ヒューストン出張日記 ・トップへ戻る  ・1つ上に戻る

 灯台の出張日記です。灯台はこんな怪しげな仕事をしてるんだなあ、と思っていただければ幸いです。もっとも、あんまり仕事の話は書いてないんですけどね(^^;。この業界、ちょっと特殊すぎて、仕事を説明するのが大変だったりするので。


7/7(水) 15時半頃成田に着く。チェックインしてから、新しくできた第一ターミナルのショッピングモールをウロウロ。同行のH氏と共に17時半搭乗。18時テイクオフ。機体が新しい777なのはいいけれど(しばらく前までは、MD11だった)、満員の客室には何故か2〜5歳くらいの子供が多い。全部で10人はいたろうか。灯台の隣も、母親と2歳くらいの女の子。慣れない飛行機で寝着きが悪いらしく、もぞもぞ動く足が灯台の席まで伸びてきて、脇腹をつん。おかげであんまし眠れなかった。。。しかし、ダラスまで12時間。親は大変だ。

 ダラス着16時(以下現地時間)。乗継ぎ便までは1時間半。ワインバーでテキサス産のワインを傾ける。そろそろ搭乗時刻なのでゲートに行くと、20分程遅れるという。良くある事なのでベンチで待っていたら、いきなりキャンセル(欠航)になってしまった(どうやら空港の近くに雷雲があるらしく、全ての便が乱れていた)。今日の残りの便は満席。明日も11時まで空きは無いと言う。ヒューストンには2つ空港があって、灯台達が予約していたホビー空港行きはこの状態だが、インターコンチネンタル空港行きなら空席があると言われ、そちらに変更。レンタカー会社に行って予約の変更を行う。さて、この便も20時40分が22時になり23時になり、結局テイクオフは23時50分。
注:インターコンチは街の北側、ホビーは南側にある。NASAは街の南にある。


 
7/8(木) 午前0時半にインターコンチ空港に着くも、案の定荷物はホビー空港に行ってしまったらしく、着いていない。ホテルに届けてくれるとの事なので、仕方なくレンタカーを借りてホテルへ。ホテルに着いたのは2時45分だった。長い1日だったなあ。シャワーを浴びてバタンキュー。

 8時前にフロント行くと、既に荷物が届いていた。部屋に持って帰り、これでまともな格好が出来る(着替えは全て荷物の中だったので、行きに着ていたジーンズ+Tシャツしか着るものがない状態だった。カミソリも無かった)。とりあえずNASA(ジョンソン宇宙センター:JSC)で入構手続きをした後、現地法人のオフィスへ行ってあれこれ打ち合わせ。

 仕事を終えてスーパーで買い物をし、ホテルに戻ったのは20時半。野菜を刻み、日本から持って来た米とカレールーでカレーライスを作る。さすがに眠い。シャワーを浴びて23時就寝。


7/9(金) 6時に目が覚めてしまった。仕方がないのでチャーハンを作って食し、昨日のカレーにエビを加えて少し煮込み、小分けして冷凍庫へ。そして現地法人へ。午後はJSCで打ち合わせ。

 仕事は割合平和に終わった。(今週の頭から来ていて)明日の飛行機で帰る人達はメキシカンレストランへ行くと言っていたが、眠いのでパス(金曜の夜だけあって、1時間くらい待たされたらしい。行かなくて正解だったかな)。150gの塊が3つ入って3ドルと言う牛肉の1塊を焼いて食べる。ジムのランニングマシーンで30分走ってからシャワー。ビールを少し。まだ早いのでご飯をたいて冷凍庫へ。さらに残っていたジャガイモ・ニンジン・タマネギと肉で「肉ジャガ」を作り、これまた冷凍。やっぱり料理は楽しいなあ。猛烈に眠くなり、22時就寝。


7/10(土) またもや6時に目が覚めたしまった。チャーハンを作って食べ、ジムで30分ばかり走る。それからご飯を作って冷凍し(これで持って来た900gのコメはすべてたいて冷凍した)、歩5分のスーパーへ。ワイン1本と缶詰類を買う。昼頃から少し仮眠。ヒューストン市内へワインを買い出しに行ったH氏はどうしたかな?

 15時、H氏とO氏(現在、ヒューストンへ長期出張中)の3人でカジノへ。もっとも、テキサス州はカジノは禁止なので、隣の州まで車で2時間かけて走らなければならない。距離は優に150マイルはある。でもこれくらいはこの国では当り前の事らしい。O氏は、独立記念日の休暇には車でニューオリンズまで行ったとか。カジノの手前の一車線規制のおかげで30分程遅れたけど(5マイルも1車線規制をしていがら、工事とかは何もしてなかった。日本でこれやったら苦情爆発だろうなあ。ともあれ、18時にカジノ着。

 20時に集合することにして、一旦解散。まずはスロットで運試しするも、たちまち10ドルする。今度はブラックジャックへ。勝ったり負けたりしながら、20時の段階ではトントンだった。夕食を食べ(キャットフィッシュ(ナマズ)のフライ。淡泊で美味しかった)、さて
もう一勝負。ところが、ここからが悲惨だった。まず、土曜日で客が多いからか、さっきまで5ドルだったブラックジャックのミニマム(最低掛け金)が10ドルになっていた。まず、持っていた30ドルのチップを簡単にする。次に40ドルをチップに換えるがこれまた簡単になくなる。これが最後だと40ドルをチップに換え、一時は80ドル位になったが、結局これもなくなった。

 時計を見ると23時過ぎ。集合の時間だし、これで切り上げる。ロビーに集合して、さて帰るかとドアを開けると陸が無い!! 幅1m程のデッキの向こうには、暗い海がザワザワとさざめいている。このカジノが船を改造したものだって事は分かってたけど、まさか動くとは。次第に遠ざかる港の明りを見ながら、3人で立ち尽くす。今出港って事は、入港は明朝!? ひええ。 しかし係員に尋ねたら、0時半に戻るとのこと。ちょっと安心


7/11(日) じゃあそれまでもう一勝負となったけれど、これ以上注ぎ込んでも傷が大きくなるだけの様な気がする。で10セントの安いスロットで時間つぶし、のはずが、これが大当り。80ドルも儲かってしまった。

 0時半。H氏(彼は数十ドル儲けたらしい)とそろそろ帰るかねえと話をしたが、O氏はと見ると、ブラックジャックの台の前にチップの山を築いている。ここで止めようと言ったら恨まれるよなあ。ロビーで無料のコーヒーを飲みながら時間をつぶす。スロットに20ドル突っ込んだが、今度は簡単に無くなってしまった。柳の下にドジョウは2匹いないか。2時には再度出港との事なので、1時45分にO氏の所に行って、さすがにこれで切り上げる。結局。マイナス60ドルか。夜のインターステートを快走し、ホテルに戻ったのは5時前。

 11時に目が覚めてしまった。カレーを解凍して食い、ジムで30分程走る。眠いけれど、今寝ると夜眠れなくなるので耐える。洗濯をし、近所のスーパーでコロナビール(メキシコ産)を買い込み、ちびちびやりながらTVを見る。野球のフューチャーオールスター(日本のジュニアオールスター)をやっていた。面白いのはチーム分けで、USA対その他の地域。そうやってウダウダしながら時間をつぶし、カニチャーハン(豪華にカニ缶1缶入り)を食べてから20時に寝る。


7/12(月) 午前4時に目が覚めてしまった。はあ。しばらくもぞもぞしていたけど眠れないし、起き出してコンフレークとベーコンエッグの朝食。それから風呂に入る。

 あれやこれやと打ち合わせをし、報告書をまとめてホテルに戻ったのは20時だった。肉を焼いて食べる。毎日早く寝て早く目が覚めるので、ビールとワインを片手になるべく遅くまで起きていようとするも、21時半沈没。


7/13(火) で、5時に目が覚めてしまったけど。今日は2度寝できた。7時半に起き出す。今日のコーンフレーク(レーズンブラン)はまずかった。

 今日は割合早く、18時に仕事が終わったので、近くのショッピングモールに行く。もっとも、特に買うものって無いんだよね。1時間程ブラブラしたけど、結局買ったのはGODIVAのチョコレートのみ。明日の朝の便で日本に帰る人がいたので、今日は珍しく外食。ステーキとエビを食べる。ステーキは美味しかったけど、エビは大したことなかった。やっぱりシーフードは東洋やね。ホテルに帰ったら眠い眠い。シャワーも浴びず、22時半就寝。


7/14(水) 6時に目が覚めた。昨夜のメニューの予定だった、カキ雑炊(ご飯にカキの缶詰をぶっかけて、卵を落としたもの)を作って食べる。その後、シャワーを浴びてお仕事へ。今日はコーヒーを飲まなかったせいか、やたらと眠い。今日から3日間はMultilateral Operations and Utilization Control Board(MO&UCB)と言う国際会議。もっとも、灯台みたいな下っ端は中央のテーブル(Round Table:円卓)に座れる訳もなく、取り巻きの席ではあるけれど。

 18時にお仕事終了。最近ワインに凝っているH氏は、先日見かけたと言う280ドルのワインを求めてヒューストン市内へ。こちらはホテルに戻り、日本から持参した塩ラーメン&ベーコン・エビ・ミックスベジタブル炒めを作って食べる。コロナビールを傾けながら女子バスケットのオールスターを見ていたけど、眠くて21時半には沈没。


7/15(木) 6時に目が覚める。最後の卵とベーコンでベーコンエッグ。それにコーンフレークと牛乳の朝食。冷蔵庫の中味も段々と減っていくなあ。シャワーを浴び、30分ほど2度寝をして、8時にホテルを出る。今日もMO&UCB。

 昼食は日本チーム5人で「みやこ」と言う日本料理店でバイキング。テンプラが美味しかった。やっぱり日本人だねえ。見回すとMO&UCBに出席しているヨーロッパやらカナダの人もウロウロしている。ヒューストンにきて、わざわざ和食でもないだろうに。ちょっと「?」

 ホテルに帰り着いたのは20時半。最後のご飯とカレーを食べる。その後、H氏と車で20分程のドッグレースへ。4レースに10ドルばかり注ぎ込んだけど、さっぱり当たらず。ホント博才がないねえ。ホテルに戻ったのは23時。ワインを傾け、0時半に就寝。
(写真はドッグレースの犬券)


7/16(金) 7時、アラームで目が覚めた。さすがに昨夜遅かったら、自然には目が覚めなかったか。コーンフレークと冷凍のハムチーズサンド、コーヒー、オレンジジュース。シャワーを浴び、荷物をあらかたまとめてお仕事へ。雨が降ったり止んだりの変な天気。今日でMO&UCBもおしまい。思ったより早く、15時に終わった。某事業団のヒューストン駐在員事務所に移動して報告書書き。向井さんがパタパタしていた。

 ホテルに戻って来たのは20時前。最後の夜とて、H氏、T氏とシーフードを食べにいく。アペタイザーの生ガキ&シュリンプカクテルに続いて灯台が注文したのは、カニ&ロブスター。中々美味でした。ホテルに戻ったのは21時半。荷造りをし、最後だからと浴槽にお湯を張ってゆっくりつかる。残っていたワインを全て開けて、眠りに着いたのは0時過ぎ。


7/17(土) 5時起床。洗面してコーヒーとコーンフレークの朝食。荷造りを確かめて5時45分にホテルを出る。空港でレンタカーを返し、チェックインカウンターに並んだのは6時半。窓口は4つ開いていて、ファーストクラス用が1つとエコノミー用が3つ。灯台はエコノミークラスだが、アメリカン航空のゴールドカードを持っているのでファーストのカウンターへ。ところが、先頭の4人家族が何かトラブッているらしく、全然進まない。日本なら3つあるエコノミー窓口の1つをファーストに振り変えるのだろうが、アメリカはマニュアル社会である。マネジャークラスが出ていればともかく、下っ端がその場の判断で臨機応変に対応する様な事はない。エコノミーがどんどん進んで行くのを横目に忍の一字。灯台は飛行機が8時だからいいが、後ろのおねいさんは7時過ぎのNY行きとかでイライライラ(結局、間に合わなかったらしい)。結局40分以上待たされたよ。

 8時テイクオフ。9時半、ダラス着。免税品店でreiko様リクエストのバーボンを買う。11時、成田に向けてテイクオフ。やっと帰れる。


7/18(日) 飛行機の中は3時間しか眠れなかった。まあ、「ラヂヲの時間」が面白かったからいいか。14時15分、成田着。