関東近郊ローカル鉄道の旅 群馬/栃木
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2001年4月29日 東武鉄道 佐野線・小泉線・桐生線上毛電鉄

 (こちらから)。小山に着いて時刻表を見る。次の両毛線まで40分。まだ朝食を食べてなかったので、駅構内の喫茶でホットドックとコーヒーの朝食。

 10:40、両毛線に乗る。佐野で下車。改札を出ると、ビニール袋をくれた。中を見ると、生ラーメンと(佐野はラーメンで有名)抽選券が入っている。GWで何かイベントをやってるらしい。抽選場所は駅前。ただ、次の東武線まで3分しかない。次は1時間後。残念ながら抽選は諦めて、切符を買って東武線に乗る。

 佐野線は関東平野の端・葛生まで北上する線。沿線は家と田畑が混在。終点葛生は小さな駅。駅前にはラーメン屋が1軒あるのみ。ヤードはあるから、石灰岩か何かのために引いたのかなあ? 5分で折り返し、佐野を過ぎて館林まで出る。ここで東武小泉線に乗り換え。

 こちらも1時間1本だけど、15分待ちで済んだ。西小泉までは30分。2両編成が長閑な景色の中を行く。西小泉の駅前は、自転車預かり、食堂、弁当屋が各1軒。駅前の地図を見ると、富士重工と三菱電機の工場があるらしい。当然、下請け工場も集まっているはず。バブルの頃、人手不足を解消するために、群馬内陸部の製造業はブラジルから日系の(日本国籍を持つ)人を大量に呼んで来た。小泉線の乗客も、そうしたラテン系の人が多い。バブルがはじけて、この人達はどういう生活を送っているんだろうか?

 東小泉まで2駅戻って乗り換え(こちらも小泉線を名乗る)。太田へ出る。太田駅は改装中で、小泉線だけは既に高架になっていた。太田はこの辺の中心地で、駅前も賑やか。羽田や成田への直行バスもあるみたいで、中々侮れない。15分程で東武桐生線に乗る。浅草からの特急「りょうもう」は、太田から伊勢崎には向かわず(東武伊勢崎なのに)、桐生線へと乗り入れる。何でやろ、と思ったけど、良く分らんかった。ともあれ、こちらもローカルな雰囲気の中、赤城着。これで東武鉄道は完乗。

 赤来で上毛電鉄に乗り換え。2両編成のワンマン電車が前橋と桐生を30分間隔で結んでいる。まずは西桐生を目指す。赤来から4駅で西桐生(JR桐生駅は歩いて3-4分)。住宅地の中の小さな駅。ただ、目の前には大きなヨーカドーもあって、今日乗って来た路線と比較すると「都会だなあ」と思う。10分後の折り返しで前橋中央を目指す。

 前橋中央着15:10。これで今日のノルマはおしまい。ここも綺麗だけど小さな駅だな。100円のシャトルバスに乗ってJR前橋へ。前橋のイメージは「閑散」。群馬県の県庁所在地で、高崎と並ぶ都市だけれど、新幹線がないのは大きいか。駅前のヨーカドーで手巻寿司とビールを買い、両毛線に乗る。次の新前橋で特急に乗り換え。高崎ー大宮の新幹線は特急券は1,800円するけど、在来線特急なら新前橋ー浦和は950円だから。