関東近郊ローカル鉄道の旅/東京
 
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2001年4月1日 ゆりかもめ・東京湾岸高速鉄道

 新橋でゆりかもめに乗り換え。今までゆりかもめとJRの駅は少し離れていたけど、今回100mほどJR側に寄ったと言うので乗ってみる。この工事に数十億円かけたというけど、結局JRの改札出て、駅舎の外に出て、道を渡って、エスカレーターで上がらなければならない。コストパフォーマンスを考えると、無駄にしか見えないけど。

 次の竹芝で降りて浜松町へ歩く。風がちょっと冷たいけど、快晴で気持ち良い日。モノレールで天王洲アイルまで行って、昨日開業した東京湾岸高速鉄道の天王洲アイル駅へ。乗り換えに道路を渡らなければならないと言うのは、チトよろしくないなあ。京葉線沿線から羽田に行く客の事を考えているんかしらん。

 4両編成にお客は20人くらい。ほとんどは同業者かな。来年の大崎延伸後が勝負でしょう。とは言え、埼京線と相互乗り入れとなれば、10両編成が入って来る訳で、そんなに客がいるんだろうか? 新開業区間の東京テレポートまではあっという間。確かに、ゆりかもめに比べれば早い。


2000年11月11日 西武線

埼玉から続く 西武遊園地で多摩湖線に乗り換え。この辺は単線なのに、10分間隔を維持しているのは大したもんだなあ。国分寺で国分寺線へ乗り換え。東村山で西武園線。2.4km先の西武園駅は「西武園競輪前」の方がスッキリするよなあ。今日は開催してないから閑散としてるけど、開催日は競輪オヤヂでごった返すんだろうなあ。

 国分寺に戻って、西国分寺から府中本町へ。東京競馬場でちょっと遊ぶ。

 1,000円スッて、府中本町へ戻る。隣の南多摩で降りて、是政駅まで歩く。途中、チト道に迷った。結果的には、東京競馬場の向正面の出口から出れば早かったらしい。夕暮れ空の下、西武多摩湖線で武蔵境へ。これで西武線は完乗。


2000年10月21日 多摩都市モノレール

 千代田線で代々木上原に出て、小田急線に乗る。土曜の午後とは言え、さすがに小田急線は混んでるなあ。しかも、降りたと思ったらまた乗って来るし。京成なんかに比べると、それだけ沿線が開けているって事か。新百合丘で唐木田行きに乗り換え。ここは初めて乗る線。多摩ニュータウンの中を走るんだけど、沿線には造成はしたものの雑草畑となっている所が多い。多摩ニュータウンは、結局計画の2/3しか人が住まず、そして老齢化が進んでいる。この先日本の人口が減少に転じれば、過疎化・高齢化がますます進行するんだろうなあ。

 終点唐木田で一度下車。駅前は店がちょこっとあるだけの小さな駅。改札口では、近所の女子大の学園祭の看板を持った女の子が2人。う〜ん。大変やねえ。多摩センターまで1駅戻る。さすがにここは大きい。

 さて、いよいよ多摩都市モノレール。さすがに眺めはいいね。ただ、遅い。全線16kmで35分もかかっていては、鉄道の意味はないなあ(東京モノレールは、ほぼ同じ距離で22分)。しかも高い。確かに東京モノレールと同じではあるけれど、例えば多摩センター−立川より京王線の多摩センター−新宿の方が安いんじゃ、買い物客は新宿へ出ちゃうよねえ。

 そんなこんなでこのモノレールは大赤字とか。都と沿線5市が5年間で150億円を無利子融資してもなお、200億近い赤字が残る。今の鉄道は省力化が進んでいて、改札は自動、車掌はいないし、ホームも無人。人件費を削ると言っても大した事は出来ないし、結局はお客を増やすしかない。でも、例えば東京から多摩動物園に行く人は、JRで立川へ出てモノレールに乗るはずもなく、当然京王に乗る。この線は、沿線に住んでいるか沿線の学校に通う人しか乗らない様に出来ている。と言う事は、沿線人口が増加しない限りは、この線は採算が取れないように出来ている、と言うか、今の日本では最早鉄道の建設費を運賃で償却するのは無理。それを、ゼネコンと政治屋のために、利用客の予想を採算が取れるように水増しして作るもんだから、出来て見れば、赤字が膨れ上がり、結局は税金で穴埋めする羽目に落ち入る。そんな線が、日本のあちこちにある。この線も、大インフレが起こらない限りは10年以内に行き詰まるやろね。

 さて、立川南で一旦降りて、JRで府中本町へ。1,000円スッた。再び立川に戻り、北へ向かう。しかし、立川南と立川北と、駅が2つと言うのもねえ。JRの線路の上に駅を作って、駅ビルに直結できなかったんだろうか。夕暮れの中を走る。この辺は以外と工場が多い。ただ、どの程度利用されているか。車で通勤の人が多いだろうし。終点上北台も、他と同様に駅の回りは特に賑やかと言う訳でもない。まあ、何年かすれば変わって来るのかな。ともあれ、眺めは良いけど遅いし高いと言うのが印象でした。

 玉川上水まで2駅戻って西武線に乗る。拝島線に乗った事がなかったので、拝島まで行ってから戻って小平。更に所沢から秋津へ出て、武蔵野線の新秋津へ。初めて乗り換えたけど、歩いて5分くらい離れている。でもって、両駅間の人通りが多くて、道の両脇にはお店が並んでいる。食堂、居酒屋、持ち帰り寿司屋、喫茶店、本屋、花屋。ちょっと良い感じ。あちこちで衰退が言われる商店街だけど、こんなとこもあるんやねえ。