安曇野探検隊由来
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 3月27日、仕事を終えた灯台は、夜の中央道を西へ向かったのでした。あと1日すべれば今シーズン10日の大台に乗ると言う理由だけで。豊科のSAで仮眠し、五竜とおみへ。天気はいいし、雪も思った程悪くはないしで、中々快適なすべり納めでした。

 午後3時で打ち止めとし、着替えも終えて、さて帰る段になりましたが、ここの所の寝不足に加えて、昨夜は車内で4時間仮眠しただけ。とても東京まで居眠り運転せずに帰る自信はなし。どこかのSAで仮眠するか、とも思ったけど、まあいいや、ここまで来たんだし、どこかのYHに1泊してから帰ろうと思い、ガイドブックをめくりながらTel。幸い空いていた安曇野YHへと車を向けました。まさか、こんな所でTenに会うとも思わず。

 おなじ帯広YHの元ヘルとは言え、ヘルパーをしていた時期が違うため、Tenとはほとんど面識がありませんでした。3/7−8の帯広YHのOB会で顔を会わせていなければ、知らずにすれちがっていたでしょう。さて、この日の安曇野YHのホステラーは20人ちょっとで、その内女の子は4人。こう言う場合の常で、ダベリングタイムには女の子を中心にいくつかの輪が出来ていました。灯台はと言えば、睡眠不足でとても女の子にちょっかいを出す根性はなく、Tenと、Tenと一緒に来ていた立野さん(現在のてんよめ)と、ウダウダ雑談をしていました。

 そのうちに消灯時間。部屋に戻ってベットに潜ると、隣の女子部屋からはワイワイとにぎやかな話し声が聞こえてきます。女の子ってのは元気だねえ。そう思いながら眠りに落ちました。まさか隣室で、恐るべき陰謀が企てられているとも知らずに。

 さて、翌29日。目が覚めると外は雨でした。この天気では安曇野散策とも行きそうにないし、大王ワサビ田にでも寄って帰るかと思いながら朝食の席に着いてみると、横に座ったTenが「と〜だいさ〜ん、今日の予定は?」「特にないけど」「実は・・・」

 何でも昨夜の消灯後、女子部屋で「明日どうするの?」と言う話になり、皆同じポイントを回ろうと思っていることが判明したのでした。けれども明日は天気が悪く、レンタサイクルでは無理そう。「大丈夫、Tenの車があるから」と立野さんが安受け合いしたのはいいけれど、荷物を満載したTenのパジェロのショートボディでは「4人も乗れるわけないだろ。運転手以外に2人が限度だよ」。で「今日、アッシーしません!?」「・・・」

  

左:大王ワサビ田 中:ノマドとパジェロと 右:絵本美術館前にて