関東近郊ローカル鉄道の旅/埼玉
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2001年3月31日 埼玉高速鉄道・埼玉新都市鉄道

 家を出る時には雨だったけど、赤羽に着いたら雪だった。この中を赤羽岩淵まで歩くんか。王子で南北線に乗るんだった。。。 久しぶりに来た赤羽駅はすっかり変わっていて、灯台が通学に使っていた頃の面影はなかったけど、赤羽の街は結構古い店も残っていて、懐かしかった。

 赤羽岩淵から埼玉高速交通へ。と言っても、地下鉄なので、景色はなし。お客は1両に4〜5人。こんなんで大丈夫なのかしらん。まあ、メインは平日の通勤通学輸送なんだろうけど。終点の浦和美園の手前で地上に出る。でも、ここは何にもない。とにかく、新設の浦和スタジアムのための駅らしい。しかし、Wカップは3試合か4試合、それが終われば、競技場も鉄道もオーバースペックなんじゃないかなあ。

 ところでこの鉄道、初乗り210円。全線14.6kmで460円。JRの電車区間なら210円のとこだべ(まあ、上には上があって、北総開発鉄道は570円、東葉高速鉄道は550円ですが)。値段が高いからお客が増えない(近くのJRまで車で出てしまう)の悪循環の様な気がするんだけど。

 ともあれ、あまりに高いので、雪の降り続く中、バスで浦和へ。満開の桜に降る雪がシュール。JRで大宮へ出て、無料バスで大宮競輪へ。

 大宮へ戻って、埼玉新都市鉄道へ。これは、新幹線建設の見返りとして、新幹線の高架脇に建設された新交通システム。新交通システムとしては、日本で最初に実用化されたんじゃないかな。昔乗ったけど、その後1駅延伸されたので、今回乗り直す。以前は4両編成だったと記憶してるけど、今日乗ったら6両だった。まあ、お客が多いのはいい事だ。

 座席(24人/両)がほぼ埋まる程度のお客を乗せて発車。外は相変わらずの雪。しばらく行くと、辺りが白くなって来た。30分弱で終点。ここで降りたのは5人。駅の周りには家がポツポツあるだけ。駅員は1人だけで、売店も兼任している。新聞雑誌やお菓子など、以外と品数はある。まあ、平日の朝なんかは売れるんだろうな。

 10分後の大宮行きに乗る。この線、途中から先は単線。まあ、駅間距離は短いし、各駅に行き違い設備はあるから、そんなに問題はないのでしょう。これも考え方だな。単に豪華な設備にしてゼネコンを儲けさせる事もないし。段々とお客が増えて来て、天気も回復して来た。薄雲の中に丸い太陽が見えた頃、大宮着。車内は立ち客もちらほら。鉄道の便に恵まれない伊奈町に鉄道を、の目的で作られたこの線、まあまあ目的は達したんだろうか。


2001年2月3日 秩父方面

 昨日多摩の方に出張だったので、東飯能に宿を取った。で、9時少し前に東飯能駅へ。昔はボロッチイ駅だったけど、久しぶりに来てみたら、きれいな橋上駅になってるわ、駅の東側は5階建ての駅ビル(ショッピングセンター)になってるわ。これはビックリ。8:51の西武線に乗る。

 東飯能は八高線と西武池袋線のジャンクション。八高線は関東平野の西の端を走っている訳で、東飯能を出ると登り勾配。エンジン音がうなり、トンネルが続き、周囲は先週降った雪が厚く残っている。結構旅気分。

 横瀬を出ると、秩父盆地が広がる。西武秩父着9:45。この電車はここから秩父鉄道に入る。急勾配を登りながら、秩父盆地の西の端にたどりついた所が三峰口へ駅前に蕎麦屋が2軒。美味そうやねえ。ここからさらにケーブルカーに乗って冬山歩きも楽しめるけど、それなりの装備がいる。今回はここでUターン。しかし、三峰口駅にはキップの自動販売機がなく、キップが手売りでした。

 秩父駅で降りて、秩父まつり会館へ。秩父祭りは日本三大曵山祭り(残り2つは祇園祭、高山祭)の1つで、毎年12月3日に行われる。12月ってのもすごいな。まあ、1年で一番日の入りが早い時期だから、北斗七星を祭るには丁度良いか。丁度この時期は北斗が北の山にかかるから、その辺が山岳信仰とミックスされてるんだろうな。しかし、鉾とか、屋台とか、神輿とか、山車ってのは、何か日本人の深層心理に訴えるものがありますな。祇園祭にしろ、高山祭にしろ、ねぷた(弘前、青森のそれは明治に入ってから出来たレプリカ)にしろ、博多祇園山笠にしろ。

 駅前でラーメンを食って、再び秩父鉄道へ。秩父鉄道は3両編成なんですが、真ん中の車両だけ冷房がないのが笑えました(「前後の車両には冷房があります」と張り紙がある)。寄居で東武東上線に乗り換え。寄居は八高線、秩父鉄道、東武線のジャンクション。とは言え、駅前にスーパー(結構大きい)と飲食店がちらほらの静かな所。坂戸まで戻り、越生線に乗り換え。終点越生は、これまた八高線とのジャンクション。今日は八高線と縁がありますな。越生駅は、駅前にスーパーもなければコンビニもない。何か、20年くらいタイムスリップした気分。

 一応、これで今日のノルマは達成したけど、まだ日も高いので、行き掛けの駄賃に地下鉄を少し乗車。

今日の乗りつぶし区間

西武秩父線:正丸−西武秩父 12.7km  秩父鉄道:浦山口−三峰口 8kmくらい(正確な距離が分らん)

東武東上線:森林公園−寄居 22.4km  東武越生線:10.9km

有楽町線(新線):小竹向原−新線池袋 3.2km  千代田線:綾瀬−北綾瀬 2.1km

大江戸線:練馬−東中野 5.3km 都庁前−上野御徒町 8.7km   トータル:73kmくらい


2000年11月11日 西武線

 まずは池袋から練馬へ。練馬へ来るのは何年振りだろう。高架にこの辺もなってしまい、随分イメージが変わったなあ。練摩から西武有楽町線に乗る。ここから小竹向原までは西武線なんですな。もっとも、すぐ地下に潜ってしまうので、景色も何もないけど。小竹向原から地下鉄有楽町線で和光市へ。東武東上線に乗り換えて川越に出る。ここから西武新宿線の本川越までは歩いて10分くらい。しかし、両駅の間を結ぶ商店街がこんなに賑やかとは思わなかった。土曜日の午前なのに、人通りが多い多い。やっぱり、道幅が車1台分ってのは、賑わう商店街の必要条件だなあ。ぶらぶらウィンドゥショッピングができるからね。

 川越市から所沢へ。この辺からは秩父の山並が近い。所沢は相変わらずボロい駅。西武のお膝元なんだから、もうちょっときれいにしても、と思うんだけど堤もケチだからなあ。池袋線に乗り換えて西所沢。さらに乗り換えて西武球場前。この辺に来たのは小学校5年の遠足(ユネスコ村)だから25年くらい前。。。 まあ、年の事を考えるのは止めよう。今日は日米野球だそうで、車両は満員。ゾロゾロ改札口へ向かう人並みを横目に見ながら、レオライナー(狭山線)へ。西武遊園地の脇をすり抜ける新交通システム。結構面白かった。

以下東京へ続く