競 馬
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船橋競馬場(2000.5.1)

 南関東の地方競馬は、大井・川崎・浦和・船橋の4場で交代しながら開催している訳ですが、何故か船橋だけは平日にしか競馬をやらない(他の3場は、平日だけでなく土日にも開催する)。で、今日は平日の休みにして船橋競馬の開催日に当たったので、ちょいと行ってみた。

 京成の船橋競馬場駅で下車。初めてなので場所は分からないが、ナニ競馬おやぢ達の後をついて行けばいいさ。歩道橋を渡って京葉道路の下をくぐればすぐに競馬場。競馬場の前では、「世界中の恵まれない子供に・・・」。多少後ろめたいのか、小銭を投じる人もチラホラ。でも、どう見てもオ○ムだよなあ、あれ。

 競馬場に入るとパドックでは5Rの馬達が周回中だった。とりあえず目に付いた馬を3頭ピックアップして、複勝を100円ずつ。それから馬場の方へ。しかしこの競馬場、バックストレッチのすぐ後方を東関道が走っていて、その背後にザウスが聳える。1コーナーの背後はららぽーとだし、4コーナーの後ろには瀟洒なマンションが立ち並ぶ。何かシュールだなあ。

 5Rは買った3頭中1頭が3着に潜り込んだけど、人気だったので120円しかつかなかった。6Rは再びパドックで2頭をピックアップして馬連1点勝負(200円)。それからスタンドの探検。どうでもいいけど、面白みのないスタンドだな。普通地方競馬だと増設とかを繰り返すので、新スタンドと旧スタンドが別れていてアクセントになるんだけど、そんなのないし。食べ物もどこの売店もワンパターン。焼そば、モツ煮、おでん、そば・うどん、カレー、ラーメン。かろうじてタンタン麺や広東麺を食わせる立ち食い中華の店1軒だけが異彩を放っている。ハッキリ言ってツマラナイ競馬場だ。

 6Rはすかっ。7Rは石崎の馬の複勝を200円買ったら倍になった。やっぱり石崎は上手いねえ。すぅーっと好位につけるもんなあ。さて、今日の8Rは中央競馬交流競争とかで武豊が登場。この辺、武もエラいよねえ。地方競馬の条件レースじゃ1着取っても収入は(中央に比べれば)微々たるものだけど、それでもあちらこちらの田舎の競馬場まで足を運んでるもんなあ(競馬場側からすると、武豊が来るだけで入場者数や売り上げがかなり増える)。ただ、武の馬のオッズは結構低くて、船橋のファンは辛い(笑)。こちらは石崎の馬(1番人気)から100円ずつ3頭にワイドで流すも、頭は堅かったけどヒモが。。。

 今日の収支は1,000円が520円でマイナス480円。まあ、爽やかな空の下で美味しいビールが飲めたし、武豊も見れたし、まあトントンと言う事にしておきましょう。


浦和競馬場(2000.1.3)

 姉の家(浦和)にお年始に行くついでに、浦和競馬場に立ち寄る事にした。競馬場までは南浦和から歩いても10分とのことだが、無料バスがあったので乗車。5分とたたないうちに競馬場着。正月開催ということで賑わっていた。次の第4レースに出る馬は既に本馬場に移動していた。競馬新聞を買っていないので、パドックなしでは予想ができない・・・(スポーツ新聞には、馬名と印だけで、いわゆる「馬柱」が載ってない)。仕方ない。地方競馬は騎手で買えと言うので、石崎(南関東No.1)の複勝を400円と、12月から導入されたというワイドを100円。間もなく発走とのことで、ビールを買ってスタンドへ。

 浦和競馬場は1週1,200m。直線200m。中央競馬は1,600-2,000mだからだいぶ小さい。特にスタンドから向正面までの距離が短く、見やすい代わりにカーブがきつい。こりゃ、先行したもの勝ちだな。さらに、ここはターフビジョンがない。まあ、これがあると馬が目の前を走っていてもターフビジョンを見てしまうから、無い方がむしろ競馬を楽しめるかも知れないね。レースの方は、スタートと共に石崎が素早くダッシュして2番手に着け、直線で先行馬を競り落として楽勝。ありゃ、単勝も買っておけば良かった。まあ、220円儲かったから良しとしよう。今年は幸先いいぞ。

 5レースの出走馬がパドックに出て来たので、良さそうな馬を3頭ピックアップして、ワイドを合計500円買う。その後、競馬場内の探索。なんか、カレーや焼きそばが不味そうなんだよね。ラーメンもインスタントだし。とりあえず、マグロフライを食べる。要はマグロの串カツだけど、美味しかった。その後、新スタンドに入ってみる。カレーもこちらは結構美味しそう。同じ競馬場でも違うルーを使ってるみたい。おにぎりを食べる。中々良い米を使ってる。ここは店によって落差が大きいみたい。色々あるのかねえ。

 さて、5レース。かすりもせず。ま、こんなもんやね。今年の発競馬は-280円でした。


川崎競馬場(1999.8.8)

 クーラーと扇風機を併用しても、正午には暑くて部屋にはいれなくなった。とりあえず駅に出て、本屋を冷やかす。さて、どうやって夜まで時間をつぶそうか。とりあえず改札口をくぐり、常磐線の上り快速に乗る。KIOSKで買ったスポーツ新聞をめくっていると、おっ、今日は川崎で競馬をやってるのか。まだ行った事ないし、行ってみるか。快速は北松戸駅を通過する。ひょいとみると、競輪場へ続く人の列。そうか、今日は松戸競輪は開設記念か。しかし、この炎天下に走る選手も偉いけど、お客も偉いなあ。今の所、ナイター開催をやってるのは、オートの伊勢崎、競輪の函館、そして競馬は旭川、大井とこれから行く川崎だけど、日本の夏の気候を考えればもっと増えてもいいような気がする。もっとも、ナイター設備を加えるとなればそれなりの お金がかかるわけで、売り上げの減少で青息吐息の所が多い現状では、それも難しいか。

 京急川崎で大師線に乗り換え、1駅目の港町で下車。歩3分の川崎競馬場に着いたのは3時45分。第1レースが終わった所だった。100円払って場内に入る。見ると、2500円の特観席Aは売り切れていたけれど、2000円の特観席Bはまだ空きがあった。クーラーが利いている所ならどこでもいいと、券を買って入る。川崎は、大井に比べると建物が新しい(ナイターだと良く分からないが、大井の建物はそれはボロく、消防署からレッドカードが出されているらしい)。特に特観席Aのある建物は新築できれい。Bの入っている建物はそれよりは古いが、そんなに悪い物でない。ともあれ、エスカレーターに乗って4Fの特観席のエリアに上がる。1人分のスペースはちょっと狭いものの、レースは見やすいし、ソフトドリンクはタダだし、あんまり下品なオッサンはいないし、十分デートにも使えると言う印象(実際、結構アベックがいた)。

 さて、第2レースを見送った後、第3レースの馬券を買う。お、当たった。300円が660円になって幸先いいぞ。ここで特観席エリアを一旦出て1Fに降りる。同じ券を複数の人間に使わせないよう、中央競馬では手に蛍光性のスタンプを押すけれど、ここ川崎ではエリアを出る際に「外出証」と言うのを渡される。再入場の時はこれを渡せ、との事。ともあれ、ビールを片手にパドックを見る。しかし、外は暑いねえ。馬は大変だ。これは、と思った馬を3頭選んで三角買いするも、全くかすらず。灯台に馬を見る目はないと言う事か。焼そばを買う。400円で超大盛がウレシイねえ。他にも安くて美味しそうで、ついでにきたないC級グルメの店が多い。バクチ場はこうでなくちゃね。

 再び特観席に戻り、今度は競馬新聞を中心に馬券を買い散らかす。5レース、7レースと当たった。そろそろ夕暮れが迫り、カクテルライトが美しい。8レースが終わったところで1Fに降り、馬場内に行ってみる。ここは芝生の広場になっていて、日曜日とあって親子連れが多い。と言うか半分くらいは子供で、ボールを投げたり走り回ったりしている。遊具もあるし、確かに家族連れで来るには良いところだね。9レースは外れた。ここまでの収支は、2500円の購入に対し2830円の払戻し。もう1レース残ってるけど、今日は勝ち逃げするとしようか。ねっとりとまとわり付く夜の吐息の中、駅へと向かった。


新潟競馬場(1999.5.15)

5/14 午前5時に起きる。うう、眠い。しかし「朝トクきっぷ」は、50%引きの代わりに乗り遅れたら無効なので、何とか起きる。着替え・洗面して出発。なんとか6時40分発の「あさひ」に間に合った。朝飯食べて眠りに落ちる。

 目が覚めたら新潟。天気は快晴。う〜ん、気持ちいい。とりあえず、歩いて5分のバスセンターへ。「ロシア村」へ行こうと思ったら、バスが廃止になっていた。潰れたのかしらん。気を取り直して「北方文化博物館」へ(バス40分)。ここは、農地解放以前は1300町歩(1町歩=約1ha)を所有していた豪農のお屋敷。中々面白かった。食堂も併設してるので、蕎麦食べて(美味しかった。なお、新潟にはやたらと蕎麦屋があってびっくり)、売店で越乃寒梅買って、バスセンターに戻る。

 次に「新潟ふるさと村」へ(バス30分)。要するに「道の駅」の豪華版。わざわざ行く程もなかったな。まあ、新潟近郊って、見るとこないんだよね。再びバスセンターに戻り、「レインボータワー」へ。これは、円筒形の展望台が回りながら100mまで登ると言うもの。天気が良くて、新潟市内はもちろん、弥彦山、佐渡、粟島、月山、飯豊山、八海山等々の大展望。今日一番の収穫。

 それからしばらく市内をウロウロし、駅前に戻ってビジネスホテルへ。風呂に入って、ホテル近くの飲み屋で一杯。騒がしくてゆっくり出来なかった。はあ、眠い。ホテルに戻って19時半にはおやすみなさい。

5/15 朝イチの競馬場行バス(新潟駅前8時20分)に乗り込む。競馬場着8時40分。もう、駐車場には結構車が止っている。指定券の列に並び、A指定(270席)を何とか手に入れる。やっぱり、席がないとしんどいからねえ。さて、1レース。4歳未出走戦。こんなの分かる訳ないな。パドックで目に付いた馬の単勝と複勝を100円ずつ。2着、300円。よしよし、幸先いいぞ。2レース。同様に買ったら、今度は1着。900円になった。しかし、その後3レースはペケ。さて、昼飯にしよう。イカとネギトロの2色丼、660円。新潟は食い物が安くて美味だからいいな。さて、6レース。ふと迷って複勝200円にしたら、勝っちゃったよ。単勝3600円。しまったぁぁ。

 あとは東京10レースで2500円取って、トータル240円の浮き。まあ、いい1日だったな。慢性的に混んでる中山なんかに比べると、やっぱりローカル競馬場は空いていていいや。明日の新潟大賞典とNHKマイルカップの馬券を買って、競馬場を後にする。


オーロパーク(新盛岡競馬場)(1998.11.23)

11月22日 早朝の新幹線で新白河へ。何でこんな所で降りたかと言うと、出来たばかりのWINS新白河に寄るため。駅から歩5分。なかなかモダンな建物だ。吹き抜けの部分に大きなオーロラビジョンがあって、1階からも2階からも見えるようになっている。最近の流行だね。売店でハンバーガーを買う。出来てまだ半月とあって、店員の対応も丁寧だ。半年後にどうなっているかは知らないけど。とにかく次の新幹線まで50分しかないので、東京と福島の1レースの複勝を300円ずつ買う。ありゃ、当たっちゃたよ。これじゃ、ハズレ馬券を記念にできないじゃないか。時間がないので、東京のメーンと福島記念の馬券を500円ずつ買って、WINSを後にする(結局こちらはハズレて、馬券が記念に残った)。新白河から再び新幹線に乗って、今度は新花巻で下車。バスで賢治記念館へ。ここも久しぶりだなあ。天気が曇りなのが残念だけど、でもここは、何時来てもいいや。本当にホッとする。のんびり記念館の中を見て回る。ここは賢治が設計した庭園とかもあるので、散策も楽しい。あっという間の3時間だった。バスで新花巻に戻り、新幹線で盛岡へ。駅の宿泊案内所に行ったら「今日の盛岡市内の宿は満室です」の貼紙。へっ!? しかし、駅前にカプセルホテルがあるのを知っている灯台であった。とりあえず部屋を押さえて、夕食に出かける。盛岡は市の中心が駅から離れているんだけど、寒いし、そこまで行く気になれない。駅地下で一杯やって、ホテル併設のサウナでゆっくり。で、今日は早起きだったし、早めに夢路をたどる事にする。

11月23日 カプセルホテルを一歩出て驚いた。雪がワサワサ降っている。今日の午前中は角館へ行こうと思ったけど、盛岡でこの雪だ。山の向こうの角館なんかに行ったら雪ダルマになってしまう。止め止め。で、駅構内の喫茶店でモーニングを食べた後、送迎バスに30分ほどゆられて新盛岡競馬場へ。話には聞いていたけど、本当に素晴しい競馬場だ。まずはパドックに行く。雪がゴソゴソ降っていて、3分も立って入ると髪の毛真っ白。もちろん寒い。目を建物に戻って、目をつけた馬の馬券を買う。おっ、当たった。幸先いいぞ。レースが終わると、整備車が出てコースを回る。芝コースはもう真っ白で、芝のレースはダートに変更の放送が入る。この雪じゃ、しょうがないか。再びパドックへ。雪ダルマになりながら馬をチェックし、馬券を買う。又当たった。今日は絶好調じゃないか。ただ、雪を被ってはスタンドに戻るので、風邪をひきそう。

 レース後、再びコースを整備車が回る。コース整備で次のレースの出走が遅れるとの放送。よし、ここらで腹ごしらえをしておくか。食堂へ行く。ここは小さな店が沢山入っていて、カウンターで好きな食べ物を買い、共同のテーブルで食べる形式。しかも、実に色んな物を売っている。そば、うどん、お好み焼、やきそば、丼もの、おでん、モツ煮。どれも安くて量が多く、美味しそう。B級グルメはこうでなくちゃ! 迷った末、海鮮丼を注文。ブツ切りの刺身がゴロゴロ乗っていて、食べ切れないほど。美味かった。スタンドへ戻ると、まだ整備車が回っている。とは言え今日は、新盛岡競馬場最大のレース「ダービーグランプリ」があるわけだし、何とかするだろう、と思っていたら「只今検討中」の放送。雪は止む気配もなくドカドカ降り続いている。積雪はもう30cmを越えた。程なく「開催中止」。ま、しゃあないねえ。これも旅さね。出口で次回使える無料入場券をもらい、バスで競馬場を後にした。今度はもっと季節のいい時に来たいねえ。

  
左:買ったけれども行われなかったレース  右:次回の無料入場券

帯広競馬場・ばん馬(1997.12.29)

 ビジネスホテルを後に帯広駅へ。素晴しい天気だけど、気温は低い。氷点下10度くらいか。今日は午後から帯広YHの仲間のみっちゃん(帯広在住)、松ちゃん(十勝清水在住)と待ち合わせしてるので、それまで時間をつぶさなくちゃならない。よし、ばん馬だ。荷物をコインロッカーに放り込み、競馬場行のバスの時刻を見る。20分先か。それまで駅で時間をつぶす(だって、寒いんだもん)。5分前に駅を出て、バスに乗り込む。あまり暖かくないバスにゆられて競馬場へ。

 競馬場は薄い雪の中。お正月休みに入ったせいか、結構家族連れや若い女の子もいる。へえ。競馬新聞を見なはら適当に馬券を買う。やがて発走。寒いけれど、スタンドを出る。やはりばん馬はモニタではなくライブで見なきゃ。ゲートが開き、馬達がスタートする。200mの距離を、馬達と一緒に歩く。第一障害。第二障害。思わず力が入る。障害でもがく馬、障害を越えたものの立ち止まってしまう馬。馬券は当たらなかったけれど、やっぱりばん馬は面白い。時間の関係で4レースしか出来なかったけど、おまけに当たらなかったけれど、充分楽しい時間を過ごした。さて、では駅に戻って豚丼食べて、久しぶりにみっちゃんと松ちゃんの顔を見るとするか。そうして明日はオホーツク小清水のYHに移動して、明後日の大晦日はクロカンで摩周湖だ。
旭川競馬場・ばん馬(1995.9.16)

ラスベガスへの道・第3章をご覧ください。



帯広競馬場・道営(1995.9.7)

 3泊した上士幌の「かぶとむし」を後に、帯広へと南下する。昨日までは塩尻さんやリカちゃんが同乗していたので賑やかだったけど、今日からまた一人旅。昨日までは晴れが続いたけど、今日は曇り空。帯広駅裏のヨーカドーに車を停め、まずはJTBで帰りのフェリーを予約する。この旅も、残り1週間か。何となく重い気分。

 まあ、ぐだぐだ言っても仕方ない。少し早いけど「ぱんちょう」で豚丼の昼食。うん、美味い。それから帯広競馬場へ。帯広から車で10分とは言え、人口18万の町で平日に競馬をやっても、お客などタカが知れている。小さなパドック、手書きの出馬表、まばらな観客。世の中、中央競馬だけではないということか。泣き出しそうな曇り空の下、小回りのコースを懸命に馬達は走る。物悲しい。馬券も当たらないし、馬の資料館を見て、さてそろそろ出発するとしよう。

 38号線を西へ。狩勝峠を越えると良い天気になった。今日の宿は美瑛のトロルドハウゲン。夕食の後、食堂でお茶会。部屋の電気を消すと、十二夜の月が2階まで吹き抜けの窓越しに、中を明るく照らす。


函館競馬場(1995.8.20)

ラスベガスへの道・第2章をご覧ください。



札幌競馬場(1992.5.31)

 いつもの年なら学会は3月末か4月始めだけど、今年は北国盛岡と言う事で、5月末に開催された。学会が終わったのは金曜日の夕方。このまま帰るのも芸がないし、特急「はつかり」で青森へ出て、さらに夜行急行「はまなす」で北へと向かう。

5月30日 札幌着は6時過ぎ。はあ、眠い。とにかく、レンタカーの開く8時までは時間つぶししなくちゃ。新聞を買い込み、駅構内のドムドムで朝食。札幌はまだ寒さが残る。早く8時にならないかなあ。

 やっと8時になったので、レンタカーを借りる。今日は日高のN牧場に勤めるトシちゃんと昼飯の約束をしているけど、直接行ったら早すぎる。で、とりあえず中山峠を目指す。日が高くなるにつれ、気温も上がってきた。快適なドライブ。中山峠からの羊蹄山の眺めも良くてるんるん。ただ、思ったよりも信号が多くて、予定よりも平均速度が上がらない。洞爺湖畔をぬけて太平洋岸に出たら、もう11時近かった。苫小牧まで高速を飛ばし、日高路に入る。11時にはN牧場に着こうと思っていたけど、実際に着いたのは正午だった。

 トシちゃんと会うのは2年ぶり。相変わらず快活なナイスガイだ。とりあえず近所の食堂に行き、昼飯を食いながらのよもやま話。愉快なひとときだった。1時過ぎからはトシちゃんの午後の仕事が始まるので、残念ではあるけれど、再開を約して牧場を後にする。苫小牧に戻り、支笏湖経由で札幌へ。車を返してホテルへチェックイン。夜行の疲れもあり、居酒屋でちょいと一杯やったらバタンキュウ。

5月31日  目が覚めると素晴しい皐月晴れ。目がクラクラしそう。地下鉄で琴似へ。ありゃ、地下鉄とJRの琴似は結構離れているんだねえ。まあいいか。この辺は住宅地。スーパーやらお店が結構あって、大通りやススキノとは違う、札幌の生の姿が見れるし。JR琴似からさらに歩くと、札幌競馬場。ただし、今日は競馬はやっていない。札幌開催は2週後からで、今日は東京競馬場の場外発売。それでもダービー当日とあって、結構お客さんが来ている。

 内馬場の芝生に陣取り、安い馬券を買い散らかす。1レースだけ当たったけど、配当が低くて焼け石に水。でもまあ、こんな天気のいい日に、芝生の上に寝っころがって(内地と違って洋芝なので、チクチクしないんだ)ビールが呑めるなら、文句は言うまい(学会が終わって、精神的にもゆったりしているし)。気候は爽やか。芝の緑が実にきれい。こんな所で一日競馬観戦出来たら、それは最高だろうなあ。札幌開催が始まったら、また来ようかなあ。

 さて、いよいよダービー。さすがにここは、身を起こして観戦せねば。結果は一番人気のミホノブルボンが逃げ切って快勝。ただし、2着には人気薄のライスシャワーが入り、馬連は3万円近い万馬券。灯台の馬券も紙屑に。隣ではアベックの女性の方が、「当たったぁ!!」と大ハシャギ。おみそれしました。ミホノブルボンとライスシャワーは、この後も京都新聞杯・菊花賞と死闘を続けるけど、それは又別の話。さて、帰るとするか。千キロ先の我が家に向けて、札幌競馬場を後にする。