がある所はそれで良いのですが、原発の周囲は。。。

27日 (日) 4/7に東京文化会館(上野)で行われる都響のコンサートの チケットを買っていたのですが、公演中止のお知らせがHPに乗ってました。節電に協力ってことでしょうか。電力不足はこの先5年やそこらは続くでしょうから、色々なものが出来なくなるのでしょ うね。

26日 (土) 明日は近所のスーパー銭湯行って、整体受けようと思います。 本当は2月末に行くつもりだったけど、2月末と3月頭の週末は運用が入って夜勤でつぶれ、その後は大震災。やっと、固まった体が伸ばせる。

25日 (金) 先週末、関西の実家に帰った奴の話によると、行きの新幹線は外国人だらけ だったらしい。みんな西に避難してるんですねえ。お陰で、関西のホテルは満員とか。逆に言えば、今、東京の高級ホテルが狙い目か。

 昨日、東京都知事選が公示されました。得意の後出しジャンケン で挑む石原慎太郎君ですが、出馬を表明したまさにその日に大震災が起こり、彼の出馬のニュースは銀河系の果てにすっ飛んでしまいました。余程に頭に来たよ うで、「この地震は日本人への天罰」とかのたまって、更に批判を浴びたりとか。人間、年は取りたくないですな。

 さて、彼は昨日、パフォーマンスでヨウ素が出た金町浄水場の水を飲んだんですが、ニュースでそれを見ていた人の話によると、物凄い嫌そうな顔をして飲ん だのだそうです。見たかったなあ。まあ、水道水は危険ですと言う、無言の宣伝になったのだから良かったか。しかし、彼の年齢を考えれば、放射能でガンにな る前にお迎えが来るんだから、そんなに怖がる必要なんかないのに。


24日 (木) 今週から仕事に復帰していますが、毎日定時(17:30)帰 宅。まあ、理想的な生活ではありますな。建物によってはヘルメット着用とか、トイレは1階しか使えないとか、色々あります。

 
昨日、 水道水から放射性ヨウ素が検出され、スーパーだけでなく、自動販売機のミネラルウォーターが消えました。福島がああなった以上、雨が降ればヨウ素が出るこ とは、当たり前っちゃ当たり前なんですが。今後もしばらくは、雨が降るたびに上がるでしょうね。

23日 (水) 今年の春の中山開催は全て中止。重賞は全て阪神で代替実施。 皐月賞は1週遅らせて東京、もしかすると京都かも、とのこと。皐月賞が関西に、と言うのもこれはこれで大事件。

22日 (火) と思ったら、更にダメ出しされたのね。ここまで空気が読めな いと言うのもある意味貴重だし、天然記念物に指定するのも良いのでは。

21日 (月) 何だ、セ・リーグは開幕を延期しちゃったのか。根性ないなあ。

20日 (日) 地震以降、原発問題ではずいぶん沢山の大学教授がコメンテー ターとしてTVに登場しています。ただ、例えば原子力工学の専門家は、原発の構造には詳しいんでしょうけど、放射能・放射線・放射性核種なんかは良く知ら ないし、まして放射線の生物影響に関してはド素人、と言うのが実情です。とうぜん、頓珍漢な回答だったり、ただひたすら安全を強調するような滑稽な場面が 随所に見られます。まあ、アナウンサーやキャスターも何も分かってないので、ボロは出ませんが。ま、新聞も、科学面の記者は馬鹿ばっかりですから、これま た要領を得ませんし、困ったもんです。この国の最大の害悪は、マスコミなのかもしれません。2chの「マスゴミ」も言い得て妙かと。

19日 (土) 今回の福島原発の一件は、初動ミス(海水導入の遅れ)から、 次々と起こる事象に全て後手に回り、何か起こると必死になってそれに対処し、それが何とかなりそうになると次の事象が起こる、の繰り返しでした。

 今日、東京消防庁のハイパーレスキューが10時間を超える連続放水を実施して、ようやく対処が事象に追い付き始めたのかな、と思います。ただ、事態が収 まった訳ではありませんが。

18日 (金) パ・リーグは、楽天の本拠地である仙台球場が被災したこともあって、とりあ えず開幕を4月に延期しましたが、セ・リーグは予定通り3/25開幕。しかも、いきなり東京ドームでナイター。

 現在、首都圏では計画停電が続いていて、都心を除く地域は1日3-6時間の停電が続いていますし、電気が来ている時間帯も、例えば灯台は自宅警備員と化 していて昼間家にいますが、沢山着こんでエアコンは切っています。多少寒いけど、仕方ない。どこの家も、非常時なのだからとそれなりに節電に協力している し、来ない電車に我慢してると思うのですが、そうした市民感情に真っ向から勝負を挑むナベツネ。いや、漢だねえ。


17日 (木) 自宅警備員生活も6日目になりました。TXは、今日からよう やく終日運転になりましたが、昨日までは計画停電の影響による運休があり、そうそう出歩けなかったし、車はガソリンの事を考えたらそうそう乗れない。近所 に徒歩で買い物に行くくらいで、TVとネットをもてます。

 ただ、原子炉や放射能に関する知識があるのも正直考えもので、1日中福島原発に関するニュースを見続けていると、正直気分が悪くなって吐き気がしてきま す(精神的に弱い物で)。原発で戦っておられる方々、原発の近くにおられる方、地震や津波の被災地の方々に比べれば、はるかに恵まれている事はわかってい ますが。

16日 (水) 今(18時)、風は西になってますが、今日の昼頃は一時東風 でした。福島で高い放射線が検出されたり、水道水からヨウ素が出たのは、この影響だと思われます。このまま西風が続けば良いのですが、永遠に西風と言う訳 にも行かず。。。

15日 (火) 自宅待機はとりあえず今週一杯に伸びました。仕事を持ち帰れ る時代でもないので、家でひたすらTVとネットです。今日は13-16時が計画停電で電気が来なかったので、手回し式の懐中電灯兼ラジオでニュースを聞き ました。

 今回、有名になったモニタリングポストですが、別に福島原発の専売特許ではなく、全国にあります。例えば茨城県は、 東海原発の周囲に50機ほど配置していて、10分間隔で更新したデータをネットで見ることが出来ます。普段は 50nGy/hr=50nSy=0.05μGy/hrくらいです(この場合、Gy(グレイ)と今回有名になったSv(シーベルト)は、ほぼイコールと思っ て結構です)。で、今朝5時に確認したら、変わってない所もありましたが、5,000 nGy(5mSv)/hrを超えている所がありました。普段の100倍 ですね。同じ地域にある、灯台原研も、やはり5mSv/hrを超えて、国に報告したことがニュースでやってました。

 この頃、風は北東7m(時速25km)くらいでしたから、午前1時頃の爆発で放出された放射能が4時間で100km先の東海村まで届いたようです。TV は、この位なら大丈夫、と言っていますが、100km先の東海村で100倍なら、20km(避難区域の最外部)なら2500倍の125mSvあったはず、 とは決して言いません。この国のマスコミは、大スポンサーである東電やトヨタの悪口は決していいませんから。なので、自分の知識でその辺を補う必要があり ます。

 茨城県のサイトは、その後アクセス集中で見れなくなりました。20時過ぎに久しぶりにつながったら、風は東に変わったけど、まだ1,000 nGy/hrく らいありましたあと、リアルタイムでなくても良いなら、ここにデータがありま す。アクセス殺到で見れない人が多いので、別 に表にしたらしい。茨城県庁GJ。、

14日 (月) 政治家や電力会社の上層部はどうあれ、福島原発の現場で対策 に当たっておられる方々の、超人的な働きには、心からの敬意を表します。この方々は、自分の命のみならず、国家の命運が双肩に担っておられるのですから。

 一つ心配なのは、交代要員がいるか、と言うこと。いくら緊急時とは言え、不眠不休で人間が持つはずもありません。地震から3日が経過し、人も物も、東京 から送り込む輸送路は確保できているはずとは思うのですが(そのために、常磐道を通行止めにしてあるはず)。

 また、地震直後は現場にある発電機やポンプが止まってヤバい事態に陥ったとしても、時間の経過と共にこうした設備を東京から送り込めば、事態は良い方向 に向かっていくと思っていたのですが、中々そうはなっていないようです。第1原発1号機は何とかなったようですが、2号機3号機からは長時間にわたって良 いニュースが出てきません。と言うことは危機的状態が続いているのでしょう。そして危機的状況はそれほど長時間は維持できませんから、このままだと最終的 にはアボンします。一体何が起こっているのか。

 しかも、第1原発3号機は、1号機の教訓があったにも拘らず、海水注入をためらって水素爆発を起こしましたし、2号機も、まるで1号機3号機のリプレイ を見るような経緯を辿っています。結局、5000億円を惜しむ上層部が、現場にストップをかけて日本全体を危機に陥れているのか。

 当面、自宅待機との事で、1日家にいました。

13日 (日) 9時頃起きて、TVやネットを見たり、近所で買い物したり、 ちょっと昼寝したりの1日。

 11日夜の段階で、政府が原発の非常事態宣言を出した段階で、ヤバいな、とは思いました。官房長官は「万万が一の場合の備え」と言っていましたが、可能 性が本当に万にひとつなら、政治家は非常事態宣言なんか出しません。相当ヤバいからこその非常事態宣言でしょう。結局政府は情報を全部オープンにはしない ので、小出しに出てくる情報から全体を推測するしかないんですが、思うに、事態の進展が予想より早すぎて、全て後手後手に回っている、ようです。

 その後の状況はご存知の通りです。今(20:00)、福島第一原発3号機で、注水しているのに水位が上がっていないと言っています。今まで、綱渡りなが らも最悪の事態だけは避けられて来ましたが、3号機も上手く行くか、予断を許さない状況だと思います。2号機も、完全に止まっている訳でもないし。

 最初っから海水をブチ込んでしまえば良かったのですが、原発は1機5,000億円しますから、それを廃棄するような(金額的な問題だけでなく、発電能力 を失うことが他の産業に影響を及ぼす)選択を出来なかった、東電/経団連/国を持った国民の悲劇と言うことでしょう。

 原発作る金があったら、燃料電池の開発・普及に回しておけば、あらゆる意味で良かったのですが、原発1機作れば、リベート1%でも、50億円が国会議員 や地方の有力者の懐に入りますし、原子炉を作っている企業(東芝・日立、共に経団連の有力企業)、原発を建設するゼネコン(これまた経団連の有力企業)、 そこにぶら下がる地方の建設会社にも金が落ちますから、燃料電池なんかやってられるか、と言う所なのでしょう。こうした企業はマスコミにとっても大スポン サーなので、マスコミも原発を褒めたたえる事はあっても、燃料電池を推進することはない。

 補足すると、燃料電池は「電池」と言う名前が付いていますが、事実上は小型の発電機です。燃料はガスなので、都市ガス区域でも、非常用にプロパンのボン ベを備えておけば、地震の時でも使えます。各戸や学校・公民館に燃料電池があれば、大規模な地震が来ても、ある程度は生き残ります。そうすれば所々でも電 気が使えるので、明かりも付くし、TVも見れます。暖も取れます。また、燃料電池は副産物としてお湯が出来るので、飲むこともできるし、体も拭ける。現状 ではまだ耐久性に問題があるとのことですが、開発の補助金を数百億円も出せば、数年で実用化レベルに達すると思います。

12日 (土) 午前5時半、暁の空に明けの明星が美しい。小学校を出て、つ くば駅に戻る。タクシー乗り場に並んでいるのは8人ほど。しかし、タクシーが全く来ない。列の人は、知り合いが迎えに来たり、路線バスでJRの駅に向かっ たりで、最終的に2番目になったが、しかし来ない。昨夜稼いだ反動で、運ちゃんは寝てるのか。

 ともあれ、40分待ってようやく1台来た。幸い、前の人と家が近かったので、相乗り。7:40くらいに家に着いた。嫁さんは、会社の人に送ってもっらそ うで、3:30頃に帰宅していた。家の中がどんなになっている事やら、と思っていたが、食器、TV、PC、本、CD、その他全く被害なし。立て掛けておい た脚立が引っくり返ったくらい。これにはちょっとびっくり。大和ハウスは、賃貸も真面目に建てているようだ。

 ライフライン(電気、ガス、水道、ネット)も生きているので、(被災地の人には申し訳ないと思いつつ)風呂に入る。家の周囲を見る限り、東北があんなこ とになっているとは、全く想像できないのだが。

 布団に入って1時間ほどウトウトしたものの、目が覚めてしまった。やっぱり、精神が高ぶっているのか。その後は、TVやネットを見たり、近所で買い物し たりで24時頃寝る。

11日 (金) 地震が起きたのは、打合せの最中。

 普通、地震ってのは、縦揺れから横揺れに変わった瞬間が一番揺れが激しい。ただ、たまに横揺れに変わって10秒くらいして、更に揺れがひどくなる場合も ある。

 今回の地震、縦揺れは大したことなかった。続く横揺れも震度3くらい。良くある地震だな、と思っていたら、10秒おきくらいに、震度4、震度5弱、震度 5強、震度6弱と揺れがひどくなってゆく。一体何が起こっているのか、さっぱり分からなかった。震度5強くらいになったところで机の下に潜ったが、更に振 幅が大きくなり、色んなものがすっ飛んで行く。縦揺れが大したことなかったので、(直下型ではなく)海溝型であるのは間違いないが、遂に東海地震が来た か、と思った。

 あと、地震の揺れは通常1分くらい。関東で生まれ育って、地震は山ほど経験しているので、体の中に地震のタイマーが出来ていて、「そろそろ終わるな」と 言うのが分かるのだが、今回は時間が来ても揺れが終わらない。本当に驚愕の揺れだった。このままだと建物が崩れるかも、と思った時、ようやく揺れが収まっ た。

 後で分かったのは、今回はM8.8の超巨大地震で、震源が岩手沖から茨城沖まで400kmもあった。最初は岩手沖が震源だったので揺れも大したことな かったが、震源がどんどん近付いて来たので、揺れが大きくなって、かつ震源が400kmもあったので、地震が2分も続いた。

 とりあえず収まったので、建物の外に出る。これが14:45頃。その後、グラウンドに移動、と言うことになり、ゾロゾロと歩いていたら、15:15頃、 そいつがやってきた。これも後付けだが、本震の震源のすぐ南、つまり茨城沖で余震が起こった。距離が近かったので、本震とほぼ同じ震度6弱だったのだが、 この時は知る由もない。ともあれ、地鳴りと言うのを初めて聞いた。良く、「ゴゴゴ」と言われるが、灯台の聞いた地鳴りは、強風の時に森の中で聞こえる、枝 と枝、葉と葉がこすれて起こる、「ザワザワザザザ」と言う音に似ていた。ともあれ、地鳴りに続いて強烈な揺れ。屋外にいるので建物の下敷きになる恐怖感は ないが、それでも歩くことが出来ずにしゃがみ込む。真っ青な顔で泣き出している女の子もいた。灯台自身は、意外と冷静だった。ともあれ、ケガ人が皆無だっ たのは不幸中の幸い。

 しばらくグラウンドにいたが、今日は帰って良い、と言うことになり(居室の中はグチャグチャだし、余震は引っ切り無しに続いているし、停電してるし、仕 事が出来 る状況でもない)、つくば駅まで歩く(路線バスは動いていたので、バスに乗れば良かった)。

 TXは運転見合わせ中。まあ、一番最近出来た路線だし、21時頃には開通するだろうと踏んで、避難所に指定されている駅近くの小学校に行く。2時間ほど ラジオを聞きながら過ごし、18時頃につくば駅に戻ってみると、「終日運休」の張り紙。駅近くのホテルに電話してみたが、断水などもあり、泊められないと のこと。タクシー乗り場は大行列。今日は帰れないと覚悟を決めて避難所に戻る。最終的に、帰宅難民が400-500人くらいは世を明かしたんじゃないか な。色々と気を使っ て下さった先生方には感謝の言葉もない。駅周辺のコンビニ、レストラン、ショップは全て閉まっていたので、配給された水とクラッカーには助かりました。

 そのまま教室で朝を待つ。入った教室が1年生の部屋だったこともあるけど、小学校の椅子や机って、こんなに小さいんだ、と思った。余震もあるし、中々寝 付かれない。音を小さくしたラジオの傍で、時間を過ごす。若かりし頃、天文やってたので、悪条件化で夜を明かすのには慣れてるのが、こんな所で生きるとは ね。

10日 (木) 水星探査機「メッセンジャー」が、いよいよ来週、水星周回軌 道に投入されます。

 木星のように、太陽と反対側にある天体に行くには、太陽の重力に逆らわなければならないので大変ですが、実は太陽側にある水星に行くのも、これはこれで 大変です。地球は秒速30kmで太陽の周りを回っているので、地球から飛び出した探査機も、大体このスピードです。この速度を減らさないと、水星の方向に 行けません。ロケットエンジンを吹かして減速しようとすると膨大な燃料が要るので、その分、探査機の重さが減ってしまいます。

 メッセンジャーの場合、まず地球の重力を使ったスィングバイで速度を落として金星の近くまで軌道を変え、更に金星スィングバイを2回行って更に軌道を落 とし、更に水星スィングバイを2回行って、最後の最後にエンジンを吹かして水星周回軌道に入ります。ここまで7年。79億キロの旅。

 さて、水星はどんな素顔を見せてくれるのでしょう。

 メッセンジャーと言う名前は、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry and Ranging の略と言うことになってますが、水星がギリシア神話では伝令神ヘルメスであることから名付けられたと思われます。ホルストの「惑星」でも、水星の副題は 「Winged Messenger」ですから。

9日(水) サブウェイが全世界の店舗数でマック(大阪流ではマクド)を抜いたそうです。サブウェイって、そんな に美味いかな。まあ、マクドだって美味くはないけど。

8日(火) そろそろ成果報告書も本腰入れんとなあ。

7日(月) 昼前後に雪。結構積もった。今年は寒いですなあ。

6日(日) 4時に起きて運用に入る。が・・・。結局、9時になってもどうなってるか分からない。 orz...

 何しに来たんだか。家に帰って、「将棋の時間」見て、2時間ほど睡眠。弥生賞見て、2時間ほど睡眠。夕飯食って寝る。なんか、何もしないまま過ぎた週末 だった。

5日(土) 23時過ぎから1時間の運用、と言うことで、17時頃出社。デスクワークして、運用して、車で帰宅、 の予定だったんだけど、会社に行ってみたら、明日の午前5時過ぎからの運用になっていた。 orz...

 結局、午前1時過ぎまでお仕事して、仮眠室でひと眠り。

4日(金) 今日は準夜勤、と言うことで昼に出社したら、明日に延期になっていた。 orz...

 京大入試の事件で、容疑者が逮捕されました。山形出身の浪人生で、家庭の負担を考え、何としても今年受かりたかったとか。寮に入って予備校通うと、年に 200万かかるそうです。宅浪すればいいのにねえ。

 
人に物 を教わることを否定するつもりはありません。それが近道であることは明らかです。ただ、浪人生にとって、入試に出てくる事ってのは既に高校時代に習ってい るわけで、わざわざ予備校なんて行かなくても、家で問題集解いてりゃ済みます。そもそも、試験の点を上げるには、問題を解くしかありません。いくら授業を 聞いても、点は上がらないのです。しかし、1日6時間も予備校の授業聞いて、その後で問題解く余力がありますかね。

 以上、宅浪を経験した灯台の意見でした。

3日(木) 普段は0時前には寝てしまう灯台ですが、昨夜は、将棋界の一番長い日〜A級順位戦最終局、を午前2時まで見てしまい ました。敗勢となりながらも、そこから60手以上、粘りに粘った久保も見事でした。やはり順位戦は違いますね。

2日(水) 奈良でお仕事して、帰って来ました。帰りの近鉄に乗ってる最中、一時雪。中々暖かくなりません。

1日(火) 岐阜でお仕事して、京都で一泊。