ハンツビル出張記  2000年6月11日〜25日


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登場人物紹介

うちの会社の人:A氏/灯台よりちょい下。米国の大学に4年間いた。
        S嬢/この3月入社。3年間米国で仕事していた。20代後半。
        G氏/灯台よりちょっと年上。6/18より合流。

S社の人   :T君/今回の出張者では最年少。大変真面目。

N事業団の人 :Y氏/6/18より合流
        TA氏/6/19より合流

NASAの人 :John/今回、我々をホストしてくれました。
       :Denise/やっぱり、今回お世話になりました。

その他    :Nancy/Johnの奥さん。結婚30年


6/11 朝、荷物をまとめて11:40にアパートを出る。外は雨。やれやれ。成田空港に着いたのは13:40。荷物をあずけて身軽になり、腹が減ったのでラーメンの昼食。ただ、ここのカフェテリアはあんまり美味しくない。出国検査してゲートへ。まだ1時間以上あるし、ビールを1杯。16時、A氏S嬢と合流。

 16:20、定刻にアトランタ行きのデルタ航空機は出発。ただ今現地時刻は0:20。今日は長い。

 機中はほとんど寝ていた。15時ちょっと前、ほぼ定刻にアトランタ着。ここの入国検査は結構シビアで、あれこれ質問が飛んで来る。そのためか、あちこちのゲートで日本語の通訳を呼んでいる。進みも遅いし。やっと入国審査を通り、税関を通る。アトランタ空港は平行して5つのターミナルがあり、その間を無人の地下鉄が結んでいる。国際線はEコンコースで次の便はBコンコース。エスカレーターで地下に降り、地下鉄でBコンコースへ。

 ゲートでしばらくまっていると、「ゲート変更」のアナウンス。オイオイ。広い空港の中を変更されたゲートへ移動。出発も15分遅れて18時とか。17:45飛行機の中へ。所が18時になっても動く気配が無い。コンピューターの故障だとか。あ〜あ。モーレツに眠くなったのでそのまま寝る。19時過ぎ、アナウンスでやっと直ったとの事。19:20テイクオフ。30分でハンツビル。時差があるので着は18:50。

 荷物を受け取ってレンタカーを借り、ホテル着は19:45。荷物を置いてタコベルで夕食。スーパーで買い物して帰る。ちなみにアラバマでは、日曜日はお酒を売ってくれません。ビールは明日やね。オレンジジュースやカレーの材料を買って帰る。荷物をほどき、シャワーを浴び、いもとニンジンとタマネギを剥いてカレーを作る。22時、T到着との電話。彼は別便だったのですが、20時頃にハンツビルに着いてからだいぶ道に迷った模様。ともあれ、着いて良かった。23:30、就寝。


6/12 4時に目が覚めてしまった。やれやれ。ウダウダしながら時間をつぶす。朝食はコーンフレーク、ハムエッグ、コーヒー。8時にホテルを出発。朝から暑い。今日は最高気温は90F(32C)とか。8:20、MSFC (NASA Marshall Space Flight Center) のセキュリティオフィス着。MSFCは物凄く広くて、ゲートからここまで6kmくらい。一番奥までは更に10km以上ある。オフィスでJohnと3年半ぶりに再会。ちょっと老けたなあ。彼も50過ぎだからね。バッジを発行してもらってから(NASAの構内はバッジを付けていないと捕まるのです)Building 4610へ。このビルには宇宙ステーションの運用部隊のオフィスが入っているのですが、端から端まで100m以上ある。アメリカは広いねえ。

 今日から6/19までは、NASAの地上運用管制要員(アポロ13で「こちらヒューストン」をやっていた、あの人達)が受ける訓練を受けさせてもらう。当然全部英語。しかも英語力の低い灯台は、眠くなると集中力が低下して何言っているのか良く分からなくなる。まさかここまで来て居眠りする訳にもいかないしねえ。必死の思いで集中力を保つ。

 ホテルに帰ったのは18時。Johnに「今日は月曜日なので、都と言うスシレストランでスシが安い」と言われてそこへ行き、彼と彼の奥さんのNancyと、こちらは出張者4人組で、サッポロ、アサヒを飲みながら。Johnは昔沖縄に居た事があるので、箸を使いながら器用にスシを食べる。考えてみるとシュールなシチュエーション。

 帰り道にスーパーに寄ってビールとワインを買う。1本空けて、お休みなさい。


6/13 又4時に目が覚めてしまった。ベットの中で寝ようとするも眠れず、5時半に起き上がり、米を研いでご飯を炊く(ここキャンドルウッドホテルは電子レンジ、電気コンロ(二口)、フライパン、鍋(大小)、フォーク、ナイフ、スプーン、包丁、ワインオープナー、フライ返し、お玉、コーヒーメーカー、コップ、マグカップ、皿、トースター、アイロン、冷凍冷蔵庫と揃っていて、長期滞在に便利なのです)。

 カレーを解凍してご飯にかけ、朝食。出発まではまだ時間がある。ほけ〜と考え事。農学部を出て、10年近く植物や微生物の研究をやってきた灯台としては、いつも心の底で違和感を味わっているけれど、NASAにやって来ると強く感じるね。今のポジションは、自分のバックグラウンドとは全く別の所だから。まあ、それなりに要領と飲み込みが良いのと、好奇心が培ってきた雑学の知識があるから、何とかこなしてはいるけど。日本の層の薄い宇宙開発の世界では、周囲を見回してもそうそう代わりがいないと言うのもある。ただまあ、S嬢やT君が一人前になったら彼等に全部引き継いで、灯台は自分に一番あったポジションに移るとしようか。

 今日も午前中は講議。実は日本から、ポッキーとかペロティとかのお菓子を山ほど持ってきて、講師をしてくれた人や顔を出してくれた人にそこそこ好評。昼は「ジェイドパレス」と言う中華料理屋のバイキング。安くて結構美味しい。料理は20種類くらいあって野菜も豊富だし。

 食べ終わってさてMSFCに戻るかと車の所に来たら、S嬢が「車のカギがない!」。ええっと店に戻るも、テーブルの上にはなし。店の人も知らないと言う。これはちょっとヤバイ。「胸のポケットには入ってたりしないよね」「あっ!!」。と言う訳で、図らずもS嬢の大物振りが確認された昼休みでした。

 MSFCに戻り、午後は4610の隣(と言っても、歩くと5分はかかる)のHOSC (Huntsville Operations Support Center) で運用に使うワークステーションの操作訓練。しかし、ここは寒い。超暑がりの灯台は、普通の人が長そでで「寒い」とか言ってるよこで半袖で「丁度良い」と平気な顔なんだけど、ここは灯台ですら寒い。何考えてるんだ!

 訓練終了。JohnからA(アメリカのプロ野球は、下からA、AA、AAA、メジャーリーグ)のチケットをもらったけど、疲れたしそちらには行かずにホテルに戻る。他の3人は食事へ。灯台は日報を書いて日本にFAXしてからカレー作った時に残った牛肉を焼いて(アメリカの場合、安い牛肉は1パック2kgもあって食べきれない。なので一番小さいパック=ステーキ用牛肉、を買う。それでも500gで7〜8ドル)、冷凍のご飯をチャーハンにして夕食。

 夕食後、運動不足が早起きの原因かと1階のジムで20分ほどジョギング。シャワー浴びて洗濯してビールを飲んだら猛烈に眠くなり、21時に沈没してしまった。


6/14 5時に目がさめる。まあ、8時間寝たから良しとしよう。朝食はサッポロ一番塩ラーメン、ハム、卵、コーン入り。麺類は目先を変えるのに良いので、ソバやウドンを持って来る時もあるのですが、同時につゆも持って来る必要があるので、荷物の多い今回はインスタントラーメンにしたのでした。

 今日は実際に運用端末の前に座って操作方法の講習。担当してくれたS氏は陽気なアメリカン。ただ、非常に早口なので聞き取るのが大変。

 夕方、Best Buyと言う電器屋兼CD/ビデオ屋へ。クラシックの安いCDを4枚ほど。40ドル弱。その後、他の3人はモールへ買い物へ。灯台はホテルに戻って日報書いて日本へFAX。さっき買ったホロヴィッツ(ピアニストです)を聴きながら汁かけ飯とベーコンエッグの夕食。夜、NBAファイナルを見る。第4Q終わって同点の大熱戦も、LAが勝ってこれでLAの3-1。23時過ぎ、寝る。


6/15 3時に目が覚める。何とか眠ろうとするも、5時には目がパッチリ。とりあえず腹に物を入れたら眠くなるかな、とお茶漬けを食べる。眠くならない。はあ。

 今日は時々夕立ちが降る不安定な天気。幸い、ビルの間を移動する時には降っていなくて助かる。今日もひたすら講議。知識の量が増えてきて、段々とモノが立体的に見えてきた。今日はJohnが忙しいらしく、Deniseがエスコートしてくれました。Deniseは過去の日本のシャトルミッションにも関わって来たそうで、K垣内氏やU田女史やI川氏も飲み友だち(?)らしい。8月末のTechnical Interface Meeting @ 筑波に来れるとよいねえ。

 夕食はアメリカンスタイルのレストランでエビの空揚げ。中々美味でした。ワインを買って帰る。ホテルの1Fのジムで15分ばかりジョギング。2kmちょい。USオープンゴルフはウッズが−6でブッチぎり。ワインを飲んだら猛烈に眠くなり、22時寝る。


6/16 またも3時に目が覚めたけど、紅茶を飲んで再度ベッドにもぐり込んだら7時半まで眠れました。朝食はカレー。

 今日は早く終わったので、JohnとNancyに誘われて、みんなで車で1時間半の所にあるジャっク・ダニエルの蒸留所へ。まずは昔の町並みを保存してある一角があって、土産屋になっているので、そこをウロウロ。グラスと薫製用チップを買いました。ちなみにここの町は今でも禁酒法が生きていて、お酒を作るのは良くても、お酒を売ったり飲んだりできないそうな。だからジャック・ダニエルグッズは沢山あるけど、肝心のウィスキーは売っていない。アメリカ人の考える事はよくわからん。

 ここから車で数分の蒸留所へ。最近ビジターセンターが新しくなったそうな。ある程度人数が集まるのを待って5分ほどのビデオを見てからバスで蒸留所の一番奥へ。ここから歩いてセンターまで戻って来る。最初に見たのは木を燃やしてチャコールを作る所。ジャっク・ダニエルがバーボンでなくテネシーウィスキーなのは、チャコールで濾すからなんだそうな。次に材料の説明。トウモロコシ、大麦、ライ麦。これって、トウモロコシが加わった事を除けばアイリッシュウィスキーと同じじゃない。要するに、アイルランド移民がアイリッシュウィスキーと同じものを作ろうとした訳か。アイルランドは天然の泥炭(ピート)がいくらでも取れるけど、アメリカにはないから、わざわざ木を燃やしてチャコールを作ってまで。

 その後は、発酵タンク、蒸留、濾過、貯蔵等々。途中から雨が降り出して、建物が別々になっているため、移動中にずぶ濡れになってしまいました。

 そのあとハンツビルに戻ってステーキの夕食。金曜の夜とあって1時間以上待たされてしまいました。アメリカ人にとってもステーキはご馳走なので、金曜日は混むんですよね。ホテルに帰ったら猛烈に眠い。NBAも大差だし。21時、シャワーも浴びずに沈没。


6/17 今日は休日。他の3人は車で出かけましたが(夜、前も見えない凄いサンダーストームに出くわして、帰って来たのは23時だったとか)、灯台は休養日。と言っても6時に目が覚めてしまい、シャワー浴びて、チャーハン食べて、洗濯して、ビール飲んで、日報をFAXしてウダウダ。昼食はカレーにつかったジャガイモが余っていたので、サイの目に切って、チンして、炒めて食べる。それからこの1週間のまとめ。結構頭の中もまとめられました。夕食はサッポロ一番。それからジムで3kmばかりジョギング。ビールとワインを傾けながらTV。ささやかだけど幸福な気分。
6/18 車2台で皆でロケットセンターへ。今日も暑い。ここはMSFCのビジターセンターです。T君はハンツビルは初めてとの事で、バスツアーも含めてじっくり見るとの事。残りの3人は来た事があるので、土産物屋に寄って、インド料理屋で昼食。やっぱりカレーは日本人の口にあう。

 その後、ショッピングモールへ。A氏は映画へ。S嬢はゆっくり3時間くらいかけて買い物したいとの事。灯台はCD屋と本屋位しか寄る所はないので、1時間後に待ち合わせて1回ホテルへ帰り、その後S嬢は再度買い物となりました。お土産のカレンダーとCDの安い序曲集を買って待ち合わせ場所へ。それからS嬢の運転でホテルへ。ところが、ホテルへついて車を降りるとゴムがコゲた様な臭いが。良く見ると、後輪のホイールの部分からわずかに煙・・・。どうも、サイドブレーキを戻さないまま走って来たらしい。近距離で良かった。

 しばらく部屋でぐ〜たら。17時過ぎ、G氏Y氏が相次いで到着。18時、夕食へ。S嬢は部屋にいるとの事。大事なかったので周囲は気にしてないけど、本人はやっぱり落ち込んでいるのでしょう。1週間もいると重たいものは食べたくないとの声で、13日の昼食でも行った中華の「ジェイドパレス」へ。

 店に入ると、チャイニーズかコリアンか、と聞かれる。ジャパニーズだと答えると、ならこれが分かるだろうと渡されたメニューは、表が中国語で裏がハングル。さっぱり分からないので英語のメニューを暮れと言うと、これがなかなか出してくれない。やっと出て来た英語のメニューをさっきのと比べると、全然違う。なんなんだ。ともあれ、軽いものを、と麺を注文。ところがキムチは出て来るわ、麺はまるで焼肉屋の冷麺を暖かくしたようなものだわ。結構美味しかったけど、実はここはコリアン系の経営だったのか(ちなみに、アメリカ人の客が食べていたのは、普通の中華でした)。ホテルに戻って20時沈没。


6/19 4時に目が覚めたけど二度寝して6時半起床。お茶漬け食べてMSFCへ。昨日到着した2人がいるので、セキュリティオフィスで2人のバッジングしてから、今日も講議を聞く。昼飯はJohnが「最近出来たニューオリンズ風のレストランがあるから行こう」とてそこへ。駐車場は一杯だったけど、中も広くて何とか座れた。どこがニューオリンズ風なのかは良く分からないけど、スパイシーなチキンは美味でした。付け合わせのガーリックポテトも美味しい。アメリカの料理で唯一ポテトは美味しいよね。

 夕方、一旦ホテルに帰り、ちょっと時間があったので明日の予習。軽い物が食べたいと言う事になり、今日は月曜なので先週も行った日本料理屋でスシ。帰りにスーパーに寄ってビールとワインと生のラズベリーを買って帰る。ラズベリーはちょっとカビてたけど、熟したラズベリーはこ〜ゆ〜味なのか、と納得。雨の降り出した中をホテルに戻る。NBA Final は 4Q に 103 - 103 の場面もあったけど、LAが勝って優勝。


6/20 3時に目が覚める。オレンジジュース(アメリカは(濃縮してない)ストレートのオレンジジュースが美味しいのです)飲んで寝る。6時に起きてチャーハンを作るも、あんまり食欲ないなあ。腹の調子が今ひとつだし。昨日のスシか。

 今日からTA氏が合流(昨夜着いていたのですが、部屋の番号が分からなかった)。バッジングの後、HOSC (Huntsville Operations Supoort center)の建物へ。今日はMSFCの人達が運用のシミュレーションをやっているのを、隣の部屋でヘッドセットつけてモニタリング。ヘッドセットを付けると「運用!」の雰囲気が出て気合いが乗るね。ただ、6時間聞きっぱなしは疲れた。おまけに部屋が滅茶苦茶寒い。いくら半袖のYシャツとは言え、超暑がりの灯台がここまで閉口するとは。

 ホテルに帰って、今日の反省会。それからハンツビルで一番ステーキが美味いというFog Cutterで夕食。値段も30ドルしたけど、確かに美味でした(ちなみにこの前行ったOutbackは安いけどオーストラリアビーフなんだよね)。ホテルに帰ってシャワー浴びて洗濯(灯台は荷物を最小限しか持って行かないので、毎晩下着の洗濯をしています)。22時半、寝る。


6/21 5時半起床。今日もシミュレーションのモニタリング。昼食を食べに出れないので、コメをたいてオニギリを作る。朝食はカレーとベーコンエッグ。

 昨日、Johnに「8時半にセキュリティで」と言われてセキュリティオフィスで彼を待つも、なかなか来ない。時間には厳しい人だし、もしやとHOSCに行ってみると、彼はHOSCの入り口にいました。HOSCは専用の入構用のバッジがないとドアが開かないので、そのバッジの装置のある場所を彼は「セキュリティ」と言ったようです。英語は難しいね。

 寒い寒い6時間が終わり(疲れた)ホテルへ。Deniseから隣町のレストランへ誘われたのですが、寒さのせいか体調が悪い。他のみんなを見送って、灯台はホテルに残る。残っていたジャガイモを細かく切ってチン。ベーコン、ハム、オイルサーディンと炒めて夕食。シャワー浴びて20時。今から寝ると、また明日早く目が覚めるなあと思っているとG氏から電話。ビールとワインを飲みながら雑談。22時、就寝。


6/22 3時半に目が覚めたけど、再度寝る。6:45起床。眠い。今日も朝食はカレーとベーコンエッグ。ベーコンと卵がこれでなくなった。今日と明日はTechnical Meeting。下手な英語で説明したり、質問に答えたり。疲れた。

 夕方、一度ホテルに戻って着替え。スーパーでビールやワインを買い出しして、Johnが予約してくれたMSFC内のキャンプサイトへ。Johnが作ってくれたチーズバーガーやNabcyのサラダに舌鼓。ここはテネシー川の河畔にあって、食事の後はJohnのモーターボートに乗って川へ。ライフジャケットを着て川に入り、1人用の小さなゴムボートに乗る。で、これをロープでモーターボートに繋いでスラロームの始まり。段々とスピードが上がり、最後は転覆。面白かったけど、テネシー川の水を飲んでしまった。

 ホテルに戻り、皆で手分けして書いた出張報告をまとめ、24時間営業のKINKOSから日本へFAXすべくホテルを出ようとしたら、S嬢が「部屋のカギがない」とうろうろ。部屋を出る時、部屋の中に閉じ込めたらしい。午前1時、就寝。あと1日。


6/23 7:15に目覚ましの音で目が覚める。結局、帰る前になって時差ぼけは直ってしまった。最後のカレーを解凍して朝食。今日もTechnical Meeting。ゼイゼイ。

 昼食は日本食の「EDO」へ。ここは経営は日本人で、まともな日本食を食べさせます。ディープサウスで日本人がやっていくのも大変だろうなあ。灯台はサシミ定食。サバ塩とかもついていて、美味でした。Johnはスシ+サンマ塩焼き定食を食べてました。美味しいのかねえ?

 3時、全て終了。皆様お疲れ様でした。TA氏は夕方の飛行機でヒューストンへ。残りは荷物をまとめ、最後の夕食は HOOTERSへ。ここは 全米に網を張るチェーンで、HOT なチキンウィングが名物ですが、ホットパンツのおねいさんが運んで来てくれるという(運んで来てくれるだけです。常連になると、ヒマな時間帯なら話し相手にもなってくれるみたいですが)。でも、安いんですよね。日本のバニーさんのお店も見習って欲しい。あと、結構家族連れが来ているのも面白い。この辺はお国柄ですか。

 ホテルに帰って荷物の点検。お菓子はバラまいたし、靴下は穴の開きそうなのを持って来て捨てて帰るし、靴も捨てて帰る。お土産も多少買ったけど、スーツケースには空きがあったりして。さて、寝るとしましょうか。


6/24 午前4時半に目覚しが鳴る。うう、眠い。シャワーを浴びて荷物の最終点検。それから最後に残った冷凍のご飯をチンして、お茶(現地で買った緑茶のティーバック。正直美味しくない)をかけて朝食とする。5時半、ホテル発。空港に向かうハイウェイから見る朝日がきれいでした。空港に着いてレンタカーを返して6時。チェックインして空港ロビーでしばし待つ。

 7時10分。定刻にテイクオフ。2週間過ごしたMSFC(NASA の Marshall Space Flight Center)が良く見えました。35分でアトランタ着。ただし時差のため8時45分。アトランタ着は10時20分なので、免税品店をひやかす。ジャックダニエルの良い奴を2本ばかり。カウンターで交渉したら、通路際の席に変更できたし、よしよし。

 9時45分、登場開始。何か一番後ろの列だけど、トイレも近いし、まあいいか。席は9割埋まって出発時間。ところが一向に動かない。何か、書類の手続きで手間取ってるとか。11時、ようやくゲートを離れる。所が、少し行ったら止まってしまった。11時40分、少し動いてまた止まる。アナウンスがあって、機のバランスを整えるため、燃料タンクの間で燃料を移動するとのこと。12時半、手続き上のミスがあって重量オーバーの可能性があり、当局側と交渉中とのこと。オイオイオイ。

 13時半、このままでは重量オーバーで飛べないので、一旦ゲートに戻るとの事。14時、ゲート着。重量を減らすために燃料を100万ポンド(5t 弱)抜くので1時間かかる。一旦出て欲しいとてコンコースへ戻る。はあ。腹が減ったので売店でポテチを買う。そしたらサンドイッチ(機内でフライト中に出す奴)とソフトドリンクのサービスが始まったのでした。まあ、そうだわな。人間腹が減ると怒りっぽくなるし。こちらももらって人心地。

 15時、再搭乗。15時半、やっとテイクオフ。滑走路を一杯一杯まで使っていました。なお、燃料を抜いた関係で、西海岸のポートランドに降りて給油とか。やっとこ食事が出たのでこれを食べて、そのまま寝る。4時間半でポートランド(ただし時差があるので17時)。燃料やら食料を積み込み、18時テイクオフ。やっと帰れる。時計を16時間進めて、今は日本時間の25日10時。


6/25 映画で「荒野の7人」をやっていたので、これを見る。ただ、短縮版だったらしく1時間半で終わってしまいました。やる事もなので再び寝る。起きたのは成田着1時間前。食事を食べて成田タッチダウンは18時15分。5時間強の遅れ。天候不順ならともかく、こんな人的ミスで5時間も遅れられちゃたまらんなあ。飛行機もボロいし(今だにMD-11。今はB-777が常識でしょう)。もう2度とデルタは使うまい。

 この時間の成田空港は空いていてびっくり。まあ、今は出発のピーク時間帯だものね。買い込んだ新聞やら雑誌やらを読みながら成田線経由で帰る。アパート着は20時半。結局投票に行けなかった。HPをとメールちょこっとチェックして健康ランドへ。垢スリで旅の汚れを落とす。