徒 然 草  2007年10月
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31日 (水) 日本シリーズは、ダルビッシュの登板した第一戦こそ17.6%の視聴率を獲得したものの、第二戦、第三戦はいずれも10% 割れ。「野球終わったな」とも言えるし、1人で視聴率を8%上げるダルも凄いとも言える。

30日 (火) 落語家の林家いっ平(本名・海老名泰 助)さん(36)が09年春に、二代目林家三平を襲名することが30日わかった。

 大根でも名前が継げる歌舞伎と違い、実力主義こそが落語の良いところだったんですがね。正蔵に引き続き三平も穢されてしまったか。

 歌舞伎は総合芸術なので主役が下手でも何とかなるんですが、落語は世界でも稀な一人芸なので、ヘボがやるとどうにもならないことを海老名家は分かってい るんだろうか。とにかくあの女将さんが早く死なないとどうにもならんか。

29日 (月) 倒産したNOVAですが、ビジネスモデルは中々良く出来ていたと思います。

 まず、長期契約(3年)を思い切り割安にした。長期契約したって、大半の人は3ヶ月か半年で挫折すると見抜いてのことです。で、長期契約で入って来たお 金でどんどんと新しい教室を作り、そこで又長期契約を結ぶ。さらに、途中で挫折した人にはお金は返さないか、返しても雀の涙とする。これがNOVAのビジ ネスモデルです。

 では、なぜコケたのか。第一に、英会話教室が飽和状態になり、新しい客が入ってこなくなった。第二に、最高裁が「辞めた人に金を返せ」と言う判決を出し てしまったため、返金要求が相次いだ。

 結局、どんどんと新しい客を捕まえないと行き詰る自転車操業的なビジネスモデルだっただけに、拡大も早かったけど頂点まで行き着くと瓦解も早かったと言 うことでしょう。

28日 (日) ソーラークッカー・コンテストはペカペカの好天の下で行われました。すんごい気合の入ったのが多くて(あと、子供の作った のとか)、灯台の作ったのは入賞しませんでした。2日で「エイヤ」と作ったぐらいではダメだったようです。しかし、ソーラークッカー(SC)も中々 奥が深い。

 
左:優勝したSC、 小さいドラム缶を改造している。
右:幅1.2m、高 さ1m。15分で300mlの水が沸騰した。

27日 (土) Chiaki's Hawaii のオフ会でした。ちあき本人はハワイに居て来れませんでしたが。いつもの香港ガーデンが閉店してしまったので、今日は品川の冠園。中華バイキングとして は中々だと思います。ただ、点心が少ないので、「飲茶」にはならないなあ。

 明日はソーラークッカー・コンテスト。何とか台風は抜けそうなので、晴れてくれ ることを期待。

26日 (金) 英会話のNOVAが倒産しました。しかし、いきなり倒産したならともかく、1年以上前から経営がヤバいと言う報道は山ほど なされているのに、「払い込んだ3年分の授業料はどうなるんだ」とは寝言も休み休み言えと思ってしまいます。

 社長の経営手腕を問うのを間違いとは言わないけど、そんなことしても払い込んだ金が返ってくるわけでもなし。L&Gと言い、この国で危機管理を 求めるのは八百屋でトンカツを注文するが如しですな。

25日 (木) F1で10年間新エンジンの開発中止。それって自殺行為では!?

24日 (水) 午前0時38分にシャトルが打上りました。ネット経由でNASA TVで見てましたが、便利な時代になったものです。灯台がこの仕事に入った12年前は、100ページもある資料をFAXで送ってたんのが、今ならpdfに してメール添付ですし。

 しかし、NODE IIも遂に上がったか。12月にはコロンバス。来年2月はいよいよJEMのELM-PS。長かったといえば長かった。


23日 (火) 疲れたなあ。ふうふう。

22日 (月) 今週末から東京モーターショーか。今回は行ってる時間がない。

21日 (日) 家のプリンタを新しくしました。4年前に買った先代は、3万円でカラープリ ントしか出来なかったけど、今回のは1.7万円で、カラープリントのみならず、スキャニングもカラーコピーも出来るんだから、世の中進んでますよねえ。

20日 (土) 石屋製菓(白い恋人)と赤福の年間売り上げは、どちらも80億円くらいだっ たようです。1日2,000万円くらい。平均単価1,000円とすると2万個。この辺が、単独の土産物の限界なんですかね。ちなみに六花亭は160億円。 ウリが複数ある強みでしょうか。

19日 (金) 明日は筑波宇宙センターの特別公開日。今までは、ノズルだけでエンジンが無 かったH-IIロケットも、やっとこLE-7エンジンが取り付けられました。

18日 (木) 今週末は菊花賞か。秋ですねえ。

17日 (水) ウチのインコは、籠から出して手に乗せると、早速とばかりにウ○チをしま す。暖かいと催すのかなあ。

16日 (火) ううむ、忙しいぞっと。複数の現場作業と複数の文書作りに同時に対応するに は、手とか体がもういくつか欲しい。

15日 (月) 「L&G被害者説明会に450人」だそうですが、戻ってくるのは出 資額の数%でしょうねえ。ここまで見え見えの詐欺に引っかかる方が馬鹿としか言いようがないんだけど、自分だけは大丈夫と思ってしまうのでしょう。カエサ ルが「人は自らが見たいと欲するものしか見ない」と看破してから2,000年。人間は進歩していないようです。

14日 (日) 建築家の黒川紀章が 死にました。最近は歩く老醜と化していたので、本人のためにも良かったんじゃないかと思います。

13日 (土) 高村正彦外相が12日夜、体調不良を訴 え、東京都内の病院に入院した。政府関係者によると、軽い貧血症状を示しており、大事を取って入院させたという。

 外務大臣のような重要閣僚が貧血ごときで入院するなどあり得ません。この手の人には腕の立つ主治医がついており、余程のことがない限りは医者の方を呼び 出して対処するからです。

 多分、脳梗塞でしょう。体か言葉のマヒが起こって、これはマズイと病院に担ぎ込んだ。脳梗塞の場合、運よく血栓が短時間で溶ければ後遺症無しで済みます から(ただ、脳梗塞は再発しやすく、何回も発作を繰り返せばそれだけ死亡率や後遺症が残る可能性が上がる)。

 高村外相も65歳。この先、今以上の地位(首相)になれるとも思えない。年金ももらえる年なんだし、即刻政界を引退して悠々自適の余生を送るのが吉だと 思いますがね。

12日 (金) 稚内で初雪が降ったとTVニュースが伝えていました。年にもよりますが、北 海道の平地で雪が降り始めるのが体育の日前後。まあ、平均的ですね。帯広の駅前で、氷点下の下、寝袋に包まりながら初電を待ったのも懐かしい思い出です。

11日 (木) 日本ではあんまり話題になっていませんが、ラグビーのW杯が開催中です。前 回(2003年)のベスト8は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランスの北半球のFive Nationsと、NZ、オーストラリア、南アの南半球のThree Nations、いわゆる伝統国でした。今回2007年は、ウェールズとアイルランドが落ちてフィジーとアルゼンチ ンが入りました。

 ただ、両国ともベスト8入りは2回目。決してフロックではありません。6回出場して僅か1勝の日本の決勝トーナメント入りは遠いなあ。その前に次回出場 できるかと言う問題もあるんですが(今回までは、前回ベスト8+予選突破12ヶ国だったのが、次回からは前回ベスト12+予選突破8ヶ国になりそうで、予 選がシビアになる)。

10日 (水) 元々、体育の日は1964年の10月10日に東京オリンピックが開会したの を記念して設定されたのですが、今じゃ10月の第二月曜になってしまいました。メモリアルディの意味が無いじゃん。三連休を作るなら、文化の日とかにすれ ばいいのに。文化の日と明治節が同じ日なのは単なる偶然なんだから。

9日(火) 11月の歌舞伎座は三人吉三か。久しぶりに見に行こうかなあ。

8日(月) バジルの葉っぱを全部摘み取って、代わりに春菊を植えました。これでベランダ菜園も夏から秋に衣替え。バジルは嫁さ んがバジルソースにしました。

 今、ベランダに植わっているもの:春菊、水菜、小松菜(インコ用)、パセリ、二十日ダイコン、アスパラガス(今春植えたので、食べられるのは2年後 か?)、チューリップ、水仙、スノードロップス。

7日(日) ソーラークッカーの性能試験を行いました。途中、薄雲が出たこともあるけど、水300mlを45分加熱して(28日 の競技とおなじ)、70℃くらいでした。お茶は入れられたけどカップ麺はちょいとキビしいかなあ。チョコフォンデュは上手くできました。取り扱いは簡単 で、太陽を一発で指向できるし、こちらは上手く行ってます。

6日(土) 日本三大花火大会の一つ、土浦全国花火競技会に行きました。戦前から続く伝統の花火競技会です。普通の花火大会では 1つか2しか出てこないスターマインが、「これでもか」と出てくるのが競技会の醍醐味ですね。

 もっとも、この大会の最大の見せ場は、実は余興の「土浦花火づくし」だったりするのですが。100mくらいずつ離れた4ヶ所の打上げ場所から、10号玉 (尺玉)やスターマインが同時に打ち上がる様は壮観です。来年も行けるかなあ。
 

5日(金) 朝青龍の一件は所詮モラルの問題でしたが、時津風部屋の問題は刑事事件ですからね。今後も、逮捕、起訴。初公判、論 告求刑、判決とマスコミを賑わし続けるわけで、当分天皇家の相撲見物は取りやめだし、何より新弟子が入ってこなくなることが大きい。

 相撲取りって横綱から序の口まで合わせて1,000人くらいで、幕内まで上がる人は15年20年勤めるけど、大半は5年くらいで辞めて行く訳です。数年 間新弟子がほとんどゼロになると、興行自体が成り立たなくなります。相撲協会はモンゴル移転を検討した方が良いかも知れない。


4日(木) およそ商品(モノ・サービス)の値段と言うものは、売り手が付けるものです。買い手はそれを見て、「安いから買う」 「高いから買わない」「(スーパーのチラシや合い見積もりを見て)一番安いところで買う」「もうちょっと安くならないか交渉する」と言った判断を下しま す。買い手が値段を付けるのはオークション位ですが、これだって売り手が売却最低価格を設定するので、その意味では売り方が値段を付けているともいえま す。

 ところで、昨日話題にした宇宙ステーションの有償利用。これは何と「金額は利用者が価値判断してJAXAに提示」することになっています。
つまり、買い手が値段を付けている訳です。宇宙開発委員 会にそう報告されてるんですから間違いありません。

 値段を高く付け過ぎると誰も応募してくれなくてカッコ悪いし、安すぎると世間から批判を浴びる(宇宙ステーションはずいぶんと税金を突っ込んでますか ら)。だから売り手の権利であり義務でる値付けを放棄します、か。事なかれ主義だねえ。


3日(水) 宇宙航空研究開発機構は、国際宇宙ス テーションの日本実験棟「きぼう」について、有償利用の公募を11月から始めると、3日に開かれた宇宙開発委員会で明らかにした。実験だけでなく、コマー シャル撮影や教材会社による宇宙授業などにも利用可能だという。

 公募するのは、来 年6月からの第1回と09年4月からの第2回分。第1回は実験棟に持ち込める重量は最大約2キロ、宇宙飛行士が軌道上で実験や撮影など最大約2時間作業を することができる。2回目は最大約15キロ、約7時間の作業を想定している。


 2回目はともかく、1回目は来年6月。8ヶ月しかあらへんやん。向井さんの2回目のフライト(1998年10月末)の時、正月明けから始めて「良く間に 合ったもんだ」と言われたけど、あの時でさえ1月には何をやるかは決まっていた。今回はこれから募集。どう考えたって間に合わんと思うのだが。何があって も関わらないようにしよう。関わったら間違いなく不幸になる。

2日(火) 折角ソーラークッカーを作ったのに、曇天続きで性能試験が出来ないなあ。今週末は晴れるのかしらん。
1日(月) 今国会2度目の施政方針演説が終わり、次の興味は「総選挙はいつか」に移りつつあります。

 ところであんまり話題になっていませんが、実は次の総選挙のカギを握っているのは共産党だったりします。共産党はこれまで、「国政選挙では全選挙区に候 補者を立てる」のを基本としてきました。衆議院の小選挙区は300あるので候補者300人。供託金は300万円なので都合9億円。しかし現状の同党の勢力 では、供託金のほとんどは国に没収されているのが現状です。

 そこで今後は、候補を立てるのはそこそこの得票が見込めそうな120前後の選挙区だけに絞る事にしました。つまり180選挙区では共産党候補が空白にな ります。となると、今まで共産党に投票してきた人が自民党に入れるとは思えないので、大半は民主に流れることが予想されます。で、青くなっているのが与 党。

 今の与党(自民+公明)は、風が全く吹かない状態で、かつ共産が全選挙区に候補を立てた場合にかろうじて過半数を取るくらいの力しかありません。共産が 候補者を絞ると与党の議席は20は減りますから、それだけで過半数割れしてしまいます。

 首相の交代で大逆風だった参院選時からいくらかは戻したものの、前回郵政選挙時の追い風にはほど遠いのが現状です。このままでは与野党逆転は必死。森元 首相あたりは、「共産党の供託金は自民党が持つから、全選挙区に候補を立てていただいて、正々堂々政策を競いたい」くらいは言うかも知れません。