競 輪
・トップへ戻る  ・1つ上に戻る

平塚競輪場(2002.8.10)

 平塚駅の改札を出て、南口への階段を降りると、すぐに無料バス乗り場。10分毎くらいに出ているみたいで、この辺はサービスが良い。10分経たずに競輪場着。100円払って中に入る。丁度4Rが発走する所で、とりあえずレースを見物。今開催は「アサヒビール杯」とのことで、アサヒビールの幟が沢山立ってる。昔の競輪場はアルコール販売なしだったから、ずいぶん変わったものだ。

 とりあえずスタンドを一周。食堂2軒、ラーメン1軒。後は、モツ煮やフライ物を売る店(中に10人くらい座れるテーブルがあって、カレーやそば・うどんと言った軽食も出す)が8軒ほど。この辺は普通だね。ただ、「スシ・バー」もあった。テイクアウト中心だけど、4人ほど座れるカウンターもある。この辺は目新しい。

 とりあえず食堂に入ってビールを頼み、5Rを観戦。それから6Rの車券を500円買って、ワタリガニフライ(300円)を食べる。カニツメフライのワタリガニ版だが、カニの味もして、悪くはなかった。ついでにアジフライも買ったけど、買った店が悪く、冷めていてあんまり美味くなかった。

 6Rは車複が100円当ったけど、一番人気で260円(涙)。続いて7Rを500円買い、場内をブラブラ。子供向けのイベントなんかもやっていて、100人くらいの親子連れが見ていた。ただ、客の大半は年金世代。土曜日のナイターですらこれではねえ。やはり競輪場を「彼女をデートに誘える場所」にしないと、未来はないよなあ。先日行った大井のダイヤモンドターン(バイキングの食事付きの指定席)みたいにしないとねえ。

 7Rはカスリもしなかった。この時間になると日も暮れてきて、場内のライトアップがきれい。ナイターの試みは、決して悪くないと思う。

 さて、ハズレ車券のコレクションもできたし、帰るとしよう。無料送迎バスは次々発車しているけど、サンフランシスコのケーブルカーを模した「ケーブルカー・バス」が1時間に2本あるので、それを待つ。10分ほど待って出発。壁がない(手すりはある)ので、夜風が心地よい。西空の金星と、細い細い弓張月が美しかった。


和歌山競輪場(2002.4.27)

 南海支線の乗りつぶしついでに立ち寄る。和歌山市駅から歩いて5分。天気が良くて、ちょっと暑い。午前中なんで、まだ客はパラパラ。GW初日にもかかわらず、若い客は皆無。この辺は、どこも同じやね。

 今日は時間がなくて、車券を買えるのは1レース。いささか反則だけど、2枚買ってどちらかは外れるように。。。しかし、市街地の中にあるだけあって、狭い競輪場だねえ。スタンドは正面から2角までしかない。向正面は選手宿舎らしいし。供食体制もいささかショボイし。ただ、買って食べたお好み焼きは美味しかったけど。レースの結果はきれいにハズレ。まあ、こんなもんでしょう。

 和歌山市駅に戻ろうとすると、競輪紙売りのオバチャンと客のオッチャンの会話「昔は駅から人の列が切れんかったんやけどなあ」「昔とは時代がちゃうわ」。


花月園競輪場(2002.4.4)

 天気も良いし、折角の振休を家で静養じゃつまらない、とお出かけ。京急の花月園駅から坂を登って行くと、数分で到着。エスカレーターを登ればゲート。アクセスは最高やね。

 ともあれ、中を探検。メインスタンドは新しくてきれい。4角のスタンドはボロいけど、3角はきれい。この辺のツギハギな所は温泉旅館みたいですな。食べ物も、ちょこっとだけど他より安いね。オデン1品90円(3品なら250円)、焼き餅2ケ150円。焼き鳥1本80円。4角奥には今にも崩れそうなバラックで焼そばを売ってるし、かと思えば3角スタンド1Fには握り寿司がある(のり巻きならともかく、競輪場で握りは初めて見た)。

 ちなみに3角スタンドは出来たばかり。上階は昼食付き2,500円の有料席で、MM21の観覧車が見えるのがウリらしい。一応、女性客を増やそうという魂胆なんでしょうね。でも、相変わらず還暦未満入場禁止なんじゃないかと思う様な観客層。この程度の小手先の対策じゃダメだよね。競輪の取り得る選択肢は2つだけ。

1)このまま続ける。ファンは段々歳をとって死んで行くので、競輪も売上げが減っていずれ消滅するが、しばらくは安泰。

2)大改革を行う。例えば、競輪場で売る食べ物は、若い人には好まれるが、ジジイには好まれない物にする。即死する可能性もあるが、上手く行けば若いファンを得て再生できる。

 今の客を維持したまま、若いファンを獲得するのはどだい無理だべさ。

 車券は、600円スリました(笑)。3,000円の中穴を狙ったら1着3着だった。。。


京王閣競輪場(2002.1.1)

 特にやることもないし、とプラプラお出かけ。新宿から京王線の準特急に乗り、調布で乗り換え。1駅先の京王多摩川へ。京王閣競輪場は、この駅の臨時出口の目の前。確かに、日本で一番アクセスの良い競輪場と言う看板に偽りなし。50円払って中に入る。ここは、昔は「日本一汚い競輪場」とも言われていたそうですが、2年前に大改装したため、メインスタンドはきれいきれい。正月開催だけあって、お客の数も多い。もっとも、9割は還暦以上と言うのは相変わらず。昨年は、西宮、甲子園、門司の3競輪場が廃止に追い込まれたし、この業界も中々辛そうです。

 取りあえず、食べ物屋を見て回る。関西ではお馴染みの、怪しいモツ煮(300円)があったので買う。2〜3cm角の黒い肉なんだけど、何と言う動物のどこの肉なのか、サッパリわからない。6Rの車券を500円買ってバンクに出る。あきれるくらいの良い天気で気持ち良い。しかし、車券はスカ! 再び食べ物屋へ。焼き魚定食とか、天丼とか、定食系が充実してるなあ。ラーメンもそこそこ美味そう。オデン(1品100円)の卵・大根・つみれを頬張りながら、7Rの検討。9番の勝ちは堅そうだから、500円ほど人気薄に流してみる。。。 スカッ! 今年もこのノリかい。1,000円スッたし、新宿に戻るか。


大宮競輪場(2001.3.31)

 雪の降る中、大宮駅近くから無料バスで競輪場へ。大宮競輪場は大宮公園の中にあって、隣は大宮サッカー場(大宮アルディージャ)のホームです。競輪場に着いた時は、8Rが走っている最中。それを見届けてから9Rの車券(400円)を買い、中を探検。スタンドは新しくてきれいでした。松戸や取手も見習って欲しい。アジフライ(本当は160円だけど、100円で売っていた)をほおばり、ラーメン(500円)を食べる。ラーメンは大宮競輪場名物らしけど、味は大した事ない。

 9Rはスカ。最終10Rを600円買い、出走を待つ。外の雪はますます勢いを増して、500円玉よりも大きな雪片がバサバサ落ちて来る。コース内部の芝生が白くなって来た。選手も大変だ。10Rは41,930円のド万シュ〜!! 天気が良ければ桜を見ながら大宮公園を横切って東武の駅に出るんだけど、この天気。再びバスに乗って大宮駅へ。当然、ほとんどの人は外している訳で、満員のバスの中は競輪オヤヂのボヤき節の山。


甲子園競輪場(2001.1.7)

 阪神電鉄甲子園駅に着いたのは12時頃。駅前から無料送迎バスで競輪場へ。灰色の空は今にも泣き出しそう。気温も寒い。ともあれ中に入り、4Rを300円買う。それから上げたての天ぷら(イワシとジャガイモ、各150円)を頬ばる。ホカホカが嬉しいけれど、しかし寒い。

 出走時刻になったのでスタンドへ。選抜戦とは言えB級では、やっぱり遅いねえ(1/1に行った千葉競輪はS級)。5Rを300円買って、食堂でカレーライス(600円)を食べる。お世辞にも美味いとは言えないけれど、粉っぽいカレーなんて懐かしいなあ。今じゃ競輪場でも行かないと食べられないよ。この頃から雪が降り始める。しかも、チラホラなんてもんじゃなく、ドカドカ。競輪選手も楽じゃないよなあ。

 やっぱり外れ。6Rを400円買って、スタンドの中の温風の出る所で出走を待つ。しかし、正月の日曜日だと言うのに、お客の9割は50歳以上。ケイリンはオリンピック種目になったけど、競輪は滅び行くのかあ。やっと6Rの出走。やった、取った! と思った瞬間、大外から4番が突っ込んで来て、やっぱり外れ。あ〜あ、2-9なら20倍近かったのに。

 さて、この雪では新幹線が動くかどうか心配だし、そろそろ切り上げて大阪に戻るとしよう。


千葉競輪場(2001.1.1)

 正月と言ってもやることないしなあ。で、こ〜ゆ〜奴の為に正月から開催してくれている千葉競輪場へ。競輪場へ着いたのは14時頃。とりあえず7Rを300円買ってから、場内を探検。新しいスタンドはきれいだけど、特別観覧席(既に売り切れ)の人しか入れないのが難点。今日は風が強くて寒いぞ。どこか風避け出来る所はないんかぁぁ、ですね。

 7Rは外れ。8Rを300円買ってから、今度は食べ物屋を見て回る。モツ串100円。日本で普通に手に入る食べ物の内、最もアヤシイのはギャンブル場のモツ煮だと言うのが灯台の持論ですが、ここ千葉競輪場でもアヤシゲなモツが串にささって、味噌の中でグツグツ言っていました。味は、まあこんなもんでしょう。それからヒレカツ(120円)。柔らかくて美味でした。

 8Rも外れ。9Rを400円買って、今度は食堂へ。生ビール(400円)とカキフライ(5個300円・キャベツ付)を食べる。美味しい。それからハムステーキ(200円)。あやしげなハムですが、コショウが効いていて中々。B級グルメを極めるべく各地のギャンブル場を回っている灯台にとって、得る物のあった1日でした。

 9Rは4万円の大万車券。当然外れ。まだ最終10Rが残っているけど、日も陰って来たし、風は強いし、帰るとしましょう。


門司競輪場(2000.7.22)

 博多からの高速バスが小倉に着いたのは12時前。バスから1歩出たとたん、「あ〜つ〜い〜」。今日の選択肢として、門司港駅付近の古い建物を訪ねて回る、と言うのもあったのですが、この暑さにメゲて門司競輪場に変更。本当は小倉のドーム競輪を見てみたかったのですが、やっていないのでは仕方がない。門司競輪場へは小倉から無料バスがあるとHPにあったので、小倉駅前のバス停を探したら、朝に2本あるだけでした。

 なのでJRで門司へ。駅前のタクシー乗り場では競輪場のオッサンが立っていて、お客が3人集まるとチケットをくれます。駅から歩いて10分とは言え、上り坂、しかもこの炎天下では感謝ですね。ものの数分で競輪場。ちょうど5Rの鐘(ジャン)が鳴る所でした。

 しかし・・・、ボロい! 年期の入った建物は、鉄骨のあちこちにサビが浮いています。もちろん暖房なんかはなし。こりゃたまらんなあ。とりあえず6Rの車券を300円買って、中を探索。関東辺りだと、バンクの周囲をスタンドが取り囲んでますが、ここはバックに小さなスタンドがあって、あとはホーム側のみ。それだけお客が少ないのでしょう。特観席(有料席)もないし。

 食べ物は、カレー、焼そば、焼き鳥、おでん。これと言って特色はないですな。せっかく来たのに、面白みに欠ける場だなあ。そうしている内、6Rが発走。おお、当ったやんけ! 480円×3=1,440円。幸先よいぞ。1コーナーの所に新しい建物があったので行ってみる。こちらはクーラーも効いていて、ああ涼しい。ただ、観戦するには良い場所ではない。何かチグハグだなあ。7R、400円買うもハズレ。8R、これまた300円ハズレ。これ以上いるとマイナスになりそうだし、引き上げるとするか。最終レースまでいれば、小倉や門司駅までの送迎バスもあるんだろうけれど、この時間帯はなし。炎天下の中を駅まで歩く。下り坂なのが救い。しかし暑い!!


福井競輪場(1999.3.14)

 「どうも閉店してるみたいだねえ」

 今日は銭函の会・福井集会の2日目。解散まで何しよう、と言う話になり、女性陣が「るるぶ」で目をつけた福井駅近くの喫茶店に来てみるも、開店時刻になっても開く気配がない。「しょうがない。これで解散としようか」。まあ、それは別に構わないけど、このまま真直ぐ帰るのも芸がない。どうしようかなあ、と思っている僕の前を、競輪場行きの無料バスが通り過ぎて行った。「よし!」
 
 他の連中と別れ、15分おきに出ているバスで競輪場へ。日曜日だというのに、お客が高齢者ばかりなのは、どこの競輪場も同じか。しかし、天気もいいし、うららかな日だねえ。思わず昼寝してしまいそう。車券の方は、これまたいつも通り当たらない。でもまあ、万車券(競輪は競馬と違って固く収まるケースが多く、万車券は珍しい)も見れたし、良しとするか。で、お目当てのC級グルメの食堂へ。ただ、あんまり特徴はない。ラーメンをすする。

 さて、帰るか。ところが、駅からのバスは15分おきにやって来るのに、これには乗れない。駅行きのバスは3時頃までないと言う。長時間競輪場にいて、たくさん車券を買ってね、と言う事か。しかし、車券で2000円もすスッたのに、タクシーに乗る気にもなれない。で、駅まで歩くことにする。競輪場のすぐ横を川が流れているので、堤防の上を駅方面へ。天気はいいし、とても気持ちいい。なにか、儲けた気分。堤防上は幅1.5mくらいの舗装された道が走っているけれど、その両脇にひとかかえ以上もあるような桜の木が、延々2km以上も続いている。花の頃にはさぞ奇麗だろうなあ。そうこうするうち、駅に着いた。


京都・向日町競輪場(1998.12.22)

 新大阪のカプセルホテルで目覚める。はぁ。昨日は鈍行で東京−大阪を来たからなあ。朝風呂に入ってからチェックアウトし、スポーツ新聞を買って喫茶店でモーニング。さて、今日は夜の飲み会まで暇だし、どうやってじかんをつぶそう、と思いながらスポーツ紙に目を落とすと、おっ、今日は向日町で競輪やってるじゃないか。

 あんまり早くから行ってもしょうがないし、まずは阪急に乗って烏丸へ。年末の錦市場をぶらぶら。ついでに先斗町もぶらぶら。ちょっと寒いけど、天気が良くて気持ちがいい。河原町から再度阪急に乗り、東向日へ。

 東向日から競輪場までは歩いても7分くらいだけど、折角なので無料バスに乗る。お客は50歳以上のおっさん/じいさんが9割と、50歳以上のオバハンが1割。いくら平日とは言え、お客が年金受給者だけでは、競輪の未来も暗いねえ。ともあれ、まずは日本のギャンブル場の食い物の中で3本の指に入るという「ホルモンうどん」で腹ごしらえ。関西風の薄味のウドンの上に、得体の知れない内臓肉がゴロゴロ乗っている。ナカナカ美味。ここ向日町競輪場は、他にも安くて怪しげな食堂が一杯あって、C級グルメを自認する人は一度は訪れるべきと思う。

 さて、車券を買う。隣では、オッサンが「おい!○○!! 根性入れて走れ!!!」などと叫んでいる。「よーし、一発気合い入れたった。これで○○もキッチリ走るやろ」。オイオイ、競輪選手は金と競争得点のために走っているんであって、客のために走ってるわけじゃないぞ。

 車券の方はサッパリなので、再び食堂コーナーへ。揚げたての天ぷらを食べる。美味い! さて、そろそろ引き上げるとしよう。今度は徒歩で駅へ。しかし、閑散とした駅前だねえ。競輪客目当ての店もサッパリないし。ここでは、競輪場は迷惑施設なのかなあ。分かるような気もするけど。西日を浴びながら、阪急で梅田へと引き返した。